チェコvsドイツ、ビール対決!&サッカー馬鹿が行くドイツフットボール三昧紀行~テーマにこだわる中欧2ヵ国の旅~

チェコvsドイツ、ビール対決!&サッカー馬鹿が行くドイツフットボール三昧紀行~テーマにこだわる中欧2ヵ国の旅~

ノイシュヴァンシュタイン城はやはり絶景!麓に宿泊して朝いちで行くのがオススメ

アイゼナハのヴァルトブルク城は知名度こそ劣るもののドイツ文化の源流といわれる由緒ある城

芸術の街プラハでは教会でも小規模コンサートが行われるのでぜひ行ってみたい。モーツァルトが弾いたオルガンがある「鏡の礼拝堂」にて

早くも今年3度目となる海外渡航の機会をいただきました。目的地はチェコとドイツです。
さえない野郎一人のヨーロッパ、しかも私は歴史の知識も建築の知識もあまりありません。なんとかこのせっかくの旅をさらに充実させたい、、、ということでベタですが「ビール」と「サッカー」というテーマが浮かびました。結局このテーマは大収穫だったので、この旅行記もそれに沿って書いていきたいと思います。テーマを掘り下げすぎて、特に後半部分のサッカーについてはおそらく弊社旅行記史上最もマニアックな記事になると思いますがお付き合いただけると幸いです。


<ビール×ホスポダ=幸せ!チェコ居酒屋の魅力>
一人当たりのビール消費量が世界一のチェコ。チェコ版居酒屋はホスポダと呼ばれ、毎晩毎晩大盛り上がりとのこと。
プラハに着いた日、さっそく行ってみることにしました。有名なホスポダにも行きたい、でもローカルの雰囲気も味わいたいなあ、、といろいろ悩んで旧市街の「ウ・ズラテーホ・ティグラ」へ行ってみることに。

プラハの名店「ウ・ズラテーホ・ティグラ」。「黄金の虎」の意味

チェコの夜は遅く18時でもまだまだ明るい。それでも入ってみるとほぼ満員で、店員さんも大忙しのようで放置プレイを食らいました。結局案内されたのは相席。華々しいホスポダデビューを飾れると思いましたがいきなりハードル高めのスタートです。
けれど、相席になったロシア人夫婦が気さくに話しかけてくれるいい方でした。仕事関係なのかしょっちゅうプラハに来ているようで、そのたびにビールが楽しみでこの店に来るとのこと。大酒飲みで知られるロシア人も認めるなんてやはりここのビールは間違いないのでしょう。
さっそくチェコを代表する銘柄、ピルスナー・ウルケル(チェコ語名プルゼニュスキー・プラズドロイ)を飲んでみます。なおホスポダごとに扱う銘柄が決まっており、日本と同じく「とりあえずビール」と注文するとその銘柄が出てくるとのこと。

相席の常連客おすすめのグラーシュ(ビーフシチュー)も一緒に注文

さっそく乾杯!泡立ちがきめ細かく、少し苦めですが後味はすっきり。こんなのが毎日飲めるなんてプラハの人がうらやましい・・・。

相席のロシア人はほどなくして去ってしまい、何も言わないのに次々注がれるビールを一人で飲んでいましたが(グラスにコースターで蓋をするまでエンドレスに注がれるのがこの店のシステムということを後で知りました)、やはりここは人気店。しばらくしてこの席を予約していたというチェコ人男性5人ほどのグループがやって来たので、席を立とうとしました。
けれど彼らは「まあいいから座れよ」みたいなことを言うとまたまた一緒に乾杯。皆地元の常連客のようであまり英語は通じませんでしたが、酔った勢いでなんとかコミュニケーションが取れました。

もう何杯飲んだかも覚えていませんが、泥酔してホテルに帰れなくなる前に店を出ました。ビールを愛するプラハ市民たちでにぎわう最高の雰囲気だった「ウ・ズラテーホ・ティグラ」。どこか仕事終わりのサラリーマンでにぎわう日本の居酒屋にも似ていました。ああ、ビールとホスポダがあるだけでなんて幸せになれるのでしょう。

チェコビールの銘柄はもちろん多く、その数800ともいわれています。その中にはその土地でしか飲めない地ビールもあり、「世界一美しい街」として知られるチェスキークルムロフに行った際味わってみることに。

チェコ、ドイツともこの時期は美しい菜の花畑があちこちで見られた

街のシンボル、チェスキークルムロフ城と街並みは絶景

その地ビールが「エッゲンベルク」で、かつて醸造所が冷蔵庫として使っていた建物がレストランになっています。
店内には醸造所らしく、ビール造りに使われていた道具も・・・。



ビールはもちろん、料理も美味しい。これはローストポークですが、チェコでは肉のローストやグリルが最も一般的な伝統料理とのことでビールとの相性もバッチリです。
そのチェスキークルムロフ、規模自体は人口2万人もない小さな街ですが、それでもスーパーに行くとビールコーナーだけこの充実っぷり。しかも水と同じ程度の値段です。

ちなみに私は旅先のビールラベルを集める趣味がありますが、チェコではホスポダやレストランに行くとほぼ生ビールを注いでくれ(注ぐ専門の人もいるほどのこだわり)、瓶ビールはほとんどお目にかかれません。他に同じ思いをされた方がいらっしゃるかどうか分かりませんが、ビール大国に来てラベルの収穫なしというのは寂しいのでスーパーで購入してみました。一目惚れしたのがこのビールのラベル。

山羊の絵がかわいいコゼル。泡がうまく出ずコーラっぽい見た目になってしまいましたが美味しい黒ビールでした。
<ゲーテが通った居酒屋に1589年創業のビアホール 歴史ある酒場でドイツビールを>
バッハやゲーテ、ワーグナーなど数々の偉人にゆかりがある芸術都市ライプツィヒ。ここにゲーテが大学時代通ったことで有名な酒場、「アウアーバッハスケラー」があります。入口にはさっそくゲーテの戯曲『ファウスト』ゆかりの像が・・・。

内装も『ファウスト』の様々な場面の壁画が描かれ、歴史を感じさせます。ちなみに森鴎外もここを訪れ、『ファウスト』の翻訳を決心したといわれています。
店員さんにおすすめを聞いて、豚肉とキノコのグリル、そしてもちろんビールを注文。ゲーテもここに座って美味いビールを飲んでいたのか、、と思うと感慨深い気分です。(ビールが美味すぎたのか、毎晩飲んでいて学業そっちのけだったらしいですが)



ミュンヘンではビール好きには外せない、ドイツで最も有名なビアホール「ホフブロイハウス」へ。なんと日本でいえば江戸時代より前の1589年創業とのこと。
話には聞いていましたがとにかく巨大!店のど真ん中で民族音楽の生演奏もあります。


さらにはグッズショップも。それだけ特別なビアホールなのでしょう。

巨大ゆえお一人様では座りづらく、挙動不審気味に店内をウロウロすることになりましたが結局スペイン人観光客夫婦と相席になり、無事ビールを味わえることに。1リットルグラスが標準なので迷わず注文します。

ミュンヘン名物白ソーセージも欠かせない!

相席の夫婦は「普段全然ビールなんて飲まないけど、ここは特別だからね」とのこと。ここ自体がひとつの観光名所といっていいかもしれません。
さらにこの日ミュンヘンで試合があったサッカークラブ、ボーフムのファンを発見。サッカー馬鹿の私は酔った勢いもあって声をかけにいくと向こうもすでにできあがっており、かつて日本人選手が所属していたこともあってか猛烈な歓迎っぷりでした。

この日ボーフムがミュンヘン(トップリーグのバイエルンミュンヘンではなく、2部の1860ミュンヘン)に勝ったようでビールを浴びるほど飲んでご機嫌の様子。一般の酒場で、しかも相手チームの本拠地のど真ん中なのに延々と応援歌を歌い続けます。ドイツ人のビール愛と(後述しますが)サッカー愛はホンモノなのだなあと感じ入ってしまいました。
チェコとドイツでビールを飲めば飲むほど感じる、ビールのうまさと国民のビールや酒場への愛情。特にドイツは1516年作られた「ビールは、麦芽・ホップ・水・酵母のみを原料とする」という内容の「ビール純粋令」がずっと有効というから驚きです。ドイツ人に第3のビールなどを見せたらどう思うでしょう。
ちなみに毎日ビールを飲み続けた結果、味は僅差でドイツに軍配が上がるかな、と感じました。もちろんどちらも何百という銘柄、何千という酒場があるはずなので、たかが一旅行者がビールを語るなんて何事だ、と両国民に説教されそうですが・・・。
<ライプツィヒでバイエルンミュンヘンのチームバスに遭遇!>
私が今回の旅で最も楽しみにしていたサッカー観戦やスタジアム見学。その前に訪れたライプツィヒでは特にサッカー関係のイベントはなかったものの、いきなり興奮する出来事が起こります。
たまたま街を歩いていると、なんと中心部のホテル前で偶然バイエルンミュンヘンのチームバスに遭遇!

ちょうどこの翌日にライプツィヒでバイエルンミュンヘンの試合が行われるとのこと。サッカーファン以外にも有名な世界的名門チームのバイエルンミュンヘン、その選手が自分の目の前にいるなんて!

バイエルンファンや野次馬?に加えテレビカメラも。テンションが上がる!

こんなチャンスは一生ないかもしれないのでいくらでも出待ちを敢行したかったのですが、観光の予定があるので断念しました。
ただ、観光の合間にバイエルンミュンヘンの試合会場、そして旧東ドイツ圏で唯一2006年ドイツワールドカップの会場にもなった「ツェントラールシュタディオン」(日本語で「中央競技場」)に行ってみることにしました。

バイエルンミュンヘンはすでに今シーズンの優勝を決めており、この街のチームであるRBライプツィヒは2位。強豪対決の嵐の前の静けさというのか、スタジアム周辺は試合前日とは思えないほど落ち着いていました。
このスタジアムへはライプツィヒ中央駅からトラムでたった4駅。人口50万の大都市の都心にワールドカップでも使われた巨大スタジアムがあるわけで、改めてこの国のサッカーというスポーツへの理解度の高さを実感させられました。
<ブンデスリーガ初観戦。やっぱりシンジはすごかった!>
ライプツィヒのあとに訪れたのはアウクスブルク。ロマンティック街道沿いの古都で観光名所もある都市ですが、訪れる日本人旅行者は少数派かと思います。私もここへ来た理由はただ一つ、ブンデスリーガのアウクスブルクvsドルトムント戦を見るため。
ブンデスリーガとはドイツのサッカーリーグのことですが、その特徴は何といっても観客数とその熱狂っぷり。なんとトップリーグの試合は一試合平均4万人の観客が訪れ、世界で最も観客数が多いサッカーリーグなのです(Jリーグでは2万人弱)。それだけにスタジアムの熱気はどこもすさまじく、日本では見かけない発炎筒もしばしば炊かれているほど。私はこれまで海外を含め多くの試合を観戦してきた自称サッカー馬鹿ですが、選手のプレーと同じ、いやそれ以上にスタジアムの雰囲気や観客の応援が好きです。そんな私にとってブンデスリーガは何としてでも現地で見なければ!と思わせてくれる特別なリーグでした。
しかもドルトムントには、日本代表でドイツでも人気の香川選手がいます。私もアウクスブルクでの試合にもかかわらずドルトムント側エリアのチケットを買い、出発前アメ横で香川選手のユニフォームを買って着ての参戦です。
アウクスブルク中央駅に到着すると、さっそくドルトムントからはるばるやってきた黄色いユニフォームのファンが多数。

KAGAWAユニフォームをさっそく発見

駅前の酒場に行くと客の9割がサッカーファンという、とんでもない光景が広がっていました。人口30万人とそこそこの規模の都市でサッカーファンが巨大な酒場を占領し、一般市民が肩身狭そうにしているというまず日本にはない光景です。
しかもこちらを見るたびにドルトムントファンから「シンジ!」「カガワ!」の大声が飛んでくるのです。ああ、やっぱり香川選手はファンに愛されてるんだなあ。乾杯しよう、一緒に写真撮ってくれ、と何度言われたことか・・・。もうこんなにちやほやされることは私の人生で後にも先にもないかもしれません。

こちらを見た途端「カーガワシンジー!」と応援歌を歌いだすファン

ここで気付いたのが、敵同士のドルトムントファンとアウクスブルクファンが仲良く談笑していること。また女性や子供の姿も多く見かけました。
フーリガンのイメージがつきのもののヨーロッパサッカーですが(私もクロアチアやギリシャで、ファンが発炎筒を敵サポーターやピッチに投げて試合が中断される場面を目撃しました)、ドイツは早くから女性や子供も安全に観戦できる環境づくりに努力してきたそうです。これなら私のような旅行者も安心です。


ちなみにアウクスブルクファンからも「カガワ!」と何度も叫ばれましたが(そういえば前述のミュンヘンのビアホールで会ったボーフムファンにも「ドルトムントが嫌いだが香川は好きだ、と言われた(笑)」)、アウクスブルクに所属する宇佐美選手のことは全く言われませんでした・・・。
ビールを注入して臨戦態勢が整った(?)ところでスタジアムへ。トラムで向かいますが、なんと試合のチケットがあれば無料で乗れます。サッカーチームがあるドイツの多くの都市がこのようなシステムとのこと。やはりこの国は本物のサッカー先進国なのです。

スタジアム行きのトラムは行き先にサッカーボールが表示されているのですぐにわかる

中央駅から20分ほどでスタジアム最寄りの駅へ。どっとファンが降り、一斉にスタジアムを目指します。ファンの一人一人からにじみ出ている、「さあ試合だ、楽しむぞ!応援するぞ!」とも言いたげなこの雰囲気がたまりません。

アウクスブルクのホームスタジアム、WWKアレーナ

ドルトムントからはるばるやってきたグッズショップ

胸を高鳴らせてついに初めてのブンデスリーガの試合へ・・・。スタジアムに入ると、なんと私の席はドルトムントファンが立ち見で応援する一番熱いエリアのど真ん中でした。


右端が香川選手。この試合フル出場でした

試合前からすごい盛り上がりようでしたが、試合が始まってからは一寸たりとも応援を切らさずひたすら応援歌を歌い、叫びまくるドルトムントファン。さすがドイツどころかヨーロッパでもっとも忠実で熱いファンといわれるだけのことはあります。ちなみにドルトムントのホームスタジアムでの平均観客動員は約8万人で、これはドイツでは常にトップでの数です。

しかし熱いのは相手のアウクスブルクファンも同じ。トップリーグの残留がかかった試合のためか選手のもスタジアム全体もものすごい熱気で、ついに格上ドルトムントからゴールを破りました。
大喜びするファン、そしてブンデスリーガ恒例の儀式。スタジアムDJが「アウクスブルク!」と叫び「アインス(1点)!」とファンが叫ぶ。次にDJが「ドルトムント!」と叫ぶと「ヌル(0点)!」と叫び返すファン。このかけ合いはどこのスタジアムでも同じだそうですが、敵チームがどれだけ点を入れていても冷やかし気味に「ヌル!」と叫ぶそうです(笑)
悔しいドルトムントですが、すぐに同点に!今度はこちらが大騒ぎする番でした。爆発する歓声、そしてまわりのファンとハイタッチ。皆やたら弾けんばかりの笑顔でハイタッチしてくる、、、と思っていたらなんと香川選手のアシストでした。なんだか自分がとてもすごいことをやってのけた気がする(何もしていないけど)

ハーフタイムには子供を呼んでカーリングのサッカー版のようなイベントをやっていた

その後声を枯らさんばかりに応援するドルトムントファンの願いも届かず、試合は1-1で終了しました。この90分間ファンはずっと立ちっぱなしで、何種類もある応援歌を歌い、叫び続けました。この原動力はおいしいドイツビールとチームへの愛そのものなのでしょう。

街へ戻っても黄色いユニフォームを見かけるたびに飲みに誘われ、試合の余韻を楽しむことができました。ファンと国境を越えてサッカートークを楽しむ―サッカー好きにとってこれほど幸せなことはありません。


次は必ずドルトムントのスタジアムに行って8万人のファンに交じって応援しよう、そう誓ったことは言うまでもありません。
<あれもこれも見せてくれる、太っ腹すぎるアリアンツアレーナ見学ツアー>
そんなドルトムントのファンには大変申し訳ないのですが、ライバルのバイエルンミュンヘンの本拠地、アリアンツアレーナ見学ツアーにも行きました。
Uバーン(地下鉄)で中心部のマリエンプラッツ駅から約15分、Frottmaning駅からさらに徒歩15分で、ドイツで最も美しいといわれるスタジアムに着きます。

スタジアムツアーは基本的に試合日を除く毎日開催しており、1日1~2回ある英語ツアーは人気なので事前にホームページからの予約が安心です。
もちろん世界中からバイエルンサポーター、サッカーファンが参加しており、私もイスラエルから来たというグループとイスラエルサッカートークを楽しみました。
最初にいきなり観客席へ。

この素晴らしい景色!アウクスブルクで訪れたWWKアリーナは約3万人収容だったので、7万人収容できるアリアンツアレーナはより大きく感じました。
ガイドさんの「ほかのスポーツやコンサートには使われないからいつでもサッカーに最適な芝を維持できる」、という話が印象的でした。サッカー先進国ならではの特権です。
記者会見場にも案内され・・・(「マスコミは毎試合同じことを質問して監督も同じことを答えるだけ、だから案外早く終わるんだ」とガイドさんがうんざりした様子で説明していた)、

なんと神聖なロッカールームにも!

ノイアー、ロッベン、レヴァンドフスキ・・・、スター選手のロッカーが目の前に

それだけではなく、「じゃあ選手と同じ道をたどってみよう」とピッチへ続く通路へ・・・。


ここでなんとガイドさん、「チャンピオンズリーグのアンセム」を流してくれる粋な計らい!サッカーファンなら間違いなく鳥肌が立つはず。

BGMはサッカー好きおなじみのあの音楽!

最後は「ミュンヘンのビールは最高だから街に帰ったら飲んでいってね」、といかにもミュンヘンっ子らしいあいさつでガイドさんとお別れ。
サッカーファンにとっての夢の場所をここまで惜しげもなく見せてくれるなんて、なんて太っ腹なツアーなのでしょう。ああ、ドルトムントに続いてバイエルンのファンにもなってしまう・・・。
スタジアム内の博物館、「バイエルン体験ワールド」にも入ってみます。

おそらく日本でもっとも有名なバイエルン歴代選手の一人、オリバー・カーン


歴代ユニフォーム

歴代全選手一覧の中には宇佐美選手も!

貴重な応援グッズに交じってなぜか日本の新聞も

巨大なグッズショップもあり、ファンなら試合がなくてもスタジアムで1日はつぶせそう。
スタジアムをめぐり、サッカーと愛する人と関わり、この国が世界屈指のサッカー大国であることを改めて実感した今回の旅。まだまだその域には及ばない日本もいつかドイツと肩を並べるくらいまで成長しないかなあ・・・、と思いをはせてしまうのでした。
【スタッフおススメ度】
●プラハ ★★★★★
見どころは数多く、じっくり見て回るには3~4日は必要。プラハ城等壮麗な建築や旧市街の街並みは見ごたえがありますが、芸術の街らしい教会コンサートやマリオネットも必見です。ビール好きならホスポダ巡りがたまらない!
●チェスキークルムロフ  ★★★★
プラハから日帰りでも行けるが、観光客が少なくなる朝や夕方の散策が楽しく最低1泊するのがおすすめ。地ビール「エッゲンベルク」と名物マス料理はぜひ味わいたい。
●ライプツィヒ ★★★★
偉人たちが活躍した学芸の街。ドイツ最初のコーヒー店カフェバウムやゲーテが通った酒場アウアーバッハスケラー等歴史的なお店も。毎週金・土曜にはバッハゆかりのトーマス教会で少年合唱団の歌声が聞ける。
●ミュンヘン ★★★★★
ドイツ第3の都市で大都会だが、楽しい野外市場もありどこか田舎のようなゆったりした雰囲気。サッカーファンはアリアンツアレーナ、自動車好きはBMW博物館に行ってみたい。
●ドイツサッカー観戦 ★★★★★
タイミングが合えばぜひ。選手のレベルだけでなくスタジアムの盛り上がりも世界屈指で、アクセスがいいスタジアムが多くチケット代も高くないことが多いので、ファンでなくとも行って損はないはず。
【おすすめツアー】
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(2017年5月 伊藤卓巳)
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