今回は入社後初めての出張ということでカンボジアとベトナムに9日間行かせていただきました。2カ国とも一度も訪れたことがない国だったのでぼんやりと東南アジアのイメージを持ちながら訪れた両国。でも国というよりも都市、都市よりももっと小さな視点でその土地のよさを感じることができた旅となりました。
1日目:成田→シェムリアップへ(シェムリアップ泊)
2日目:アンコールワット日の出鑑賞・アンコール遺跡群観光
プノンバケン夕陽鑑賞・アプサラダンスディナーショー(シェムリアップ泊)
3日目:ベンメリア遺跡観光・プリアヴィヘア夕陽鑑賞(プリアヴィヘア泊)
4日目:コーケー遺跡観光・スバエク・トム鑑賞(シェムリアップ泊)
5日目:トレンサップ湖クルーズ
シェムリアップ→ニャチャンへ(ニャチャン泊)
6日目:ニンヴァンベイに1日滞在(ニャチャン泊)
7日目:ニャチャン→ホーチミンへ
サイゴン川ディナークルーズ(ホーチミン泊)
8日目:クチトンネルとメコン川クルーズ観光(機中泊)
9日目:ホーチミン→成田へ
【1日目】
ベトナム航空で成田からハノイ乗り継ぎ約9時間でシェムリアップに到着しました。
着いた瞬間から立ちこめるむわっとした空気からカンボジアに着いたんだなあと実感。
時間帯もちょうど夕方で車の中から美しい夕焼けがお出迎えしてくれました。
【2日目】
●アンコールワットの日の出は息がとまるほどきれいでした
朝5時、眠い目をこすりながらアンコールワットへ。日の出鑑賞は人が多いので位置取りはとても大切です。わたしが行ったときはもう前の方は埋まっていたので、ちょっと段差があるところにスタンバイ。
真っ暗で月が見えていたあたりがぼんやりと紅く染まってきた…と思っていたらいつのまにかオレンジ色に、そして眩しすぎるくらいの朝日に出会うことができました。
20〜30分の出来事なのに一瞬一瞬で見える景色が変わってとっても神秘的な光景です。
アンコールワットの右側から顔をのぞかせる太陽
わたしが見に行った時期は冬至でアンコールワットの中央祠堂の右から朝日が昇ってきました。季節ごとに見える位置が変わるそうで(当たり前ですが)中央祠堂の真ん中から朝日が見える春分の日と秋分の日は特に人気だそうです。
●バイヨン〜象のテラス〜タプローム
日中はアンコール遺跡群観光へ。
バイヨンには菩薩像がたくさんいます。ガイドさんいわく、微笑んでいるようにみえる口元はクメール人の笑い方を元にしているそう。遺跡群を歩いていると当時はどんな様子だったんだろう、と想像せずにはいられません。レリーフも物語になっているので話を知ってから見るとよりおもしろいです。
●だんだんと沈んでいく夕陽は線香花火を見ているようでした
15時半頃夕陽を見にプノンバケンに移動。あれ、ちょっとはやくない?と思うかもしれませんが実はここ、入場できる人数が決まっているのです。満員になってしまうと上の人が降りてくるまであがれないので、夕陽を見にここに行く方は要注意!1時間半ほど山の上で待ちましたが、そんな待ち時間を忘れてしまうほど美しい夕陽をみることができました。写真で見るよりも本物は100倍美しいです。
【3日目】
●密林に眠る東のアンコール「ベンメリア」
プリアヴィヘアに向かう途中にベンメリアへ立ち寄りました。建物のほとんどが崩壊していますが、それが逆に迷路のようでおもしろいこの遺跡。遺跡と木々が混じり合って本当にジブリの世界に迷い込んだようでした。積み上げられているたくさんの石もよく見るとレリーフが掘ってあったり、これまた想像力が掻き立てられます。ガイドさんによると近々ここも修復候補としてあがっているようで、もしかしたら現在のベンメリアを見られるのも今のうちかもしれません。
●カンボジアのパノラマを独り占めしちゃいました
シェムリアップから車で4時間、タイとの国境にあるプリアヴィヘアに到着。山の頂上に向かって5層にわかれている寺院とその先にある絶景をじっくりたっぷり堪能しました。頂上まではゆるやかな上り坂が続いています。人が多くないのでその分ゆったりと観光できそうです。中央祠堂を過ぎた先はカンボジアの景色を一望できる断崖絶壁が!スリルは満点、感動はもちろん200点満点です!!!
その日は私たちしかその場にいなかったので、まさに絶景を独り占めしてしまいました。本当にいいものをみると、本当にいいっていう言葉しかでてこないんだなあ、と実感した瞬間でした。
観光を終えたあとはプリアヴィヘア唯一のホテルで1泊。
【4日目】
●コーケー遺跡群(プラサット・リンガ〜プラサット・トム〜プラサット・プラム)
プリアヴィヘアの帰り道はコーケー遺跡群に立ち寄りました。60もの寺院から成り立つコーケー遺跡群ですが、その中の3つの寺院を今回はまわりました。特にピラミッド型の寺院プラサット・トムは他には類を見ない寺院となっています。個人的にはプラサット・プラムがお気に入りでした。
●カンボジアの伝統芸能「影絵芝居」
この日の夜はカンボジアの伝統芸能である影絵芝居を見ながらご飯を食べられるレストランに行きました。シェムリアップはカンボジア影絵の発祥地です。言葉はクメール語で理解できませんでしたが、ストーリーはラーマーヤナ物語が元になっているのでなんとなくどんな物語になっているかはわかると思います。このレストランでははじめにあらすじが書かれた紙を渡してくれました。
【5日目】
●トレンサップ湖クルーズ
とうとうシェムリアップも最終日。最後にトレンサップ湖クルーズに参加してきました。トレンサップ湖には水上に浮かぶ村があります。スーパーや交番、小学校もあります。多くの人は水上と地上の両方に家をもっているそうです。水上の村の周辺をクルージングしたあとは、小さなボートに乗りかえてマングローブの森の中を進んでいきます。ゆったりと流れる時間がとても心地良かった…
【6日目・7日目】
●ベトナム、ニャチャンに到着!
シェムリアップからホーチミン乗り継ぎでニャチャンに到着。
ホーチミンのベトナム国内線の乗り継ぎはターミナルが違うので少し時間がかかります。
ここで今回宿泊したニャチャンのホテルを2つ紹介したいと思います。
●エバソンシックスセンシズ・アナマンダラ
ニャチャンで唯一のプライベートビーチフロントのリゾートです。ホテルの中はリゾート感満載ですが、一歩外にでてニャチャンの街中も楽しむこともできます。日中のビーチの美しさはもちろん、夜もライトの雰囲気が絶妙で歩いているだけで幸せな気持ちになれました。ホテルに到着するとウェルカムドリンクとオリジナルのアイスクリームがお出迎えしてくれました。
●シックスセンシズ・ニンヴァンベイ
自然に囲まれてゆったり流れる時間がとても心地よく感じるリゾート、それがシックスセンシズ・ニンヴァンベイです。ボートでホテルに到着するとスタッフが笑顔で出迎えてくれました。海辺をお散歩したり、部屋で景色をみながらぼーっとしたり、デイベッドで寝転んだりゆーっくり贅沢な時間を過ごすことができました。
●最終デスティネーション、ホーチミンに到着!
7日目の夜にホーチミンに移動。サイゴン川ディナークルーズに乗船しました。とても人気のようで船内は人がいっぱい!各階のステージでは音楽が流れたり、伝統の踊りを披露してくれたりいろんなエンターテインメントが楽しめます。ホーチミンの夜景も両サイドから見られるように一周してくれるので安心です。
【8日目・9日目】
最後の1日はホーチミンから参加できるオプショナルツアーに参加したあと市街地散策。ドンコイ通りやサイゴン大教会はもちろん、至る所に雰囲気が良いカフェやおしゃれな雑貨屋さんがありアクティビティだけでなくショッピングも楽しめた1日になりました。
●クチトンネルとメコン川クルーズ
隠れ穴に実際に入って実演してくれました
トンネルの中はとても狭いので5分歩くだけでも疲れます
クルーズの途中は南国フルーツでひとやすみ
ボートに揺られて気持ちよかったです
夜はホーチミンから帰国の途へ着きました。長いようであっという間だった9日間。いくつもの遺跡をみてアンコールワットの朝日、プノンバケンの夕陽、そしてプリアヴィヘアでも夕陽をみて、そしてリゾートでのんびりして。帰りの飛行機の中でも夢見心地で、大満足な旅となりました。
スタッフのおすすめ度
シェムリアップ ★★★★★ 遺跡ももちろん街歩きもとても楽しい
プリアヴィヘア ★★★★★ 天空の遺跡とカンボジアのパノラマは必見
ニャチャン ★★★★★ ニャチャンを訪れる際はぜひシックスセンシズリゾートへ!
ホーチミン ★★★★ クチトンネルとメコン川クルーズのセットには大満足
(2015年12月 若狭由希)
カンボジア
ベトナム