そこにあるのは『白砂ビーチ』と『ココ・ド・メール』だけ・・・インド洋の楽園セイシェル

そこにあるのは『白砂ビーチ』と『ココ・ド・メール』だけ・・・インド洋の楽園セイシェル


プララン島の美しいビーチ

まだまだ日本人観光客も少なく私自身もどこにあるのか曖昧であった国セイシェルは、アフリカ大陸に程近い南半球インド洋上、モルディブの南西、モーリシャスより北に位置する、主にヨーロピアンに人気のリゾート島国。そしてこの国を一躍有名にした神秘的なヤシの実「ココ・ド・メール」の生息する世界遺産のジャングルがここセイシェルの島にあります。

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セイシェルへは日本からドバイやドーハ、エチオピアなどにより乗り継ぎで約15時間。
今回はセイシェル政府観光局様にお誘い頂き、エミレーツ航空ドバイ乗り継ぎ、5泊8日の日程で研修旅行に参加してきました。


マヘ島の国際空港

セイシェルにはマヘ島、プララン島、その他バディーグ島、バード島といくつか島があり、島間は高速フェリーで移動が可能。今回は贅沢にマヘ島〜プララン島〜ラ・ディーグ島と3島巡りの行程です。

各島では海の色が違う沢山のリゾートホテルを見てきましたので、ホテル情報は後にまとめて、まずは各島情報を。

◆◆マヘ島◆◆
国際空港であるマヘ島。到着して建物の中に入るとすぐイミグレーション、とても小さな空港です。全長27キロ、幅8キロの細長い島はマングローブと白砂ビーチに囲まれています。ビーチはその場所によって色を変え、地形を変えるので、1ヶ所のホテルに滞在だけではセイシェルの海を知ることは出来ないでしょう。


コンスタンス・エフェリアの海


ヒルトン・セイシェル・ノートルム・リゾート&スパの海

この島には首都ビクトリアがあり、政治・経済の中心です。サー・セルウィン・クラーク・マーケットでは新鮮な魚や野菜、香辛料が売られ、地元の人々の台所となっています。周辺には教会やヒンズー教寺院などがあり、人々が集まりやすい場所の様です。


サー・セルウィン・クラーク・マーケット


市場近くのヒンズー教寺院

マーケットではサフラン、ターメリック、シナモンなど香辛料が豊富で、手頃な値段で購入出来ますので料理好きにお土産を。


1袋2ドルの香辛料/サー・セルウィン・クラーク・マーケット


新鮮な果物/サー・セルウィン・クラーク・マーケット


カラフルな洋服も/サー・セルウィン・クラーク・マーケット

◆◆プララン島◆◆
マヘ島よりフェリーで約1時間、9月は少々海が荒れているのでかなり揺れます。船酔いする方は酔い止めを飲む事をお勧めします。


フェリー乗船/マヘ島港


プララン島港に到着

プララン島はラグーンに囲まれた2番目に大きな島。マヘ島よりのんびりした雰囲気です。ここに不思議なヤシの実「ココ・ド・メール」が生息する世界遺産のヴァレ・ド・メ国立公園があります。


ヴァレ・ド・メ国立公園


生い茂るココ・ド・メール


歩きやすいトレイル

公園内は軽いトレイルとなっているので自由に散策が出来ますが、英語ツアーに参加するのもお勧めです。裸足で歩く陽気なガイドさんが公園内に生息するココ・ド・メールや草木などをレクチャーしてくれます。


ココ・ド・メールの楽しいトーク


ネイチャーガイドさん裸足!

プララン島には世界遺産のジャングルもありますが、ビーチも世界に誇る美しさ。世界的にも美しさが認められているアンス・ラジオ・ビーチは必見。島の西側に位置し、周りには何もない静かなビーチです。


美しいアンス・ラジオ・ビーチ


どこまでも続く砂浜

プララン島はレストランやショップがほとんどないので、食事はレストランで楽しむ感じです。


スパイシービーフサラダ


ホテルのレストランから絶景を眺めながらのランチ

◆◆ラ・ディーグ島◆◆
プララン島からフェリーで約15分、長さ5キロ、幅3.5キロの小さな島です。観光客の島内の移動は自転車。ホテルから水着姿で自転車に乗ってビーチに向かう姿が似合う島です。


約15分間乗船のフェリー

ここで行きたいのは世界的にも美しいと賞賛されるビーチ「アンス・スース・ジャルダン」。島の南部、農園跡地のリュニオン・エステイトの奥にそのビーチはあります。


リュニオン・エステイトの昔の家


リュニオン・エステイトには陸亀もいます。


アンス・スース・ジャルダン


もう少し晴れていれば!


犬も綺麗な海で嬉しそう

今回訪れたのは3島のみでしたが、他にもバード島、デニス島、シルエット島など自然が残る小さい島々にも行ってみたいと思いました。

セイシェルは島国なだけに物価は高めで、レストランでビール1杯700〜800円、水は1本約1ドルです。


一番よく飲まれるローカルビール

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セイシェルはどのホテルに宿泊するかが大事。クオリティはもちろんですが、ホテルの立地によって海の様子が全く違うからです。

◆◆マヘ島◆◆
◼︎CONSTANCE EPHELIA SEYCELLES

モルディブやモーリシャスにもあるコンスタンスリゾート。セイシェルにはマヘ島とプララン島にそれぞれある高級リゾートです。敷地はかなり広く、ホテル内はカートで移動する程。北側、南側とビーチも2ヶ所、プールは各建物棟に近い場所にそれぞれあります。また、陸亀を保護しているのでエサをあげる体験も可能です。お部屋はゆったりとして落ち着いた雰囲気。

◼︎AVANI seychelles BARBARONS RESORT

エントランスの向こうには海が広がり開放のあるデラックスクラスのリゾートです。客室はプールやビーチの目の前、室内はポップで明るい雰囲気です。アナンタラグループでホスピタリティも申し分ありません。

◼︎FOUR SEASONS

言わずと知れたフォーシーズンズ。ロマンチックなステイを楽しむ大人のリゾートです。マヘ島の南部の緑溢れる斜面に沿ってプール付きビラが建てられています。ホテル内はカートで移動、ビーチも入り江になっていてプライベート感バッチリです。

◼︎KEMPINSK SEYCHELLES

ビーチの背後には花崗岩の山が聳え、海だけではなく山の絶景も楽しめるリゾートです。ビーチとプールの間にビーチチェアが置かれているので一日中のんびり出来ます。ビーチ目の前のレストランではシーフードのグリルやサラダも楽しめ、セイシェルの雰囲気を盛り上げます。

◼︎EDEN BLEU

空港、フェリー乗り場に近い、トランジット使いのスタイリッシュなホテル。夜遅くに到着のフライトや、早朝出発に出発する場合に便利。近くにはレストランの入ったコンプレックもあり食事も楽しめます。

◼︎SAVOY SEYCHELLES RESORT

島の北西に位置するビルディングタイプのリゾートホテル。客室棟に囲まれて中心にプールがあるので、どこからでもアクセスがいいところ。プライベートビーチではありませんが目の前に白砂のロングビーチが広がっています。周辺には週末夜露店が並び地元の人々含め賑やかな雰囲気が味わえます。

◼︎HILTON SEYCHELLES NORTHOLME RESORT & SPA

世界中のヒルトンの中でも一番コンパクトなヒルトン。どこでもすぐ手の届く範囲でホスピタリティはバッチリです。ビラタイプの客室の目の前はシュノーケリングに最適な珊瑚の集まる岩場。透明度の高い海で沢山の魚達に会いたいならこのホテルをチョイスするのがお勧めです。また、サンセットが眺められるテラスを完備、ロマンチックな時間を過ごせます。

◆◆プララン島◆◆

◼︎CONSTANCE LEMURIA SEYCHELLES

マヘ島のコンスタンスよりワンランク上の大人のリゾートホテル。プララン島ならではの原生林に囲まれ、自然と美しく調和されています。ホテル内には18ホールのゴルフコースもあり、宿泊客は無料でプレーが可能です。美しいビーチ「アンス・ケルラン」で一日中過ごす贅沢を。

◼︎RAFFLES SEYCHELLES RESORT

プララン島北側の丘に沿ってビラが立ち並ぶ、洗礼された大人の雰囲気の高級リゾート。エントランスは高台にあり絶景が見渡せ、到着時より気分が上がります。美しい白砂ビーチは目の前、プールもスタイリッシュにまとめられついます。

◼︎LE DOMAINE DE LA RESERVE

島の北側にある四つ星ホテル。綺麗に整えられたガーデンに白亜のレジデンスタイプの客室が立ち並び、目の前には美しい白砂ビーチが広がります。客室数が多くない割にプールも広く、ファミリーにも楽しめ、ゆったりとした雰囲気のリゾートです。

◼︎PARADISE SUN SEYCHELLES

プララン島の中でも美しいアンス・ヴォルベールのビラにあるリゾートホテル。緑に囲まれるようにしてビラが建ち、各客室のドアもテラスの扉というアットホームな雰囲気でファミリーに人気です。

◆ラ・ディーグ島◆

◼︎LE DOMAINE DE L’ORANGERAIE

島唯一の高級リゾートでかなり前でないと取れない人気のリゾート。緑の中にあるビラタイプの客室で、アウトドアシャワーなど基本はナチュラルですが、モダンな雰囲気もあるスタイリッシュなリゾートです。

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この国にあるのは白砂ビーチのみ!(とココ・ド・メール!)とにかくゆったり過ごしたい人におすすめです!
白砂ビーチが美しくロマンチックなリゾートホテルが多いので、ハネムーナーや夫婦旅行にいかがでしょうか。
今回は駆け足でホテル回りをしたので、次回はのんびりラ・ディーグ島で一日中ビーチステイを楽しみに再訪したいと思います。

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◆◆スタッフお勧め度◆◆
・プララン島・・・★★★★★
世界遺産のココ・ド・メールの木を見に行きたい!
・ラ・ディーグ島・・・★★★★★

2019年9月
能祖

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