ギリシャ国旗の青と白が映えるギリシャのザキントス島・サントリーニ島へ

ギリシャ国旗の青と白が映えるギリシャのザキントス島・サントリーニ島へ

今回は出張で10月の中旬にシーズンオフになる直前の時期にギリシャへ訪問する機会を頂きました。相方に出張先を伝えると「ズルい!」。はい、憧れの場所の用ですが、残念ながら休みが取れないので、寂しい男一人旅が決定です。ギリシャと言えばハネムーンでのサントリーニ島の夕陽が有名なので、如何なることかと出発前は凄く気掛かりでした。
ギリシャまでは、直行便の就航がない為、今回はカタール航空を利用し往路は約20時間、復路は17時間の長旅でギリシャの首都アテネに到着します。ギリシャは約3,300にも及ぶ島々から形成されているので、ギリシャに行くなら島々への訪問も外せません。今回は定番のサントリーニ島に、最近人気のザキントス島の2島を巡るギリシャ周遊の旅9日間です。
アテネに到着し入国審査をして、荷物を受け取るとサントリーニ島行きの国内線への乗り継ぎです。国内線は空港のBエリア出発階への移動ですが、以外にスムーズに可能です。遅延がなければ2時間もあれば余裕で乗り継ぎが出来るでしょう。ギリシャについて最初の島は、サントリーニ島!!!国内線のスカイエクスプレスのプロペラ機に乗り約1時間で到着します。市内交通は、空港から約1時間に1本くらいバスが市内へ運行していますが、タクシー利用がお勧めです。空港出口には、タクシーが常に待機しているので、事前予約も不要かと・・・フィラ地区までも約15分20ユーロ位で行けます。

サントリーニ島は、中心となる町フィラタウンやイアタウンも丘の上の斜面に張り付くように白い壁に青い屋根のまさしく写真で観た景色が広がります。夕暮れ時にはオープンレストランで、夕陽に染まるエーゲ海を眺めながら、ワインや新鮮なシーフードが最高です。魅力的なシチュエーションはハネムーンやカップルの旅先として、おすすめ場所に間違いないでしょう。

ついでに弊社でも利用しているフィラタウンの2つのスタンダードクラスのホテルをご紹介!!
フィラタウンの中央広場すぐ近くに建つペリカンホテル。1984年にオープンし2003年に全面的に改装された室内は、清潔に保たれシンプルで心地よいです。周辺にはカフェやレストラン、お土産物屋さんなども多く、フィラタウンの散策も楽しめ、バスターミナルへも徒歩圏内で、イアの夕陽や他の方面にも行きやすいロケーションです。スタッフもとてもフレンドリーで接しやすく、サントリーニ島の滞在を快適に過ごす事ができました。

また系列のコスタマリーナビラは、洞窟をモチーフにした雰囲気のある部屋が特徴的です。
フィラタウンの大通りから海沿いに下がっていくと、ホテル前の綺麗な花々が迎えてくれるホテル名の一部でもあるオーナーのマリーナ(女性)さんをはじめ、ホテルスタッフはフレンドリーでアットホームな雰囲気の居心地の良いホテルです。フィラタウンへも徒歩圏内なので、このコスタマリーナビラもオススメのホテルです。

サントリーニ島を後にし、国内線をアテネで乗り継ぎ2つ目の島のザキントス島へ。
アテネから国内線を利用し1時間で、自然豊かなザキントスに到着します。最近ではジブリの映画「紅の豚」のモデルになったとも言われるシップレック(ナヴァギオ)ビーチが有名です。断崖の間にある美しいビーチには、ヨットやビーチツアー船で訪れることが出来るので碧く美しい海と白砂のビーチのコントラストの世界は、必ず訪れる場所でしょう。
暖かい時期には、泳ぐことが出来るので水着の着用もお忘れなく。


青の洞窟

また断崖絶壁から一望できるビューポイントもあり、ここからの眺めも素晴らしいですが、高所恐怖症でなくても足が震えてとまりません。勇気のある方は、ギリギリショットに挑戦しています。

またザキントス島の港沿いの道に並ぶレストランの新鮮なシーフードも大きな魅力の一つで、ツアーで疲れた夜は、ワインとともに舌鼓を楽しめます。

そして搾油所「アリステオン」の工場見学もお勧めです。環境に優しくて近代的な認証を受けたオリーブオイルの生産・製品化の拠点です。家族経営で1850年に会社を始め、屋外スペースには、過去から現代までに使われてきた機械やオリーブの木が展示されています。搾油所は年間を通し訪問可能で、オリーブオイルの生産過程を実際に見学可能です。お土産品もここで見つかるでしょう。

夏場のシーズンはザキントス島からの終日ツアーに参加してのケファロニア島もお勧めです。ケファロニア島はギリシャ本土の西にあるイオニア海に浮かぶ島で、砂浜の入り江や乾燥した起伏のある地形で知られています。中でも見逃せないのが、青く澄んだ水面の「メリッサニ洞窟」。天井から光が差し込むと幻想的な空間を作り出し、青の洞窟とも呼ばれています。またドロガラティ洞窟は、何千年という年月を経て造り出された鍾乳石が連なり、地下空間には芸術的な世界が広がっています。ミルトスビーチでは、真っ白な小石と透き通った青い海にイオニア海で最も美しいビーチと言われ、感動しているうちに、あっという間に時間が経ってしまいます。


メリッサニ洞窟


ドロガラティ洞窟


ミルトスビーチ

サントリーニ島、ザキントス島を後にして最終日はアテネに1泊しました。
紀元前からの歴史があるアテネでは、アクロポリスや考古学博物館などの遺跡が多数あります。アクロポリスとは「高い丘の上の都市」という意味があり、外敵の侵入を防ぐ要塞として、人々が神に祈りを捧げる場所として、いつも人々の中心にあったそうです。また、古代アテネの政治、経済、学問の中心地として多くの人で賑わった古代アゴラも含めて観光すると1日では足りないかもしれません。またギリシャ各地の出土品が収められている国立考古学博物館。アクロポリスと同様、アテネを訪れたなら一見の価値があります。ギリシャ神話の神々の像をはじめ、黄金のマスクやサントリーニ島で出土された壁画など、さまざまなものを鑑賞できます。


ゼウス神殿


国立考古学博物館


リカヴィトスの丘からのアテネ市内

【スタッフおススメ度】
サントリーニ島★★★★ 行くならやはりカップルで!
ザキントス島★★★★★ シップレックビーチだけではない。
アテネ★★★★ 市内の遺跡は見所満載。

2018年12月 大道 隆宏

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