「インドネシア女子旅☆ ~5割ジャングル・4割遺跡・1割ビーチとバリ舞踊~」

「インドネシア女子旅☆ ~5割ジャングル・4割遺跡・1割ビーチとバリ舞踊~」

インドネシアといえば、なにが思い浮かぶでしょう。
ボロブドゥール遺跡、バリ島、ビーチ、白い砂浜、透明な海・・・
知識の乏しい私は、インドネシアの出張が決まってからそんなイメージしか思い浮かべられていませんでした。
しかし、いざ日程表を見ると、「ジャングル」の文字が・・・しかも、ボート泊!
ジャングルなんて行った事もなく、しいて行ったことがあるとすれば、夢の国のジャングルクルーズくらいだった私。
一体どんなものを持って行ったらいいのか分からず、一瞬頭の中をよぎった、世界ふしぎ発見の草野くん人形を想像しながら空港へと向かいました。
ジャカルタ1泊→カリマンタン島2泊→ジョグジャカルタ3泊→バリ1泊という9日間の行程でインドネシアを探検してきました。


●カリマンタン島●
日本からジャカルタまでは直行便でおよそ7時間。
この日は翌日のカリマンタン島へ向けジャカルタで1泊。
アマリスホテルは空港⇔ホテル間の送迎サービスがあり、空港からもラッシュ時を除けば10分足らずで着いてしまうので非常に便利です。


<2日目>
ジャカルタから国内線カルスターエアにてカリマンタン島へ移動し、そこからタクシーに乗って20分ほどでクマイ港に到着。
そこからボートに乗り換えて、いざ2泊3日のジャングルクルーズのはじまりはじまり。
今回宿泊するボートは2階建てで、2階にはテーブルとイス、ベッド、船の先端にはデッキチェアがあり、1階にはキッチン、バス&トイレ、洗面台、エアコン付きの寝室が備えられています。



意外にも設備がしっかりしていてびっくりしましたが、なにより驚いたのはこの船の乗客が私だけということ。
私以外に一緒に乗り込んだのは、私専用のガイドさん、コックさん、2人の操縦士さんのみです。
朝食は7時、ランチは12時、ディナーは19時。一応決まってはいますが、時間を変更してもらうことも可能ですし、またシャワーも好きなときに浴びられます。
また、乗客の人数に合わせてドリンクを積み込んでいるので、飲み物の心配もありません。


クマイ港を出発しておよそ1時間、船はスコニャール川に入ります。ここがタンジュン・プティン国立公園の入り口です。
この国立公園では、カリマンタン島とスマトラ島にしか生息していない野生のオランウータンをはじめ、カリマンタン島固有種のテングザル、クロコダイルをはじめとする希少動物の数々、その他多くの野生動物を観察することができます。
日が暮れるとあたりは真っ暗で唯一の光はボートの進行方向を照らすライトのみ。
川の両サイドには木々が生い茂っており、夜になるとホタルがたくさん集まる、クリスマスツリーのようなキラキラした木があちこちで見られます。
そのホタルの木のそばに船を停め、ディナータイム。


エンジンを止めると聞こえるのは、川のかすかな水の音と、野生動物たちの声。
電気をつけると虫が寄ってきてしまうので、キャンドルの灯りの中でご飯を食べます。
そしてディナーのあとは、デッキチェアに寝転がって星空鑑賞です。
プラネタリウムにでも来たかのような満天の星空で、視界に収まりきらない星達にうっとりするのでした。


<3日目>
6:00 エンジンのかかる音とともに起床。


朝食を食べながらキャンプ・リーキーに向けて2時間ほど船を走らせていると、
突然船が減速。ガイドさんが森の方を指差して「サル!サル!」と教えてくれました。
ピノキオみたいに鼻が長いおサルさんを見つけました。テングザルさんです。


セクシーな座り方。
ジャングルではこうした突然の遭遇が頻繁に起きるので、そのたんびにわくわくしっぱなしです。
ひとつめの村、タンジュンハラパンへ到着して歩いて15分ほどすると、オランウータンの餌付け場に着きます。



ベンチにて待機していると、待望の彼らがのこのこやってきてくれました。



バナナとミルクを勢いよくほおばり、ミルクが鼻に入っちゃった姿がなんとも愛おしい。

人慣れしているのもいれば、警戒して後ろを向いて食べているものもいたり。
オランウータンに触ることは禁止されているので、少し距離をあけての見学になりますが、それでも迫力は存分に伝わってきます。
見学後はぐるっと1周してボートへ戻り、ランチを食べながら次の村へ。



13:00 キャンプリーキーへ到着。
また20分ほど森の中を歩き、オランウータンの餌付け場へ行きます。
ガイドさんが大声で鳴き真似をすると、森のあちこちからオランウータンがやってきます。
親子連れも、ボスも、サルもいました。




ボートへ戻り、クマイ港に向かいつつ、本日の停泊所を探します。



●ジョグジャカルタ●
船は無事にクマイ港へ戻り、空港へ。
ジャカルタを経由してジョグジャカルタへ向かいます。


空港から車で約1時間30分、マノハラホテルに到着です。
ジョグジャカルタといえば、世界遺産のボロブドゥール遺跡。その遺跡内にある唯一のホテルがマノハラホテルです。
遺跡内を何度も行ったり来たりできるフリーパスもついているので、遺跡観光をどっぷり満喫したい人にとっては非常に便利です。
大人気のボロブドゥール・サンライズツアーの基点にもなっていて、ここからなら徒歩5分ほどで着いてしまうので、楽ちんです。

<5日目>
ボロブドゥールの日の出鑑賞のため、4時起床、5時出発。
まだ暗いので懐中電灯を持って遺跡内を歩きます。



5:30頃 若干霧がかっていながらも、美しいご来光を見ることができました。
朝日を迎えたあとは、いったんホテルに戻って朝食を取って、また遺跡観光へ繰り出します。



ボロブドゥールは無の世界の象徴と呼ばれ、回廊のレリーフはきめ細やかで繊細です。


修学旅行中の生徒たちとたわむれるの巻。


午前中みっちり観光したあとのお昼は、アマンジヲにてランチです。
世界中のセレブが泊まる超高級リゾート。遺跡のように森と一体化した造りになっており、ボロブドゥール寺院を模したデザインの建物が特徴です。一見近づきがたいですが、ランチのみ利用する人も多く、旅行者の間では話題のスポットになっているようです。
日本語のランチメニューの用意もあるので、なにを頼んだらいいか分からない~なんてことにならず、安心です。
天気が良い日は遠くにボロブドゥール遺跡が見られるので、眺めも最高。



●ソロ●
今日はジャワ島中心部、日本でいう奈良のような街並みのソロへ向かいます。
ボロブドゥールからソロまでは車で2時間半ほどです。


1757年にソロ王国の、初代マンクヌゴロ王がオランダ植民地政府の力を借りて建設した、開放的なジャワ建築様式のマンクヌガラン王宮。
現在は博物館になっていて、王族が身に着けていた貴金属や装飾品など、幅広いコレクションが展示されています。


マンクヌガラン王宮のすぐそばにあるトリウィンドウ市場。
骨董品を扱う店舗がずらりと並んでいます。インドネシア伝統の木彫りの人形やアンティークがそろっていて、レトロなものがいっぱい。掘り出し物が見つかるかもしれません。




ジョグジャカルタラウ山(3,265m)の中腹にあるスクー寺院。
「性の結合」を象徴とするものが多数残っており、またの名をエロティック寺院ともいうそうです。

真ん中の細い階段は、産道を表してるんだとか。
●ジョグジャカルタ●



プランバナン遺跡は、かつてこの地を治めていた、ヒンドゥー教国マタラム朝と仏教王国シャイレンドラ王朝のふたつの文化が融合して建てられた世界文化遺産です。
中心寺院であるロロ・ジョングラン寺院には、破壊の神であるシヴァ、戦いと勝利の女神であるドゥルーガ、富の神様であるガネーシャの像がそれぞれ祀られています。




●バリ島●
旅の締めくくりはバリ島へ!
まずはクタから車でおよそ1時間。
タジュンベノアビーチでマリンスポーツ体験です。



更衣室、ロッカールームの設備はもちろん、ランチも食べられるとあって、
たくさんの旅行者で賑わっていました。また日本語スタッフや日本語を話せるスタッフがいるので、日本人にも人気のスポットになっています。
今回はジェットスキーとパラセーリングを体験しました。




そこから1時間30分ほどかけてウブドへ。
ウブドといえばライステラス。天気が良かったので、遠くまで見渡せましたが、
今の時期は稲を植えていないので、見ごろではないとのこと。


ウブドのビーチ沿いはお店がたくさんありますが、クタのレギャン通りは日本の原宿並みに栄えています。




ライステラスを眺めながらナシゴレンと、ミーゴレンを堪能したあとは、バリ舞踊のレッスンを受けます。



まずは伝統衣装に着替えます。
好きなデザインのものを自分で選んで、着付けしてもらったあとは、ヘアメイクをしてもらいます。



レッスン場はライステラスを見渡せる場所にあって、清清しさ満点です。
今回教わったのは、ペンネダンスというウェルカムダンスで、バリ舞踊の中で一番初心者向けの踊りです。
身体だけでなく目も動かしたり、あごを突き出したり、初歩的なダンスといっても難しかった・・・


ジャングル、遺跡、ビーチ、バリ舞踊。
インドネシアの魅力を120%堪能した旅でした☆

<キャンプリーキー>★★★★★
本物のジャングルクルーズを楽しみたい方には絶対絶対おすすめ!
<ボロブドゥール>★★★★
朝日を浴びるストゥーパは感動的。
<バリ舞踊レッスン>★★★★★
衣装もメイクもプロ仕様!女子におすすめです。
(2015年5月 酒井優紀)
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