今回はファムトリップでマレーシアのコタキナバルとクチンを訪れる機会を得た。
このツアーのキーワードはなんといってもトレッキング!トレッキング!トレッキング!
(重要なので3回言いました。)
まず日程表を渡され目にはいったのがトレッキング3回、そして6時間の文字。
えっ、わたし日本でもトレッキング未経験、そして運動もそんなに得意ではないのに大丈夫かな…楽しみな気持ちとちょっと不安な気持ち、両方抱えながら迎えた当日だったが、そんな心配皆無なほど楽しい旅となった。(この6日間で流した汗はペットボトル2リットル分くらいだと思う。)
【日程表】
1日目:成田発→コタキナバルへ(コタキナバル泊)
2日目:マフア滝トレッキングと市内観光(コタキナバル泊)
3日目:コタキナバル→クチンへ セメンゴワイルドライフセンター観光(クチン泊)
4日目:バコ国立公園トレッキング(クチン泊)
5日目:クバ国立公園トレッキングとマタンワイルドセンター観光
クチン→クアラルンプール乗り継ぎで成田へ(機中泊)
6日目:成田着
【サバ州コタキナバル】
●マフア滝トレッキング【第1回トレッキング】
コタキナバルといえばアジアを代表するビーチリゾート。そんなビーチリゾートの雰囲気と昔から続く大自然の魅力が残る街がここ、コタキナバルだ。よく知られているのはキナバル山やテングザルの見学。今回はそれに匹敵する新しい魅力を発見しよう!とのことでマフア滝と呼ばれる滝を目指してトレッキング。ここはトレッキングといっても700mくらいの舗装された道を歩くので、体力に自信がない方も安心して参加することができる。近づくと聴こえてくる水の音を聞きながら、ゴールを目指す。到着地点に辿り着くと、透き通った水が流れる滝からマイナスイオンを存分に感じる。歩いて汗をかいた身体も、水のしぶきを浴びて一気に疲れも吹き飛んだ。
ここ、コタキナバルにはシティホテルからリゾートホテルまで、たくさんのホテルが存在している。
その中でもコタキナバルで大人気の2つのホテルをご紹介!
● シャングリラ・タンジュンアル・リゾート
シャングリラ・タンジュンアル・リゾートは世界的にも有名なシャングリラ・リゾートのひとつで、コタキナバルにはラサリア・リゾートとシャングリラ・タンジュンアル・リゾートの2つがある。
タンジュンアルには2つの棟(ウィング)が建っている。1つ目はキナバルウィングで、部屋のカテゴリは「キナバル・マウンテンビュー」と「キナバル・シービュー」の2種類。その名の通り、マウンテンビュールームからはキナバル山を眺め、シービューからはコタキナバルの海を眺めることができる。
もう1つはタンジュンウィングで、ここでは「タンジュン・シービュー」に宿泊できる。
ホテル内には大きなプールやプライベートビーチもあり、カップルから家族連れまで楽しむことができるリゾートだ。また、シャングリラが誇るスパ「氣(chi spa)もコタキナバルの海に囲まれながらうけることができるのも魅力の1つである。
そしてなんといっても感動したのはここ、「スターラウンジ」
ホテルのチェックアウトは12時なのに帰りのフライトは深夜…時間の過ごし方しかり、フライト前にシャワーを浴びたりしたい…なんて思っているのはわたしだけではないはず!ここでは、チェックアウトした後もソファでリラックスしたり、プールで泳いだ後にシャワーを浴びたり、読書だってできる。ここがあれば、チェックアウトした後も出発ギリギリまで思う存分コタキナバルを楽しむことができるのだ。何度も訪れたくなるようなホテル、これがタンジュンアル・リゾート。あなたも次のデスティネーションにはここ、コタキナバルのタンジュン・アルをチョイスしてみては?
●ステラハーバーリゾート
ステラハーバーリゾートはゴルフ場やプールが敷地内にある広大なリゾート。リゾート内には、こちらもふたつの棟(ウィング)があり、2つの棟の行き来にはバスが必要なくらい広い。
まずはパシフィックウィング。ここには「ゴルフビュールーム」と「シービュー」の2種類の部屋があり、洋風の造りが印象的。部屋の中からはそれぞれゴルフ場や海を眺めることができる。
また、もっとアジアンリゾートを楽しみたいという方におすすめなのがマゼランウィング。パシフィックウィングとはうってかわって、開放感溢れるアジアンテイストな造りになっている。ここではマウンテンビューとシービューの2部屋に宿泊することができる。
そしてこのリゾートのおすすめはなんといってもマンダラスパ!世界的に定評のあるスパを一度は体験してみたいというそこのあなた、ステラハーバーに宿泊したときはぜひご予約を。
【サラワク州クチン】
3日目からはサラワク州のクチンに移動した。マレーシア語で猫の街=クチン、その名の通り街中では猫にたくさん出会えることができる。サラワク川に沿って道が通っており、夕暮れに散歩するとその神秘的な風景に酔いしれる。中国系の影響も多く受けているので東南アジアと中華系が混じり合って、独特な雰囲気を醸し出しているのがここ、クチンなのである。
私たちはヒルトン・クチンに滞在した。ヒルトン・クチンは市内中心部に位置し観光にもとても便利なホテル。朝食のビュッフェでは、クチン名物のスパイスの効いた麺料理「ラクサ」も食べられる。
●セメンゴワイルドライフセンター
セメンゴワイルドライフセンターは保護されたチンパンジーを野生に返すための手助けをする施設で、約20頭のチンパンジーが保護されている。彼らをみることができるのは朝と夕方に食べ物をあげる時間。周辺にはロープなども置いてあり、無邪気に遊ぶ赤ちゃんチンパンジーをみるチャンスもある。
おすすめの時期は森の中であまりフルーツがとれない時期だそう。ここではチンパンジー以外にワニも保護されていて、間近であんなに大きいワニを見られるのも貴重な体験になるかもしれない。
●バコ国立公園
今回の旅のハイライトは他でもない、バコ国立公園でのトレッキングである。
バコ国立公園にはトレッキングコースが16種類あり、トレッキング初心者からベテランさんまでいくつものコースが楽しめるようになっている。公園まではボートで移動し、砂浜に上陸するときはアドベンチャーのような気分になってわくわく。ビーチには野生のいのししが歩いていて、それさえも新鮮である。また、トレッキング中もいろいろな動物に遭遇することができる。私たちは今回、片道約2時間のコースを歩いた。(多分これでも短い方…?)スタートはビーチの側を歩くのでみんなお散歩気分だったが、山に入ると急に真剣モード。山では急な斜面があったり、岩に手をついて登るところもあるので、手袋は忘れないように。また、帽子等の暑さ対策も必須。今回はトレッキング中に4種類のサルやここでしか見られない植物をみることができた。
●マタンワイルドライフセンター
クチンにある2つ目のチンパンジー保護施設がここ、マタンワイルドライフセンターである。
セメンゴワイルドライフセンターが、チンパンジーの手助けをするセカンドステージだとすると、マタンワイルドライフセンターはファーストステージにあたる。施設内で暮らすチンパンジーを見ることができる。運が良ければ飼育員さんとお散歩中のチンパンジーにも遭遇できる。
●クバ国立公園
旅行の締めくくりはやっぱりトレッキング!クバ国立公園にもいくつかトレッキングコースがあり、私たちは再度、滝を目指して歩きに歩く。旅の最終日ということもあって私たちメンバーにも疲れがみえていたが、最後はもう気力!ということで熱帯雨林の中を歩く。ここ、クバ国立公園はいろいろな種類のカエルが生息していることで有名な場所。特に、世界最小級のカエルがみつかったことで一躍有名になった場所なのである。私たちも最後の最後、帰りに1匹みることができた。
マフア滝トレッキング ★★★★(コタキナバル初めての方もリピーターの方にもおすすめ)
バコ国立公園 ★★★★★(クチンにきたらここは欠かせない!)
クバ国立公園 ★★★★★(カエルや熱帯雨林が大好きならここへ)
セメンゴワイルドライフセンター ★★★★
マタンワイルドライフセンター ★★★★(セメンゴとマタンはぜひセットでいってほしい)
(2016年7月 若狭由希)
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