5月19日
CO006便にて成田から最初の経由地ヒューストンへ。成田では搭乗手続きの際に前側の席をリクエストした。その理由は03年8月に突如、中南米諸国の国籍の人を対象にアメリカを経由して自国へ帰国する際に認められていた、アメリカのビザ免除プログラム( TWOV )が昨今のアメリカを取り巻く世界情勢の変化に伴う安全措置のために廃止され、経由地ではビザを持っている人、そうでない人も入国審査に時間が従来よりもかかるようになった。飛行機は成田を定刻どおり14:55分に出発。途中アリューシャン列島、アラスカを通り定刻どおり13:40にヒューストンへ到着した。席が前から3番目だった為、機内からは早く降りることができ上記の事を心配しながら、パスポートと航空券、入国カードを提出して入国検査を受ける。荷物を受け取り(アメリカでは最終目的地がどこだろうと入国審査と税関検査を必ず受ける)税関検査、セキュリティーチェックを受け、乗り継ぎ便の再搭乗手続きを行い、今度は乗り継ぎ便のゲートへ向かう、 CO 便でヒューストン経由の場合は日本語の通じる係員が乗り継ぎ便の再搭乗手続きが終了したところにいて、乗り継ぎ便のゲートの番号を教えてくれて便利だ。但し最後には自分の目で確認をお勧めする。マイアミへと向かう CO 1890便は15:20出発。機内ではスペイン語が飛び交いカリブ海、中南米諸国の人たちが多く住む都市へ向かう雰囲気となった。マイアミには19:26 分に到着。1階で預けた荷物を受け取り、再び2階へ上がり最終目的地ナッソーへと向かうバハマエアーのカウンターへと向かうが、夜8:00となり空港は閑散としておりカウンターの場所が見当たらなかった。デルタ航空とエアカナダに挟まれたところにあった。チェックインをしていると横には大きな荷物(押入れに入れるプラスチックの収納ケース)を何個も持ったバハマの人達がいた。ほとんど女性でしかも大きな体格の人だ。搭乗口へと向かうが時間帯が遅いため飲食店などはすでに営業を終えている状態で閑散としている。アメリカの出国カードを本当は係員に手渡さなければならないのに外国籍は自分だけなので求められずに搭乗した。マイアミ空港を21:55に離陸して1時間足らずでバハマへ到着。遅れずに定刻どおり到着。入国審査、税関の検査を終えて出迎えを受け、本日の宿であるカシュアリーナスホテルへ空港から20分で着いた。ホテルはシーズンオフということもあり、宿泊客は自分だけのようだ。
5月20日
まずは、バハマについて、フロリダ半島の東約90km沖に位置し、全部で773の小さな島が800kmにわたって連なるバハマ諸島である。しかし95%は無人島で人の住む島は30ほどと少ない。首都はニュー・プロビデンス島のナッソー。1973年に独立するまでイギリスの植民地だった。ナッソーのあるニュー・プロビデンス島の他にグランド・バハマ島エルセーラ島、アンドロス島がリゾートとして有名。ナッソーはバハマの首都。町そのものは大きくなく、のんびりした雰囲気だ。
終日、ナッソーのホテルの見学。宿泊ホテルのカジュアリナースホテルの見学。ここは今回宿泊したガーデンビューと道路を挟んで反対側のオーシャンビューの部屋のタイプが2種類ある。部屋はバスタブ、シャワーもあり清潔だが、クーラーの音がうるさいので改善してほしい。5月はシーズンオフということも、宿泊客は自分だけで オーシャンビューの部屋はプールの水も抜かれて、改築中とのことだが、どうみても進んでいる気配がない。このホテルは市の中心からは離れているが、市の中心まではどこまで乗っても1ドルバスが走っており便利だ。スーパーマーケットに近く、部屋によってはキッチン等もあり自炊も可能だ。1〜3月までのシーズンには日本人の学生やサーフィンを趣味とする人達の長期滞在で人気があり利用が多いとの事。ホテルの部屋はクーラーの音が大きかった。
次にサンダルズ・ローヤル・バハミアン・リゾート&スパを見学、ここは18歳以上のカップルオンリーのオールインクルーシブ、つまりホテル内のレストランでの飲食、スパ、ジム等のすべての施設の利用が宿泊代金に含まれており宿泊客はカードを掲示するだけでOKというシステムだ。18歳以上の利用制限の為、プールサイドを子供たちが走り回るというおなじみの風景もなく、落ち着いた大人の雰囲気だ。日本人のスタッフもいて、滞在中のレストランやスパの予約等を手伝ってもらえる。また、プライベートビーチがありバハマの青い海を満喫できる。海に面したガゼボがあり結婚式も出来る。しかし、最近日本人の利用が少なくさびしいとのこと。日本からはホテルの性質上、主にハネムナーの利用が多いとのことだが、シーズン中はアメリカからのも学生旅行も多いとのこと。
続いてはバハマの市中心部にあるナッソー・ビーチ・ホテル、ウィンダムホテル、クリスタルパレスホテルを見学、日本人の宿泊客も少なくあまり細かくは見学しなかった。ここはホテルがその他にあり隣接している。ウィンダムホテルは昔マリオット系列だったが、最近系列が変わり、現在の名称となった。ここにはカジノがあり、ケーブルビーチ周辺の他ホテルからも送迎バスが出ており利用も可能だ。昨日泊まったガジュアリーナスホテルからも1ドルバスがあり利用も可能だ。(但しバスは18時まで夜はタクシー利用だ。)
ブリティッシュコロニアルヒルトンホテルを見学。もともとここは1900年に創業でナッソー最古だったブリティッシュ・コロニアル・ビーチ・リゾートを1999年にヒルトンが1999年にリニューアルオープンさせた。名称の通り、英国コロニアル風の外観の造りだ。プライベートビーチを持つナッソー市内で唯一のホテル。ナッソーの港がありクルーズ船が出入りするのが目の前に見える。また、ダウンタウンにあり、ストローマーケットや繁華街が近く、アトランティス島へのフェリーボート乗り場も近く散策には便利なホテル。
次にパラダイスアイランドブリッジを渡り、アトランティスアイランドへ移動。ここは別名アトランティス王国と呼ばれているほど、アトランティスホテルの影響が強い。
まずはシェラトンホテルの見学へ行ったら、5月で閉館となり工事中でどうもシェラトンホテルから別の系列への売却が決まっているらしい。
続いて、アトランティスアイランドの端にあるオーシャンクラブへ向かう。ここは世界でお金持ちと言われている人が多く VIPの利用も多い。アメリカのクリントン元大統領が宿泊したこともあるホテル。敷地に入るにはゲートの警備員に目的を告げるほど厳重だ。ここもオールインクルーシブで、コロニアルタイプの外観の全館2階建てのホテルだ。ここにはニューヨークの有名なシェフがいるレストランもあり、バハマでは有名なレストランだ。ビーチも海の色がとてもきれいで他のホテルも近くにはないため、落ち着いた大人の雰囲気を持つホテルだ。アトランティスホテルとは同系列で送迎バスも出ており、カジノや水族館などの施設の利用も出来る。
最後に今日から2泊宿泊するアトランティスホテルへ。ここはマイケルジャクソンの御用達ホテルだそうだ。ホテルはローヤルタワー、ビーチタワー、コーラルタワーの3種類の建物に分かれており、合計で3050室規模の大型ホテルだ。ここには敷地内にプライベートビーチ、スパ、カジノ、プールはもちろんある。アトランティス王国という架空の海中都市をイメージしているので、敷地内には海水を引いた水路が張り巡らせ、エイやハンマーシャーク、海がめ、カリブ海の魚が泳いでいる。この水路の下に通路があり、海中トンネルや水族館として見学が出来るがホテル利用者はルームカードで無料だが、外からは 25ドルの入場料が必要だ。05年には1000室規模のホテルがまたオープンするのでさらに規模が大きくなり5000室の超大型ホテルとなる。日本からも各旅行会社のパンフレットにも登場する有名なホテルだ。
ホテルにチェックインして、部屋に入りしばらくしても荷物が来ないのは困った。週末で団体の到着時間とも重なったので、結局2時間位かかった。何とかしてほしいと思う。部屋はローヤルタワーの上にあるウォータービュールームで、一人では広すぎる部屋だ。
5月21日
朝食後はナッソー市内の見学へと出かけることにした。まずホテルから徒歩で、パラダイスアイランドからナッソー行きのフェリー乗り場へと向かう。桟橋ではフェリーを待つ間に日本で言うところの流しのおじさんがギター片手に歌う(演奏後、しっかりチップを取られた)ので、にぎやかだ。フェリーには出発時間がなく、人が集まったら出発という感じだ。ナッソーの市内までは大体20分位で風が涼しく、海の色はきれいだった。反対側のナッソーにはアメリカからの大型クルーズ船が3隻入っていた。桟橋を回り船着場へと到着、船内でもガイドがいろいろと説明をしていたが、ここでもチップをしっかり取られた。フェリーを降りると、徒歩で市内を回ることにした。町は大きくないので徒歩でも、ちょうど良い感じだ。メインの通り、ベイストリートを歩き、まずはパーラメントスクエアへと向かう。ここは、コロニアルスタイルの建物に囲まれた小さな広場で、広場にあるフラミンゴ色をした建物は19世紀建てられてから政庁として利用されている。次に緩い上がり坂を行き、フィンキャッスル砦と水道塔へと向かう。
フィンキャッスル砦は1793年に作られ、船の先のような形をしている。階段を上り砦の上に上がると、大砲が3つ、海に向かって設置されている。次に隣接した水道塔へ。塔の下にある売店でチケットを買い、エレベーターもしくは階段で上がると、高さが38mあり、ナッソーで最も高い場所で、バハマ市内を一望出来る、風が心地よい。
次に見た、ガバメント・ハウスは1803年に建てられて、最近まで大統領の官邸として利用された建物で正面の階段の中ほどにはコロンブスの像が立つ。建物のピンク色が青い空に映える。町には歴史的に古い建物が多く、教会などを見ながら坂を下り、ベイストリートへ。フリーポートでタックスフリーの特徴を生かしたグッチなどのブランド店や酒屋が並び、その横にはお土産屋があり、とてもにぎやかだ。
最後に、桟橋近くのストローマーケットを回る。ここは屋根つきの区画に、細い通路の両側にナッソーの民芸品のストロー(やしの葉)で編んだ、帽子やカゴ、バスケットなどを売る店がぎっしりと並ぶ。でも商品はほとんど同じものに見えた。帰路もフェリーにて戻った。
5月22日
出発まで時間があったのでアイランドブリッジの下にあるフィッシュマーケットへ行った。ここはコンク貝やえび等が水揚げされており、小さな店の軒先にはコンク貝が並べられ、貝の身を殻から取り出す風景が見られる。しかしここは治安が悪く観光客向けではないとのこと。
昼食は名物のコンク貝料理専門のコンクフリッターというレストランで、コンク貝のグリルを食べた。貝の身を野菜と一緒にアルミフォイルに入れて、包み焼きしたものだが、量が多くこれだけでお腹一杯になってしまった。昼食後に空港へと向かう。
ナッソーの空港ではアメリカの入国管理事務所があるので入国審査が事前に受けられる。今回はジャマイカのモンテゴ・ベイへと向かった。チェックインを済ませ、セキュリティー検査を行い待合室で待機し、時間が来たら搭乗口へと向かう方式だが、バハマの出国審査がなかった。モンテゴ・ベイへと向かうジャマイカ航空62便の機内はフリーポートのバハマに買い物へ来たジャマイカの人達で、30人位の乗客で閑散としていた。15:15分に無事にナッソーを出発。飛行時間が2時間位なのに軽食のサンドイッチが出て、なおかつドリンクサービスがありワインなどが飲めた。モンテゴ・ベイには15:40に到着するとバハマの青い空に取って変わって、外は日本の梅雨空のようにどんよりとした空だ。入国審査はホテル名や滞在日数を聞かれ、2枚組みの出入国カードを渡し1枚を返却される。この1枚に滞在先のホテルで確かに宿泊したことを示すスタンプを押してもらうことになっているが、今は免除されているとのこと。税関では申告、未申告と分かれているが、未申告は左側の2〜3ヵ所しかブースがなく、見分けにくい。同時に着いたヨーロッパからのチャーター便の人達も申告のブースに並び、申告するものもないのにスーツケース等を開けられ細かく見られていた。表示が分かりやすくなればと思う。
税関を出たところでガイドと合流、外はバハマと違いかなり蒸し暑い。車に乗ると車内ではドライバーの趣味だろうか、お約束?のレゲエミュージックが大音響で流れておりジャマイカにいることが感じられる。空港から繁華街のボトムロードまでは20分で到着する。しかし海が見えて来ないのでリゾート地には思えられない。町並みもバハマのようにカラフルではなく、少し古く色も暗く見えた。ジャマイカでは本日から週末とレイバーディと言う休日が始まり連休となる。
ジャマイカについて秋田県と同じ面積をもつ東西に235km、南北に82kmの島国。カリブ海でキューバなどに続き3番目に大きい島だ。マイアミから南へ約1100km、キューバからは128kmに位置する。標高2256mのブルーマウンテンを中心とした山脈が中央にある。首都は南側にあるキングストン。1962年に独立するまでイギリスの植民地だった。住民の多くは植民地時代に連れてこられたアフリカ人の子孫。
モンテゴ・ベイは島の北側に位置する、ジャマイカ第2の都市。美しい白浜のビーチを持つカリブで最も人気のあるビーチリゾートエリア。リゾートホテルが多数揃っている。
早速、市内の見学せずにホテルの見学を始める。まずはラウンド・ヒル・ホテル&ビラ。ここは市内より13km離れた半島にあり、静かな環境にあり、フロント棟とパイナップルハウスと呼ばれる客室棟があり、さらにビラが敷地内に点在するという作りで、ビラへはゴルフカートで移動する。ビラには1棟が2から4室の作りとなっており、各部屋はバス、シャワートイレ等を完備し、建物には応接間や専用のプールがある。
次はコーラル・クリフ・ホテルを見学。丘の斜面を利用したホテル。入り口にはゲームコーナーがあり、その脇を抜け、階段を上がった所にフロントがある。エコノミークラスホテル。
最後にドクターズ・ケーブ・ビーチ・ホテルを見学。ここは名称の通りドクターズ・ケーブ・ビーチの前にあり、付近はボトムロードと呼ばれる繁華街にあり、散策に便利。ホテル自身の敷地は大きないが、プールや身障者用の部屋もある、エコノミークラスのホテル。
本日はザ・グロースターシャイア・ホテルに宿泊。ボトムロードに面し、ドクターズ・ケーブ・ビーチの入り口に面している。ホテルの規模は大きくはないが、プールもあり、部屋はきれいで、バスタブもありシャンプーもある。部屋は海と道路に面した部屋だが、車の音がうるさかったのが残念だ。
5月23日
朝食後、ホテルを出発し東にあるオーチョ・リオスの町へ、途中、モンテゴ・ベイ市内のホテルを見学しがら向かう。しかし、天気が悪く、強い雨が降ったり止んだりした。おかげで、青い海が見られなかったのが残念だ。以下、見学したホテルを簡単に紹介したい。
サンダルズ・ロイヤル・カリビアンホテル。外観が白とピンクの建物。18歳以上のカップルのみ利用。滞在中のホテル内の費用は宿泊代に含まれている、オールインクルーシブのホテル。日本人のスタッフもいる。客室はオーシャンビューとガーデンビューの2棟あり、6つの部屋のタイプはがある。ビーチの沖合にはサンダルズ・キーと呼ばれるプライベートアイランドにレストランがある。
コヤバ・ビーチ・リゾート&クラブ。オレンジ色の屋根。コヤバという名称はジャマイカの先住民の言葉で天国を意味している。部屋数は多くなく、中庭を囲むように客室が配置されている。バーも昔の古いスタイルで雰囲気が良い。ロビー奥にバーやレストランが併設されたプールがあり、その先にカリブ海が見える。ここはお勧めできる。
サンダルズ・モンテゴ・ベイ。ここも18歳以上のカップルのみ利用のオールインクルーシブのホテル。ジャマイカのホテルの中で最も長いと言われているプライベートビーチを持っている。客室は10タイプもある。
ハーフ・ムーン・ゴルフ・テニス&ビーチ・クラブ。世界のリゾートの中でもトップクラスのホテル。日本からもハネムナーはもちろん芸能人に人気が高いホテル。敷地には熱帯植物が植えられて、白を基調としたエントランス、ロビーの先にはカリブ海の海が見える。ダイビングやウィンドサーフィン、乗馬などのアクティビディもあり、近々イルカの餌付けやショーも加わる予定。
ザ・リッツ・カールトン・ローズ・ホール・ジャマイカ。ロビーは重厚な作りとなっており、コロニアル様式で建てられた白壁の客室棟が左右に建つ。その内側にはやしの木に囲まれた大きなプールがあり、さらにその先にはカリブ海が広がる。車椅子の利用者などにも対応したバリアフリーとなっている。また、全室禁煙となっている。
グランド・リド・ブラコ。ジャマイカの古い町並みを再現し噴水のある広場を中心に2〜3階建ての客室棟が14ある。各棟は石畳の小道にて結ばれている。熱帯植物が敷地に多く植えられ、緑が多い。もちろんプライベートビーチ、スパ、フイットネスセンターもある。16歳以上の利用が条件の大人のホテル。
ブリーズ・ランナウェイ・ベイ。2階建ての客室棟で各部屋にテラス又はバルコニーがある。部屋の床に白いタイルが敷かれており、シックな色使いにまとめられている。フイットネスセンターはもちろん、テニスコート、ゴルフ場もあり。ゴルフプロによるレッスンも受けられる。こちらも16歳以上のオールインクルーシブ。ゴルフレッスンも含まれる。
今日の宿泊はオーチョ・リオスのグランド・リド・サンスーシ。オールインクルーシブのホテル。部屋はワンベッドルームのジャグージースィートのビーチフロントだ。部屋に入るとウエルカムシャンパンのプレゼントがあり、さすがに一人で飲むのは侘びしい。バスルームはジャクジーのバスにシャワースペースは別に設置されており広い。夕食はジャケット着用のフランス料理のレストランで、その後はバーで2:00まで飲んでしまった。すべてオールインクルーシブなので支払いが発生しないのがうれしい。
5月24日
早朝7時にホテルを出発し、首都であるキングストンへ向かう。ホテルでは時間が早くて朝食が食べられず残念だ。山道を走り、途中シダの渓谷を抜け3時間ほどでキングストンに到着。デヴォンハウス前でガイドと合流し、キングストンでも主にホテルの見学だ。しかし休日のせいか、人がまばらでマーケットなども閉まっていて町は閑散としていた。
まずストロベリー・ヒルへ向かう。1930年代にイチゴが栽培されていたことが名前の由来となっている。ここはキングストン市街を見渡す山の上にあるビラスタイルのホテルで、オーナーはイギリス人でボブマーリーの休養していた。敷地に入るにはセキュリティーが厳しい。部屋の見学は叶わなかったが、カフェにて本場のブルーマウンテンコーヒーを味わい、雰囲気を楽しんだ。
ボブマーリー博物館へ行き、あいにくレイバーデーの為、休みだった。敷地内を見せて、もらい、翌日に除幕式が行われる新しいボブマーリー像を見た。あとナショナル・アリーナの近くにも像が建っている。
ヒルトンホテル、ペガサスホテルは高層階式スタイルのシティ型のホテルでニューキングトンと呼ばれる地域に位置し、ビジネス街にも近く、どちらかというと観光よりビジネスマン向けのホテルだ。ホテルの施設もビジネスマン向け作られており、エグゼクティブフロアーと呼ばれるビジネスマン専用階もある。
ホテル・フォー・シーズンズはニュー・キングストンの住宅街にある白を基調とした邸宅風のホテル。プールがある。こちらはレジャー向けのホテルだ、フロントは専用の棟にあり、その他に客室が3棟ある。
アルタモント・コート・ホテル。外観が黄色で目立つ、客室棟が3階建て白で統一されている。プール等もあるが、小さい敷地に建物を詰め込んだ感じがして、建物同士の間が狭く感じられた。
本日の宿泊は日本人が経営する、アイシャハウスと言うゲストハウスに宿泊。部屋にはキッチンがついており自炊も可能。日本語が通じるのがうれしい。いろいろな相談にも親身に乗ってもらえる。
5月25日
キングストンの空港では利用便ごとに場所が分かれる。搭乗手続き前にセキュリティー検査を行う。ジャマイカでは特にアメリカへ向かう便には麻薬の検査が厳しく行われる為、国籍を問わず機内預けのスーツケースを開けて、細かく念入りに調べる。喫煙家にはつらいがライターはやはり、没収の対象となるので、持ち込めないので注意が必要。搭乗手続き時にジャマイカの出国カードを渡す。空港自身は大きくなく共通の待合室で待ち、時間が来るとアナウンスが流れ、出発便の搭乗口に向かうという方法だ。最後に持ち込み手荷物の検査を行い、機内へ乗り込む。飛行機は13:25にキングストンを出発。カリブ海を北上し、途中窓の下にはバハマなどの島々が見えて海の青さが印象に残った。ニューアーク空港に18:24に到着。アメリカの入国審査を済ませ、ニューヨークへと向かう。ニューアーク空港はニューヨークの隣のニュージャージー州にある、この空港はJFK空港で有名なジョン・エフ・ケネディ空港よりニューヨーク市内へ近く便利な空港なのは以外に知られていない。また、コンチネンタル航空がヒューストンと並ぶハブ空港として位置づけており、南米やカリブ、メキシコ等中米諸国への便も多い。ニューヨークでは、エンパイアーステートビルの展望台から、暮れ行くニューヨークの夜景を見学し、国として繁栄ぶりに感動した。車窓からニューヨークの5番街などを見学した。」
5月26日
今回はコンチネンタル航空利用なのでニューヨークからの出発空港はニューアーク空港となる。宿泊したホテルよりタクシーにて50分程で到着し、搭乗手続きを行う。まず、カウンター手前にある機内預け荷物のX線検査がなく、スムーズにカウンターの前へ行ける。ヒューストンも同様だが、出発便毎の手続きではなく前に並び順番がきたら呼ばれて、カウンターで搭乗手続きをするという方式。搭乗券をもらい機内預け荷物にタグをつけてもらうところまでは通常の手続きと同じだが、スーツケースなど機内預け荷物はここでは預けずに、セキュリティー検査を兼ねた専用の場所に預ける。中へと進み、CO009便の搭乗口で出発の 30分前に搭乗の意思の再確認を行う。この際にアメリカの出国カードを渡す。これを行わないと、荷物等を預けて実際に乗らない、不審者として扱われ再度搭乗者の数と荷物の個数確認を行うなど運行上の安全の問題にも発展する。こんなところにも昨今のアメリカを取り巻く、世界情勢の不安定さが見られる。時間通り11:10に飛行機は出発した、機内は満員でニューヨークの観光を楽しんだ人達で満席。成田には翌日13:50に到着。無事終了。
バハマ、ジャマイカと回ったがアメリカを回って12時間以上かかる地理的な遠さから日本人の観光客が少ないとのこと。ホテルにも日本人スタッフなどはいない。しかし、リゾート地として世界的に確立されており、アジアのリゾートを体験された人には次の段階としてこれからシーズンを迎えるのでお勧めしたいと思う。バハマの海の青さはとても印象的だ。日本からもアメリカン航空を利用すれば乗り継ぎ1回の最短時間でバハマには到着出来るし、自分のようにヒューストン、マイアミを経由するルートでも同日の到着は可能。往路、復路にニューヨーク滞在などアメリカの都市を組み合わせれば楽しめると思う。ホテルも海外のセレブ御用達の高級ホテルから、規模は小さいが設備の整ったエコノミークラスのホテルまであり、滞在の目的によってホテルの選択は可能だ。バハマとジャマイカの青い海をぜひ体験してもらいたいと思う。
羽鳥 貞昭
2004年5月