【マレ・ブル・マレ~自然に宗教に都会に触れた9日間~】

【マレ・ブル・マレ~自然に宗教に都会に触れた9日間~】

・マレーシア
自然の動植物の宝庫。東マレーシアのスカウ村へ
今回向かうのはジャングルの中にひっそりとたたずむボルネオネイチャーロッジです。
サバ州のサンダカンから車で2時間弱。キナバタンガン川のクルーズ乗り場に到着。

そこからさらに揺られること、10分程で到着。

想像ではもっと原始的なのかと思ったら、しっかりしていて、びっくりしました。
ロッジには本当に無駄なものがありません。
最低限の設備だけれども、この自然に囲まれた環境が、最大の魅力です。
都会の喧騒から離れたい方は必見だと思います。
ここは周りには森と川しかないので、時間の流れが心なしかゆっくりしています。



あまり多く電気を使いすぎると、太陽光発電だそうなので停電することもあるそうです。
その為にかわかりませんが、人力発電もできます。

ここでは早朝、夕方、夜と3階にわたってクルーズが楽しむことができます。
約1時間30分~2時間かけて、ジャングルの川を進んで、野生の動物を探します。
天狗猿、オラン・ウータン、ワニ、ピクシー象にも遭遇できるのです。



私は象に会え、さらに河を横断するところを見ることができました。かなり珍しいらしく、ガイドの人が動画を撮れと興奮気味にいってきました。


大体、朝早くか、夕方にクルーズにでるのですが(動物の朝食時間、夕食時間)、動物に出会わなくてもジャングルの中の川をボートでいくだけで、わくわくしてきます。



もちろんクルーズだけでなく、トレッキングも可能です。ただ雨季にはヒルがいるので要注意。今回は幸いにも乾燥しており、噛まれることはありませんでした。
・ブルネイ
正式名称はブルネイダルサラーム国で、略称でブルネイと呼ばれるイスラム教の国です。
国土は三重県とほぼ同じですが、十分に観光しがいのある国です。
ブルネイは王様が世界有数の資産家で、その資産のほとんどが石油の採掘から来ています。
まず訪れたセリア地区は石油の採掘量が多く、町のいたるところでノッキングドンキーと呼ばれる掘削機が稼働しています。


また、10億バレル記念碑もあります。
ただ10億バレルっという量はすごいのでしょうが、どれ程すごいのかはわかりません。
ブルネイの中心であるバンダリスリヤカンには、有名なモスクが2つあり、こちらがニューモスクで、ブルネイ国王様のポケットマネーで建てられたそうです。額を聞くと、想像を超えた金額で、ブルネイの宗教色の色濃さが見て取ることができました。

ライトアップはさらに絢爛豪華な様相です。

因みにそんなブルネイ国王様の王宮(外観)は想像できないほど広く、豪華でした。
ただ中には、念に2日間しか一般の人は入ることができず、未知数です。

もう一つは旧モスクと呼ばれ、ブルネイのベイエリア近くのダウンタウンあります。

こちらもライトアップ時はとてもきれいで、見る人は足を留めること必死です。
この2つのモスク以外にも、水上集落に足を運びました。
元々、ブルネイは水上集落が中心だったそうで、その後時代を経るごとに地上に移り住んでいったそうです。今現在でも、水上集落で生活してる人も少なくありません。


意外にブルネイは隠れた魅力が多く、一度は訪れたい国だと思います。
・マレーシア
その後にまたマレーシアのクアラルンプールに戻りました。
もはや世界有数の大都市へと成長したクアラルンプール。ブルネイからの反動で、アロー通りの屋台街へ足を運びました。

この雑多な感じがなぜか心地良いのは、ブルネイからの反動なのかと自問自答しながらも、堪能しました。
市内はショッピングモールがたくさん集中しており、それぞれ雰囲気が違い、ターゲットも異なります。その中でも一番新しく、最先端のショッピングモールなのがパビリオンです。

年末にクアラルンプールに行くと信じられないほど安くブランド品が買えるそうです。
ペトロナスツインタワーは言わずもがな、もはやくプールの代名詞になってます。

特に私が印象深く、良かったのが、市内から30分程で行けるバトゥケイブとロイヤルスランゴール工場です。
バトゥケイブはイスラム教の国であるマレーシアで、ヒンドゥー教の為の洞窟です。

ちょっと奥まで行くには遠いですが、洞窟がとても神秘的でよかったです。

そしてもう一つが、錫で一財をなした、クアラルンプールで国王から唯一認められたブランド「ロイヤルスランゴール」 の工場です。販売はもちろんのこと、ご自身で錫を加工して作ることもできます。錫の質の良さは、実際に見て、触ればわかるはずです。
お土産にも最適ではないでしょうか。



マレーシアの中心部だけではなく、ボルネオ島、サバ州がこれほどまでに可能性があり、自然と触れ合える場所だとは知りませんでした。結構損してたなと実感しています。
またマレーシアもさることながら、ブルネイについて知り、その良さに触れられたことが特に印象に残りました。是非マレーシアやシンガポールにお出かけの際には、ブルネイも日程に入れてみてはいかがでしょうか。



おすすめ度
・ボルネオネイチャーロッジ ★★★★★
・ジャングルクルーズ ★★★★★
・セリア地区 ★★★★
・ブルネイモスク★★★★(ライトアップ時)★★★★★
・水上集落 ★★★★
・クアラルンプール市内 ★★★
・バトゥケイブ ★★★★
・ロイヤルスランゴール ★★★★★
(2015年3月 小澤駿)
マレーシア
ブルネイ

マレーシア・シンガポール・ブルネイカテゴリの最新記事