今回の旅先はインド・ネパールの2か国。
まず先に、ここまでインドのイメージが変わるとは思いませんでした。
というのも、インドは4年前に1度訪れたことがあり、その際には王道でデリーやアグラ、ムンバイ、ベナレス等を回り、印象深さでいったらピカイチの国でした。
ただ今回のインドは東インドのダージリンを拠点に高地サンダクプーを訪れる内容でしたので、絶景が待っていると確信していました。
ダージリンといえば、日本でも聞き慣れたダージリンティーの原産であり、世界最古の登山鉄道ダージリン=ヒマラヤ鉄道、通称トイトレインが有名ということだけは知っていましたが、全体的なイメージがつかめませんでした。
バグドグラまでデリーから国内線で移動したのに車に乗ること2時間ほどでダージリンでしたが、その間こんなとにかく登ります。ダージリンがこんなに標高の高い場所とは知りませんでした。
<トイトレイン>
1841年に開通し、今なお走り続ける世界最古の登山鉄道、ダージリン=ヒマラヤ鉄道です。
世界遺産に登録されています。通称トイトレインとも呼ばれていて、まるでおもちゃのような見かけです。ダージリンに訪れた際には必ず乗って頂きたいです。ダージリン駅から、最も標高の高い駅グーム駅までの短い区間だけでも乗れます。
ただ、蒸気機関車とディーゼル機関車が交代で走っているので、趣のある蒸気機関車に乗れるかは運次第です。私はたまたま蒸気機関車に乗ることができ、汽笛の音にとても興奮しました。
トイトレインに乗ってみて、思ったのは、箱根登山鉄道と江ノ島電鉄が混ざったような感覚でした。
ダージリンの朝と夜はとても冷えるので、防寒着はできる限りの用意はしていきました。
ダージリンで一泊した後にサンダクプーへ。
<サンダクプ->
富士山よりも高い、標高3636mの西ベンガルで最も高いサンダクプー。
ダージリンから車で1時間半ぐらいのところにあるインドとネパールの国境線があるマニバンジャンという町がサンダクプーに続く道の入り口となっており、車を旧式のランドクルーザーに乗り換えます。途中2度、ネパールの国境越えを経て、そこから約5時間かけて悪路を進み、サンダクプ―に到着。
気づいた時には雲の上にいました。
この光景が目に焼き付きます。
日が沈んでからは本当に寒く、ダージリンの比になりません、、、
また電気が通ってないので、クーラーなんてないので、衣類でどうにかしました。
ただ、そんな過酷な環境でしたが、苦労した分、感動は大きいと実感しました。
サンセットのビューポイントまでは緩やかな道を1時間程度トレッキングをしましたが、
少し物足りないような気もしました。もう一泊していれば、ファールートというトレッキングコースを3~4時間ほどできたのですが、1泊しかできなかったので、もっと時間があればぜひやりたかったです。
トレッキングのベストシーズンは10月~1月の空気が澄んでいる時期と3月~5月の暖かく赤いシャクナゲが一面に咲く時期です。
もう一カ国、ヒマラヤ山脈のお膝元、ネパールに行ってきました。ネパールに関しては、不幸な事に大地震が記憶に新しいかと思います。今年(2015年)の4月に起きたばかりで、大丈夫なの?という心配な声をよく聞きますが、「大丈夫です。」とお伝えしたいです。実際に行った1人の旅行者として感じた素直な意見です。
それ以外に個人的にはタイのカオサン通りに並ぶ、バックパッカーの聖地タメル地区には以前から興味がありました。
ただ現在、深刻な問題はガソリンが輸入ストップとなっており、街中で、ガソリンスタンドに長蛇の列が並んでいます。以前にもあったようでどちらかというと地震よりもこちらが問題視されていました。
<スワヤンブナート>
街の中心地から車で10分程にある丘に建てられネパール最古の仏教寺院スワヤンブナートは、カトマンズのシンボルで世界遺産にも登録されており、観光客だけでなくローカルな人々も大勢いました。寺院の中心にある独特な目が描かれたストゥーパは有名で、目玉寺などとも呼ばれているそうです。
<バグタプル>
15~18世紀のネワール文化ともに発展を遂げたバグタプルは、古き良き文化を凝縮したような街並みが世界遺産に登録されています。古き良き文化を凝縮したような街並みが人気で同じくスワヤンブナート同様、世界遺産にも登録されています。旧王宮や寺院が並ぶダルバール広場、トゥマディー広場、最も古い町並みが残るタチュパル広場の各広場を繋ぐ路地は、一度歩いたら忘れないほど印象的でした。
ローカルなお店が軒を連ねており、散策はとても充実しました
趣のある路地で繋がっており、散策には最適です。
<ナガルコット>
ナガルコットは特に
カトマンズから車で1時間30分で行ける見晴らし抜群でアクセスがよく、ネパールでヒマラヤが見晴らし抜群で望めるのはナガルコット。残念ながら曇ってしまい、景色はほとんど見ることができませんでした。また日帰りで行きましたが、朝日が有名だったので、1泊できなかったのも残念。
【食事】
・ダージリンティー
ダージリンティーは紅茶のシャンパンと称される程、香りが高いことで有名で、日本でも耳にしたことはあると思います。実際に有名なマカイバリ紅茶園にお邪魔させて頂きました。残念なことに秋摘み茶葉の収穫時期は終わってしまっていました。
・チベット料理のトゥクパ
日本のラーメンのような見た目で、味付けも日本人に親しみのある味でした。ダージリンではポピュラーな食べ物のひとつでしたので、割とどのお店でも食べられます。
ズーズーダウ
ズーズーダウとは、ネパールではポピュラーなヨーグルトをダウと呼び、その中でもバグタプル産のものをズーズーダウと呼ぶそうです。ヨーグルトの王様と称されるほど味は濃厚でいながら、ペロッと食べられます。
個人的に、サンダクプ―で見た山々の絶景が最も心に残る、とてもいい旅行でした。
自然はすごかったです。
<おすすめ>
□トイトレイン・・・一度は乗って頂きたい! ★★★★★
□サンダクプ-・・・今まででベストな絶景。山が神々しいです。 ★★★★★★
□スワヤンブナート・・・ネパールを訪れたらまずここへ ★★★★
□バグタプル・・・ 古都バグタプル、みどころ満載 ★★★★★
□ナガルコット・・・ ネパールで絶景ヒマラヤ山脈 ★★★★
(2015年12月 小澤駿)
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