マレーシア観光=クアラルンプール? ちょっと待って、セランゴールも忘れないでっ!

マレーシア観光=クアラルンプール? ちょっと待って、セランゴールも忘れないでっ!

ファイブスタークラブに入社して二か月と十数日。日々の業務にも少し慣れてきて、私は早くも、『初めての研修旅行はいつごろかなァ、夏の終わりとかには行かせてもらえるんかなァ。』などとキーボードを叩きながらぼんやり考えていた(※ちゃんと業務はしてました)。『社会人になって初めての海外はどこかなぁ、都会かなぁ、でも東京で嫌ってほど都会は感じてるからできれば田舎に行きたいなぁ』そんなことばかり考えていた(※ちゃんと業務はしてました)。すると、まるでそんな私の心の声を聞いていたかのように、予想よりも二か月も三か月も早くに田舎への旅のチャンスが巡ってきたのであーる!


新機材のしっぽ

そして、はい!チャンスが舞い込んでから3週間後、行ってきましたマレーシア3泊4日の旅。今回、クロノス・インターナショナル様とマレーシアはセランゴール州政府観光局様のコラボレーション企画にご招待いただき、いざ、初めてのマレーシアへ!

マレーシアに行くのも初めてだしマレーシア航空を利用するのも初めてだったのだけれど、その機体のピカピカした美しさにまず驚いてしまった。聞けばこの機体は2018年5月から順次導入されている、新鋭機A350-900だそうで、なんと私と同じ新入社員だという。え、寧ろ私の方が先輩やん、などとえも言われぬ親近感を感じながら乗り込んだ私を乗せて、マレーシア航空89便は成田空港からクアラルンプール空港へと飛び立った。目的地までは直行7時間ほどで、お気に入りのアメリカのコメディドラマをシーズン丸ごと見終えた頃に着くという完璧な時間配分であった。マレーシアと日本の時差は約一時間で、到着したのは現地時間で午後5時前。クアラルンプールは元々セランゴール州の一部だったこともあり、州各地区への交通の便も良く、車で一時間程走ると州都シャー・アラムへ辿り着くことが出来た。ひとまず3泊4日の内の一日目は移動で終了である。ホテルでスパイシーな夕食とカラフルなういろう的デザートを食べて、5時起きの明日に備え、キングサイズのベッドでひとしきり飛び跳ねてからぐっすり眠った。


ACAPPELA HOTEL ディナー


ACAPPELA HOTEL デザート、カラフルなういろう


CONCORDE HOTEL 室内


飛び跳ねたキングサイズベッド。良い子はマネしないでください。


スカイミラーサインボード

ハードスケジュールな3泊4日の旅の2日目。
予定通り5時に起き、寝ぼけ眼をこすりつつ、セランゴール州で近年人気沸騰中の、マラッカ海峡に現れる神秘の島「スカイミラー」へ。ホテルから1時間程で辿り着いた港にはボートが数隻並んでおり、それに乗り込んでいく観光客達が既にわんさかいらっしゃる。5時起きで、もはや一番乗りくらいの速さで到着したのではと思いきや、既に大幅な後れを取っていたようだ。それもそのはずである。なぜなら、スカイミラーは1か月の内の2度、満月と新月の日の前後数日しか現れない不思議な島で、皆その期間になるとこぞってやって来るのだから・・・。しかも、その期間なら一日中スカイミラーを見られる、というわけでもなく、潮の満ち引きの関係で現れたり消えたりするから、1日の間でも数時間しか現れてくれない超気まぐれ・気分屋な島なのである。いつぞやの沢尻エリカ的要素を持つ神秘的な島、スカイミラーだが、この日はちゃんと現れてくれているようで、皆カラフルな洋服に身を包み、ボートに乗ってスカイミラーへと向かっていく。30分程ボートでゆくと、突如として現れたスカイミラー!どん!


スカイミラー 観光客が多い

既に観光客でいっぱい。


撮影準備にいそしむスタッフジョニー

観光客の少なそうなところまで歩いて、写真大会の準備準備。


スカイミラーと私と傘

結構きれいに映ルンデス。


スカイミラーでジャンプ with ユスリさん

こちらはスカイミラーのスタッフが撮ってくれたもの。抜群のカメラワーク。

1時間あまり経つと、だんだん潮が満ちてきたので我々は写真大会を閉会し、フォトジェニックな景色の中で写真を撮りまくれたことにホクホクしながら大満足で帰港。


同じボートのメンバーで集合写真
同舟のメンバーたち。

さて、次に向かうはセランゴール州の北西にあるスンガイシレという地域。そこでホームステイ体験をして田舎を存分に満喫するよーというガイドのニンさんの言葉を聞き、それだけでワクワクが止まらない田舎者の私であった。


スンガイシレのホームステイ
ステイ先のお家。

セランゴール州では、なんでもホームステイ先として運営するには州の認可が必要で、認可を得るためにはそれなりに整った設備と環境、もてなしができなければならないという。そんなわけで着いたのは、南国の植物や果実がたわわに実る大きな庭を持つ素敵なお家。


スンガイシレのホームステイ ハイティー体験

まずはお家の方々のお出迎えを受けて、ハイティーを体験。いわゆるアフタヌーンティーというやつ。初めて食したスターフルーツ。


スンガイシレのホームステイ バティック(蝋けつ)染め 体験

のんびりお茶を楽しんだ後は、和やかな気分でバティック(蝋けつ染め)を体験。蝋けつ染めとは、染めたい色以外の部分を蝋で覆って防染する技法で、
この技法で色づけした布や雑貨などがマレーシアとインドネシアの特産品として知られており、ユネスコの無形文化遺産にも登録されているほど歴史と由緒ある技法なのである。


スンガイシレのホームステイ バティック(蝋けつ)染め

写真の花を描いた茶色い線が溶かした蝋で描いた線。蝋の部分は染まらないので、色を塗っていくと蝋の部分が浮き出る感じに。


スンガイシレのホームステイ バティック(蝋けつ)染め 自作

蝋の部分が主線の役割を果たす。一口に言えば塗り絵。


スンガイシレのホームステイ ヤシの実をつついてとる

伝統工芸を体験したらちょっと喉が渇いてきたな。ということで庭にあるヤシの木になっている実をつついてみようということに。
観光局のユスリさんにハウツーを教わりつつ二人の初めての共同作業で見事ヤシの実をゲット。


スンガイシレのホームステイ 取りたてヤシの実頂きます

そして切って飲む。生ぬるーいところが採れたてなんだァ!と実感。個人的には冷えたものより採りたて切りたてほやほやが好み。


スンガイシレのホームステイ バギーでドライブ

ヤシの実ジュースで喉を潤した後は、バギーで田舎道をガタガタ走ってナマズ釣りへ。このガタガタ道とエンジン音と虫の音が何とも言えない田舎感。ただいまー!と叫びたくなる。


スンガイシレのホームステイ ナマズ釣り体験

マレーシアで人生初の釣りを体験!池で!じっとナマズさんが餌のレバーに食いつくのを待っている間、静かな田舎でゆったり会話して笑って過ごすというのは、
実に穏やかな気分。ナマズがかかった瞬間は皆イエーイ!ヒューヒュー!と大騒ぎ。切り替えがすごいマレーシア人。


スンガイシレのホームステイ ナマズとったどー
イエーイ!!!


スンガイシレのホームステイ 作り方を教えてくれました


スンガイシレのホームステイ グラスホッパーこんなものまで草だけで

釣りの合間にステイ先のお兄ちゃんが葉っぱでバッタをつくって見せてくれて才能に興奮。これぞまさにグラスホッパー。そう、田舎育ちはこういう何でもないけど知ってると素敵な知識をもっているんだよなぁ。


スンガイシレのホームステイ バナナの皮に載った夜のごちそう

夕飯時になって、お腹すいたーと言いつつステイ先に戻ると、既にごちそうが食卓に並んでいるではないか!至れり尽くせり!バナナの皮に盛られたお米の上にはスパイシーでテイスティーなヌードルとチキンがたっぷり。これを手づかみで頂く!ピリ辛がたまらなく美味しいのだけれども、マレーシアに来てからピリ辛な食事かカラフルなういろうしか食べていないのでそろそろ胃腸が心配な私であった。ホームステイと言ってもお泊りするわけではないので、食事を頂いた後はステイ先の皆にさよならを言ってホテルへ帰ったが、一晩くらいあの自然の中で眠りたいなあと思ったのはきっと私だけではないだろう(でも虫さされが尋常でないから対策は必要)。


ブルーモスク 外観

3日目。東南アジアNO.2の規模を誇るブルーモスクを訪問!する前に、当初は、朝からセランゴール州の観光大臣にお会いするという予定があったのだが、当日の朝急にそれは立ち消えとなった。ガイドのニンさん曰く、「大臣は忙しいよ」ということらしい。まぁそりゃそうだ。仕方ない。というわけで気を取り直して我々は、麗しきブルーモスクを拝むべく車に乗り込んだ。ブルーモスクが位置するシャー・アラムはセランゴール州の州都であり、クアラルンプールから車で1時間かからないくらいで辿り着けるので、クアラルンプールから足を延ばしてセランゴール州にやって来ている観光客の姿もたくさん見られた。ところで私影山、特定の宗教を信仰してはいないのだけれども、神社やお寺、教会やモスクといった宗教的な施設や建造物に無性に惹かれる傾向があり、海外に行くと必ず有名無名に関わらず出来る限りたくさんの宗教的建造物を巡っている。というわけで今回のブルーモスク訪問にもかなりの興味があって、来る前から楽しみにしていた。モスクでは観光客のためにマントやヒジャブの無料貸し出しをしており、着方もスタッフの方が教えてくれる。私の人生初のヒジャブは、ブルーモスクにふさわしく鮮やかなブルーヒジャブであった。着た途端脱ぎ捨てたくなるほどの蒸れと暑さを感じたけれども、モスク内を拝むために我慢我慢。


ブルーモスク 青いタイルが印象的

壁一面を覆う青いタイルが繊細で美しく、どのタイルもそれぞれ少しずつ絵柄が違って見ているだけでも全く飽きない。しばらく立ち止って壁を凝視していた私である。


ブルーモスク 美しいアーチ
床に反射する柱やアーチの形にもうっとり。


ブルーモスク 広いモスク内


ブルーモスク ハジーのおじいさん

モスク内のお祈りをする部屋は本当に広い。収容人数は2400人程、と案内してくれたハジーのおじいさんは誇らしげ。


ブルーモスク 日本人観光客用説明書

このモスクに来る日本人観光客が本当に多いので、モスク内を案内するときのために日本語で書かれたイスラームや神に関する単語リストも持っているという準備の良さ。


ブルーモスク モスク内天上

モスクの屋根であるドームの天井部分は幾何学模様で、周りには特殊な描き方のアラビア語が書かれている。ぐちゃぐちゃに書いてるようにしか見えへんなんて言ったら怒られそうだけれど。


ブルーモスク モスク内 結婚式にも使える部屋

モスクの中では結婚の催しまで出来るそうで、今までの青く荘厳な雰囲気とは打って変わって華やかで柔らかい印象のお部屋もご用意されちゃっていた。


ブルーモスク モスク内 結婚式にも使える部屋 疑似結婚してみた
ので、結婚してみた。

モスク内の見学を終えてヒジャブを脱いだ時の解放感は忘れられない。ムスリムの女性は日々蒸し暑さとの戦いやなァと暑さでぼーっとする頭で考えていた。


ブルーモスクと私

最後にモスクの前で記念撮影。
ミナレットが高すぎてカメラのフレームには収まりきらない。ブルーモスクのような型にはまらない偉大な大人にならなきゃなぁ。とこれまたぼーっとする頭で考えていた。

終わりに。
クロノス・インターナショナル様、セランゴール州政府観光局様、今回共にファムツアーに参加し、ひよっこの私にとても良くしてくださった皆様、
そしてラマダン中で飲み食いできない上に汗が流れるほど暑い中、私達を色んな所に案内してくれた観光局のユスリさんや現地旅行会社のエインさん、
ガイドのニンさん、誠に誠にありがとうございます。次もぜひこんな企画があれば呼んでください、飛びつきます。ほんとに楽しくて4日では足りなかったので、個人的にまた遊びに行けたらいいな。

ではでは、新人影山のお粗末な文章でした。これにて失礼いたします。

【スカイミラー】★★★★★ 天空の鏡と呼ばれる島。マレーシアのウユニ塩湖とも。一か月の内一定期間しか見られないからこそ貴重で、且つフォトジェニックな写真が撮れちゃう。カラフルな明るい服で撮影に臨もう。
【スンガイシレのホームステイ】★★★★☆ 田舎好きにはたまらない田舎。お家の人も温かくて癒されます。少し車で行けば周辺にリンゴ農園やお土産屋さんなどもあるのでそこに足を延ばしてみるのも◎。
【シャーアラムのブルーモスク】★★★★★ ムスリムでなくとも一度は見ておくべきおすすめスポット。入場無料でヒジャブも無料貸し出しという観光客に優しいモスク。ハジーのおじいさんに会いに行くだけでも行く価値があると言えるほど、優しいおじいさんが待ってます。

(2018年6月 影山文香)

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