2012シンガポールGP観戦記

2012シンガポールGP観戦記


今年も最高に楽しかったシンガポールGP!!
そう、今年も、ということは、実は昨年に続き、2度目の観戦。
というわけで、リピーター視点からの2012版リポートをお送りする。
レース知識のない人には全く意味不明の内容になるのを断っておく。


9/20(木)
昨年は金曜に出発し、現地に夕方着いた為、MRTが帰宅ラッシュで激混み。P1も既に開始している、という有様だったので、今年は木曜深夜に日本を出発。早い時間帯の現地入りを目指す。旅程は3泊5日。
9/21(金)
早朝。シンガポール到着。別便の友人と合流し、ホテルへ。
まずは仮眠用として予約しておいたホテル。朝食と小休憩で数時間だけ滞在し、12時チェックアウト。そこから本当の滞在ホテルへ。
昨年に続き、MARINA MANDARIN。
今年の部屋は20階。バルコニーからの眺望は、右手T7、前方T9、パダンステージ、左手T10、T14、という具合。
特にT7の入りとT14の立ち上がりがよく見える。


P1まで時間があるので、クラーク・キーへ観光に。
昨年は観光らしい観光をする暇がなかったが、今年は流れを把握しているので多少余裕がある。リバークルーズで水上からのコースを眺めて過ごす。
遅い昼食を摂り、アイスを買ってホテルに戻る。
18:00。アイスを食べながらバルコニーからP1観戦。
これがコース上のホテル宿泊者の醍醐味。自分の部屋から観戦できるなんて、最高である。
GP2等も迫力があるが、やはりF1はエンジン音が全然違う。部屋の中にいてもイヤープラグが必要。今年一発目の生のエンジン音を聞いて、早くもテンションが上がる。
P1の後、少し仮眠。
20:30頃。P2を現場で観戦する為に外へ。チケットはプレミアウォークアバウトなので指定席がない。ホテルから近いゲート7から入場し、T14の立ち上がりの辺りを陣取る。
21:30 P2開始。
シンガポールGPは本当にマシンとの距離が近い。たった一枚のフェンスを隔てた数メートル先をマシンが走り抜ける。この感動は体験してみないと伝わらないと思う。
22:00頃。P2観戦を途中で切り上げてパダンステージへ。
予め入手しておいたファンゾーン入場のリストバンドがあるのでステージのすぐ近くを確保。
23:15。ライブスタート。
00:30頃。ライブ終了。ホテルに戻る。日本から持ってきておいたインスタント麺で夕食を済ませる。入浴、2:30頃就寝。シンガポールGPはまだまだ始まったばかり。明日も楽しみ!





9/22(土)
9:00過ぎ起床。朝食後、仮眠。というか、気づいたら寝ていた。よほど疲れていたのだと思う。
12:30再び起床。P3までの間は買い物タイム。
ホテルのすぐ近くのPUMAストアでアロンソ直筆サインを発見。こっそり触っておいた。
昨年はマリーナエリアから一歩も出なかったが、今年はオーチャードロードに行くと、マシンの展示やモールのセールなどで盛り上がっていた。
17:00頃。買い物と昼食を済ませてホテルに戻る。



18:00 P3開始。バルコニーから観戦。
20:00 予選を見る為に外へ。予選からは全体の様子を確認しながら観たいので、ビジョンのあるT16を選択。昨年はファンビジョンのレンタルをしたが、今年はしなかった。しかし、どうやら小型化されたようで、今年のものを使っている人を見ると、快適そうだった。
21:00-22:00 予選観戦。やはりプラクティスとは違い、空気が一気に張り詰める印象を受ける。今年のPPはハミルトン。
予選終了後、ファーストフードで夕食を調達してから部屋に戻る。
23:00 夕食を食べながらバルコニーからパダンステージのライブ鑑賞。ステージ上は見えないが音は聞こえるし、観客側は全部見えるので会場の盛り上がりは直に伝わってくる。
その後、入浴、就寝。この日も遅くまでテンション上がりっぱなしだった。
さて、明日はいよいよ決勝!どうなることやら!


9/23(日)
9:00過ぎ起床。朝食。今日は睡魔に打ち勝ち、そのまま外出。とあるモールへ。
というのも、ある狙いがある為だった。実は昨年、たまたま買い物に訪れたところイベントに遭遇し、コバライネンのサインと2ショットをゲットしたのだ。今年も何かあれば、と期待して乗り込んだが、なんと、改装工事中。目論見はあっけなく終焉。買い物と昼食を済ませホテルに戻る。
14:30頃。モールから戻って荷物だけ置いて、すぐにまた外出。決勝観戦場所の下見へ。
昨年、最終コーナーの立ち上がりで観たが、それがなかなか良かったので、今年もその辺りへ偵察に。
と、ここでサーキット内を歩いていると我々の背後からフェラーリの格好をした西洋人が歩いてきた。その人物の前をケータハムのクルーが歩いていたので、このフェラーリさんも単なる一クルーだろうと思っていたが、どんどん距離が近づいてきて、我々のすぐ真横を追い越して行った・・・が!!
ん!??今の人、よく見ると・・・!!え!??まさか!??
「今のドメニカリ!?」「ドメニカリだったよね!?」
ぎゃーー!!なんと、その辺のクルーのおじさんかと予想していたら、あのドメニカリだった。
1人で普通に我々と同じ道を歩いて来たなんて・・・。ここで一気にテンションが上がる。
モールでドライバーのイベントはなかったが、ドメニカリでもう水に流そう!などと話しながら、ふらふらとドメニカリの後をついて行く我々。無意識に後を追っていた。
最終的に関係者以外立入禁止のエリアへ消えて行ったのでそこまでだったが、本当にびっくりした。

興奮冷めやらぬまま、観戦場所の下見を済ませ、シンガポールフライヤーへ向かう。
一部のエリアのチケットホルダーはレース期間は無料で乗れるのである。上からガレージの様子も見られるし、乗らないのは損。


フライヤーを降りて一旦ホテルに戻る為に歩いていると、若いおにいちゃんが前から歩いてきた。チームウェアを着てキャップを被っている。狭い一本道なので、すれ違う時に思いっきり目が合った。にっこり。
・・・・・・・セナだ!!!
不意打ちすぎてカメラもペンも用意できなかったが、セナだった!!
ドメニカリといい、セナも1人でふらっと歩いてきたので、こちらも全く無防備の状態である。
「今のセナ!!」「セナだったね!!」
と、またもやテンションが上がる。生のセナはふんわりした雰囲気で瞳のきれいなイケメンだった。
やばい、この道やばい。まだ誰かに会いそう・・・と話しながら進んでいると、またもや前方から若いおにいちゃんが。今度はマルドナードだった!さすがに3回目。咄嗟にカメラを出して撮影に成功。もっと余裕があれば声をかけて2ショットとサインもお願いしたかったが、やはりこれも突然の登場だったので、叶わず。
マルドナードは外国人にしては小柄で普通のおにいちゃん、という印象だった。

17:00過ぎ。一旦ホテルに戻り、食料の用意をして出発。ここからはドライバーズパレードと決勝を一気に観る算段。一旦離れてしまうと場所をとられてしまうからである。
観戦場所でつまめるパンや飲み物を持って行き、最後まで居座るのだ。
結局、昨年と同じく、最終コーナーの立ち上がりでの観戦を決めた。
柵のすぐ前が一番良いのだが、そこには既に森の巨人のような西洋人のおじさん達が場所を取っていた。仕方なくその後ろで立っていたら、不憫に思ったのか、おじさん達が前を譲ってくれた。おかげで遮るものがなく、バッチリ見える状態に。ありがとうおじさん達・・・。
18:30 ドライバーズパレード開始。クラシックカーに1人1台ずつ乗ってコースを一周してくれる。さっきすれ違った人がそこにいるのかと思うとテンションが上がる。
パレードの後はひたすら決勝開始まで待つ。持参した食料を摂る時間に充てる。

そして・・・辺りもすっかり暗くなって、いよいよその時が近づく。





20:00 決勝開始。レース内容は割愛するが、SCが2回も入る展開でハラハラした。
2時間に及ぶレースが終わり、花火が打ちあがる。そして表彰式へ。と、ここで、一部の柵が解放されたようで、観客がコースに雪崩れ込んで行く。え!!どういうこと!?去年はこんなことなかったのに!?と思っているうちに、どんどんポディウム目掛けて走る人、人、人。
今から向かっても遅いので、我々はそのままの位置で観ることにしたが、ポディウムのすぐ下に行けた人が本当に羨ましい!と思っていると、残り福。コースに雪崩れ込まずにその場にいた観客に、マーシャル達がペットボトルの水やアクエリアスを配ってくれた。
ひと段落して我々もコースに突入。まだ全く整備の入っていない状態で、まさに、レース直後のホカホカのコース。写真撮影は当然のこと、マーブルを拾う人(我々も拾った)、コースに寝転ぶ人、もう皆大声で騒ぎまくって、まさに祭り状態。
こんなラストは初めてである。昨年もレース後しばらくしたらコースが解放されたが、あんなに早い段階で解放されるのは信じられない。
もう最後はわけのわからない状態でテンションMAXで部屋へと戻った。
インスタント麺を食べながらバルコニーで最後のライブを鑑賞。
夜通し騒ぎたい気持ちだったが、翌日早朝出発の為、入浴、就寝。3:00前だったと思う。








9/24(月)
早朝5:00。寝てからまだ2時間だが、やむをえず起床。
コース上ではまだ撤収作業が続けられている中、空港へ向かう。
友人と便が違うので、カウンターで別れ、今年のGP観戦が終了。
あっという間の3泊5日だったが、最高に楽しい時間だった。
これだから生観戦はやめられない!
2012年9月 松井

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