初めての1人ヨーロッパ出張ということになんだか緊張しながらもわくわくして訪れた国は、常に人気旅行先ランキング上位の常連、スペイン！
あの白い町に行ける！ひまわり畑も見れちゃう！？アルハンブラ宮殿やサクラダファミリアといった定番スポットも旅程にある！･･･これはもう、まさに良いとこどりの旅じゃないかー！！
アンダルシアと聞いてから、私の脳内ＢＧＭはもちろんマッチのアンダルシアにあこがれて～♪のあの曲。でも歌がうる覚えで、というか全然知らなくて、トニーがしくじったことしかわかりません。
まあいいか、、ということで、毎日真っ青な空と太陽がまぶしい初夏のスペインへいざ出発！
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＜今回の旅程＞
01日目 成田発 (機中泊)
02日目 マラガ観光 (マラガ泊)
03日目 ミハス→カサレス→ロンダ
→カルモナ(カルモナ泊)
04日目 ひまわり畑→セビリア観光(セビリア泊)
05日目 列車移動→グラナダ観光 (グラナダ泊)
06日目 アルハンブラ宮殿
→国内線移動(バルセロナ泊)
07日目 バルセロナ観光 (バルセロナ泊)
08日目 列車移動→バレンシア観光(バレンシア泊)
09日目 バレンシア観光 (機中泊)
10日目 成田着
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今回はターキッシュエアラインズを利用してイスタンブール乗り継ぎでスペインへ。イスタンブールの空港はめちゃくちゃ広くて驚きました！！！ターキッシュエアラインズは機内食も美味しいし、エンターテイメントも充実しています。あと、何度も見る緊急時に備えた機内映像がマジックだらけ？でクセになります。ぜひ見ていただきたい。
それでは今回のスペインについて訪問した都市ごとにご紹介していきたいと思います。
★マラガ
スペイン初日！マラガ空港から市内まではタクシーで約20分。空港バスもでているのでチケット売り場でチケットを購入して市内中心まで行くことも可能です。
白い町の入口としてマラガに滞在される方も多いと思いますが、実は海沿いには話題のおしゃれスポットが集中していたり、市内を見渡せるお城があったりと見どころいっぱいなのです。
そして忘れちゃいけないのがピカソの生まれ故郷であること！！！
↑町の人には馴染みすぎて？まったく注目されていないがピカソの生家もあります。
ピカソ先生とのツーショットいただきました！
そしてスペインはこの時期22時近くまで日が昇っているので夜出歩いても全然大丈夫！カテドラル近くの広場を中心にバル、カフェ、アイスクリーム屋さんなどお店がいっぱいで食べるものには困りません！おいしいサングリア片手にグルメを楽しむのもおすすめです。
★ミハス
白い壁に赤やピンクのお花が映える美しい町、ミハス！マラガから車で40分の距離です。今回はマラガからミハス→カサレス→ロンダ→カルモナ、という順序で白い町を専用車ではしご旅してきました！
レコンキスタ時代終盤の15世紀、アンダルシアの厳しい暑さをしのぐために家の壁を太陽の反射する白色に塗ったのをきっかけに今もこの真っ白なおうちがずらりと並んでいます。
日本人の観光客が増えているせいか、町のお土産屋さんではちらほら日本語表記も見られました。ミハスは小さな町なのでだいたい2時間もあればぐるっと全て周れるそうです。
ミハスの大スター、ロバちゃん！つぶらな瞳がかわいー！
かわいい雑貨のおみやげやさん。女子にはたまらない！
★カサレス
岩山の上に位置する人口約3000人の小さな町、カサレス。本来ミハスからは1時間程で着くはずですが、私が訪れた日は工事のため遠回りとなり2時間近くかかりました。
町の一番高いところに城跡と教会があり、そこからの眺めはとっても素晴らしいのです！レンガの屋根のオレンジ色と白い壁のおうちが建ち並ぶ町並みが美しい。約1時間もあれば十分観光できる町です。
町から車で5分くらいの場所にカサレスが良く見える展望スポットがあり、レストランもあるので立ち寄ってランチを召し上がるのもいいかもしれません。
★ロンダ
カサレスから車でおよそ1時間、町のシンボルを見たらきっと誰もが思わず「え！！！？」と驚いてしまうに違いない断崖絶壁に浮かぶロンダという町へ。
これが噂の町のシンボル、ヌエボ橋！その迫力にみんな圧倒されて写真を撮りまくりますが崖下をのぞくと深い峡谷が･･･！結構怖いです。ロンダ山地を流れる川の浸食によってこの崖が生まれ、なんと100m近くの深さがあるとか。
夏のアンダルシアは日差しも強くかなり暑いですが、体力に自信がある方には是非この橋を下から見ていただきたい！市内中心から少し歩いた広場から片道約20～30分ほど下ると、橋の上からでは味わえない絶景ポイントがあります！ガイドブックで確認して絶対行こう！と決めて行ったものの、日差しやばい・暑い・坂がきついという地獄の三拍子が揃っていて死にかけました。欧米系の運動大好き！みたいな人がすれ違いに数人いただけであまり行く人はいないようですが、体調万全で行けば絶対おすすめです！もしくは、近くにパラドール・デ・ロンダがあるので宿泊して朝や夕暮れ時の涼しい時間帯に綺麗な朝日や夕日を拝みに行くのも良いかもしれません！行きたい！
★カルモナ
ロンダからさらに車で2時間。カルモナまでの道中は広大なアセロラ畑や麦畑しかないようなのどかな道をずーっと進んでいきます。ドライバーさんに超初級編のスペイン語講座をしてもらいながら楽しい時間を過ごし、あっという間にカルモナ付近へ。気が付けば車窓には夢にまで見た美しいひまわり畑が！！！！ちなみにスペイン語でひまわりは「GIRASOL(ヒラソル)」と言うそうです。
どこまでも続く一面のひまわりがまるで絨毯のように美しく広がっていました。スペインの夏にひまわりの花ってほんとにイメージぴったりだ！！！さんさんと降り注ぐ日差しの下で黄色がまぶしい。
その日はカルモナのパラドールに宿泊。「パラドール」とは、スペインに現在95か所ある中世の古城や修道院を改装した国営ホテル。中でもカルモナのパラドールは絶景が楽しめるので人気みたいです。どこかアラブの雰囲気が漂う内装もとっても素敵。レストランもとっても眺めが良く、窓際の大パノラマで青空とひまわり畑を見ながら朝食を食べました。幸せすぎる！
ここでひまわり畑を見ながらティータイムも可能
お部屋から見える広大な平原！
その後、朝の涼しい時間に再度ひまわり畑へ再出発！朝のひまわりもおひさまの高い方を向いていて元気いっぱいでかわいいです。
★セビリア
カルモナから専用車で移動して約1時間、すぐにセビリアの町に着きました。
セビリア中心にはカテドラルの横にそびえるヒラルダの塔があり、これが町のシンボルなのです。そのふもとにある中心広場にはたくさんの馬車が待機して観光客を迎えてくれます。カテドラル、アルカサル、インディアス古文書館の３つの世界遺産が密接しているので大変観光もしやすいです。
ヒラルダの塔からの眺め
アルカサルの「乙女の中庭」。ここはアルハンブラ宮殿を模しているそうでタイルの装飾もとっても綺麗。
闘牛場にも行ってみました。8ユーロで入場+博物館見学のガイド付きツアーに参加できます。1グループ15人くらいで闘牛の歴史やかつての英雄の紹介まで丁寧に説明してれます。
闘牛で死んでしまった牛は食用になるそうです。「特にテール部分がおいしいから今夜の夕食はこれで決まりね！」と、真っ赤なスカートを着こなし、いかにも闘牛が似合うガイドのお姉さんが話していたので言われた通りに夜はバルで牛テール煮込みを食べることに！柔らかくておいしー！
★グラナダ
セビリアからは列車で移動(約3時間半)。途中のアンテケラ-グラナダ間は高速鉄道の整備工事が長引いているので、列車を降りて代替えバスでの移動になります。車内ではチケット確認の時とアンテケラの１つ手前の駅に着いた時の2回のタイミングで車掌さんが「バスに乗り換えてね！」と一人一人に声をかけてくれました。とっても親切。アンテケラ駅での案内表示もわかりやすいので心配不要です。スーツケースは誰も手伝ってくれないので自分で荷台へ入れます。
そして到着したグラナダ。ホテルに荷物を置き、カテドラルや王室礼拝堂、それからアルハンブラ宮殿や市内が一望できるサンニコラス展望台へ。事前にインターネットで予約しておいた「グラナダカード」を使って観光しました。これがとっても便利！バス乗車数回分と主要観光地の入場料、アルハンブラ宮殿の入場などこれ１つでカバーされています！カードの引き換えは市内の観光案内所ですぐにできて、これがバスの乗車券替わりになります。持参したEチケットにはバーコードが印字してあり、それがすべての入場券替わりになるので大切に保管します。
グラナダカードの案内板
途中、アルカイセリアやアラブ人街と呼ばれるアラビアンな細道へ。あれ、ここどこだっけ？と思ってしまうような異国間漂う雰囲気が味わえるのもグラナダならでは！
それからグラナダの名物とも言っていいのがバルでの無料タパス！1杯お酒を頼んだだけで勝手におつまみが出てきます。お店によっては2皿もでてきました！何件でもはしごしたい気分になっちゃいます。
これとお酒でたった3ユーロくらい
忘れちゃいけないデザートも！ピノノというグラナダの伝統スイーツも美味しい！もちっとした生地にシナモン的なちょっとスパイシーな香りがするあまーいスイーツ。疲れた身体に糖分は不可欠！
そして本命アルハンブラ宮殿！8時半に施設がオープンします。私は事前に9時ナスル朝宮殿入場を予約。
ここでもグラナダカードの特権が！通常アルハンブラ宮殿単体の事前予約の場合はクレジット決済をして、当日は指定発券場にて決済したクレジットカードを持参してチケットを発券が必要です。ちなみにアルハンブラ宮殿のチケット発券所は8時くらいには既に行列ができていますが、そこに並ぶ必要があります。が、しかし！グラナダカードのEチケットを持っていればそれがチケット替わりなのでチケット発券の手間はありません。しかもしかも、アルハンブラ単体の予約は1か月前でも繁忙期は激混みでチケットが取れないこともありますが、グラナダカード経由だと希望の時間が空いている可能性があります！おすすめです。
さて、本題のアルハンブラ宮殿！さすが、世界を魅了する美しい世界遺産！馬鹿みたいに広くてくたくたになりますが、イスラム建築の神秘的な空間、幾何学模様の植木、繊細な装飾･･･どこを見ても本当にうっとりしちゃいます。
宮殿にはねこがいっぱい住んでいました。
★バルセロナ
グラナダからは国内線の飛行機に乗り1時間20分くらいで大人気観光地のバルセロナに着きました！空港から市内へはシャトルバスがでているので楽々。バスの車内には大きなスーツケース置き場もあるので安心です。
バルセロナでは、弊社の手配でよく使うホテルVILADOMATに宿泊。地下鉄駅やサンツ駅も徒歩圏内で便利です。
重い荷物は全てホテルに置いて、いざガウディワールドへ！
＊サグラダファミリア
地下鉄サグラダファミリア駅を降りて地上へ上がるとすぐにその姿が！！これが噂のアレかぁぁぁ！こりゃすごい！！！インターネットで9時の入場予約を済ませていたためオープンとともに入れました。予約時間には忠実で、ちゃんと時間になってからでないと入れません。
内部へ入ってまた感動！！！ステンドグラス越しに優しい朝日がふわーーっと差し込み、まだ入場者の少ない聖堂内を柔らかでカラフルな光が神秘的な空間をつくります。ああーここにずーっといたーい！！！美しすぎるこの空間の居心地がほんとに良くて幸せになりました。こりゃみんなガウディの虜になっちゃうわけだ。
少し小さいですがこれは受難のファサードの一部で、写真中央にある４×４の１６個の数字パネル、実は縦・横・斜め４つの数字を足すとどれも「３３」という数字になります。これはキリストが死んだ年齢を表しているそうです！すごーい！おみやげやさんにはこれをモチーフにしたピアスやネックレスなどもあってなんだかおしゃれでした。
＊グエル公園
ここも事前予約しておきました。もちろんこちらも時間ピッタリでの入場です。
バルセロナの町を見下ろせる中央広場や、メルヘンなお菓子の家、大階段にいるトカゲの噴水などどのエリアに行っても楽しい！ガウディならではの機能性と美術性を兼ね備えた作りも必見ポイント。
＊カサミラ
ガウディが高級アパートとして設計したのがカサミラ。ユニークな曲線と屋上のかぶとなのような換気塔も面白い。
＊カサバトリョ
海がテーマの建築！海の生物や潮の流れを直接的ではないものの表現されていて、内部の様々なところで海を感じる。オーディオガイドはスマホを１人１台渡されて操作するが、スマホの画面と施設内が連動して実際にはない映像を楽しむことができる。最新技術を駆使していてかっこいい！
亀がモチーフになった照明にスマホをかざすと、画面に亀が現れる！わかりますか？？
ガウディの世界にどっぷりつかった後はサンジュセップ市場へ！生ハムや魚介類、ワインにフルーツ、お惣菜、なんでもそろっています！！すぐに食べられるサイズになっているものも多いので食べ歩きしてもOK！にぎやかでとっても楽しい雰囲気。
1日の締めくくりはやっぱりおいしい食べ物を！！バルセロナのバルはカウンターにおしゃれなタパスがずらーっと並んでいるお店が多かったです。指をさしてほしいものを伝えるだけなので簡単です。
スイーツもがっつりいただきました。最近日本にも上陸したチョコレート専門店の本店にて絶品のケーキ！上品な甘さで外のとろりとしたチョコと中のムースチョコがからんでめちゃくちゃおいしい･･･!
★バレンシア
バルセロナから列車で約3時間半。列車は海沿いをずっと進んでいくので外を眺めるだけでもテンションが上がります。
バレンシアはオレンジの産地、そしてパエリヤ発祥の地でもあります。町のいたるところにパエリヤが食べられるレストランがあります。町の移動はバスがメインですが、バレンシアの中心街を観光するなら徒歩圏内で周ることができます。カテドラル、ラ・ロンハ、中央市場などに行きましたが、カテドラルに併設されたミゲレテの塔から見る町全体の景色も美しいです。
町の中にはオレンジの木もたくさんあります
スペイン女子に人気のファストファッション「MANGO」のアウトレットショップもあるのでお買い物も楽しめます。
そしてやっぱり暑さでばててしまいそうになるのですが、そんなときにぴったりなバレンシアならではのおすすめドリンクがあります。写真は全然おいしそうじゃありませんが、これは「オルチャータ」という伝統ドリンクでスーパーフードのタイガーナッツの搾り汁からできた飲み物。少しとろみがあるのですが甘くてゴクゴク飲めます。元気が出ました！
もちろんパエリヤもいただきました！トマト、インゲン、鶏肉をメインに使うのが本場バレンシア風。シーフードがたっぷりのっているものをイメージしていたのでちょっと驚きました。お店によってはとっても大きな鍋でいっきに炊き上げているところも。
今回は行けなかったのですが、パエリヤのお料理教室をやっているお店もあるらしく、完全予約制となりますが1グループ8名程で中央市場に買い出し→料理→試食までできるというのです！本場でこの体験ができるのはうれしい！早く知っていればやりたかった～～この旅で一番の後悔。。。
どうしても気になってチラシだけもらった
ということでバレンシアから飛行機に乗り日本へ帰ってまいりました。毎日ギラギラ太陽とともに過ごした10日間！すっごく暑かったけど、白いおしゃれな街から元気いっぱいのひまわり、世界遺産の数々に美味しいグルメ･･･思った通り、いや、それ以上の体験がたくさんできてやっぱり良いとこどりの旅でした！！また行きたい！！スペインさいこう！
■スタッフおすすめ度■
白い町ミハス★★★★綺麗な街並みは必見！白い町シリーズではしご旅がおすすめ
カルモナのひまわり★★★★★一面の黄色い世界が美しい！
アルハンブラ宮殿★★★★壮大な世界観に魅了されます
サグラダファミリア★★★★★定番ですが必見、聖堂内のステンドグラスからの光が本当にきれい！
バレンシア★★★★地中海の風に吹かれて是非本場のパエリヤを！
（2017年6月 柳 舞美）
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