ドバイ ~1泊4日旅行記~

ドバイ ~1泊4日旅行記~

1泊4日で初めてドバイへ行った。1泊4日、今考えてみたらその4日間のうち三分の一の時間は空港で過ごしたことになる。確かに、ドバイの空港は広くて免税店も24時間OPENで空港にいてもなかなか面白いかもしれないが・・・。


砂漠サファリ
当社ファイブスタークラブのパンフレットのオプショナルにもある「砂漠サファリとバーベキューディナー」に参加した。砂漠の入り口までは市内から車で大体1時間くらい、ドバイの人々は普通の道路でもかなりのスピードで飛ばすが、高速道路に入ったらもっとすごい。時速120キロが普通の車のスピードで、その車をものすごい勢いで追い越していく車も結構いる。
高速道路をビュンビュン飛ばしていき、砂漠の入り口へ。砂漠に入ったらスピードは大分落ちるだろうと思っていたのだが、侮るなかれドバイのドライバー。なかなかのスピードで砂漠の中をとばしていく。さすがに120キロとは言わないが、時速50キロは越えていた。
砂漠の入り口は少し道が整備されていたが、中へ入っていくとこれぞ砂漠!といった感じになっていく。残念ながら、野生のラクダは見ることが出来なかったが、車の窓から何か生物の足跡を度々見つけることが出来た。
私たちのジープのドライバーの名前はアムール。大きな身体に坊主でサングラス、今人気のボブサップをスリムにした感じのたくましい人だった。
アムールは、最初はおとなしく前のジープの後を付いて行っていたのだが、途中から少しずつ本性を現してきた。
「マンボーッ!!!」と言いながら、砂漠の砂山を登ったり降りたり。私たちは叫びながら、怖がりながらも結構アムールの運転を楽しんだ。他のジープも同様で、ドライバーは客を喜ばせようと、果敢に砂山を攻めていく。
そうこうしているうちに、1台砂漠の砂にタイヤがはまり動きが取れなくなった。私たちは6台という大所帯で移動していたのだが、その他5台はこの車を救出しようとまわりに集まり相談。1台が後ろからロープで引っ張ることにした。しかし、ミイラ取りがミイラになったとはこのことか、その救出しようとした車も砂漠にはまり動けなくなってしまったのだ。しかもまた1台、砂漠にはまって動けない車が出現。計3台。砂漠にはまって動けない車が多数出たことにより、みな車から降り、各ジープの救出を見守ることとなった。
気が付けば夕方、日も暮れかかっている。自力で脱出したり、引っ張り上げられたりしてやっとのこと6台のジープは動き出した。
アラビアンナイト
 ジープは日も暮れかかった中、砂漠を進んで行く。と、遠くに急にテントのようなものを発見した。砂漠をジープは進んでいき、そのテントの集合はさながら小さな集落のようになっていた。車をとめる場所があり、その横には乗らせてくれるきれいに飾られたラクダがいた。私たち一行は車を降り、その集落のような集まりの中へ入っていった。
これぞ「アラビアン」といった感じの雰囲気そのままがそこにはあった。
バーベキューディナーがメインというより、その周りにあるもののほうが私にはとても面白かった。
ドバイのみやげ物屋等で水タバコの一式がよく見かけられたのだが、ここではその水タバコにも挑戦できる。私は普段タバコを吸わないのだが、ニコチンもタールもほとんどないというので試してみた。ここで体験できる水タバコは青りんごの味、吸ってみると確かに青りんごの風味というか味がする。水タバコの味は他にも蜂蜜などいろいろなものがあるらしい。
また、ここの一角では植物性の染め粉を使ったボディーペイントをしてもらえる。これは約1週間もつとのことで、私もしてもらったのだが花の模様でなかなかかわいらしい。一人一人少しずつ模様も違うようだった。そしてベリーダンス。長い髪の素肌をあらわにした女性が激しく踊る。ベリーダンスは必ず見たいと思っていたが、砂漠の中でたくさんの星の下で見るベリーダンスはアラビアンナイトそのものだった。ドバイは非常に魅力的な都市である。近代的なビルや巨大なショッピングセンターが立ち並び、ビシッとスーツを着込んでいる人もいれば民族衣装を身にまとっている人もいる。アラブの雰囲気とショッピングを同時に楽しみたければ是非ドバイに行って欲しい。
里村 麻由子
2003年2月

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