一生に一度は行きたい国 今こそエジプト!

一生に一度は行きたい国 今こそエジプト!

ルクソール神殿のライトアップ

ずっと行く機会が来るのを待ち望んでいたエジプト。今回、カタール航空主催のファムツアーに参加させていただける機会があり、外務省のエジプト危険度引き下げにともなう視察をかねたツアーに行ってきました。
ピラミッドや神殿、ナイル川・・・行かずとも私の中でエジプトのイメージは出来上がっていましたが、しかし行ってみないとわからないエジプトの雰囲気、人々の温かさ、ピラミッドや神殿の迫力を多いに感じられる旅でした。
今回のツアーのスケジュールを見たとき、まさに弾丸ツアーという言葉がぴったりの観光や視察がみっちり詰まった行程で、最後まで体力が持つのか少し不安がありましたが、そんな盛りだくさんで充実した7日間の旅を一部ご紹介します。
【観光編】
まずはザ・定番ではありますが、ピラミッドとスフィンクスの観光です。カイロ中心部から車で約20分。ナイル川を挟んで西側にギザの3大ピラミッドと呼ばれる、クフ王、カフラー王、メンカウラー王の3つのピラミッドが並びます。ご存じのとおり、クフ王のピラミッドが一番大きく、入場するには1日あたりの人数制限もあり人気のピラミッドです。現在のピラミッドは石を積み上げられ、石がむき出しになって段になっていますが、作られた頃は、化粧石が全面に貼られていて平面だったそうです。

一段一段はこんな感じ

ピラミッドビューポイントから


ピラミッドの近くには物売りやラクダ引きもたくさんいるのですが、ガイドブックにも書かれているようにやはりトラブルは多発していますし、しつこい人が多いので注意が必要です。まだお客さんの数が少ないので、お客さんの取り合いでラクダ引き同士が喧嘩してしまうこともあります。

3大ピラミッドの近くにはスフィンクスもあります。日中スフィンクスの撮影スポットはたくさんのお客さんでにぎわっていました。

スフィンクス&ピラミッド!素晴らしい

スフィンクスのおしりも丸見えです(笑)

ギザ地区からカイロ市内中心部へ戻り、次に向かうのはカイロの最大の市場、ハン・ハリーリです。1日中買い物客でにぎわっています。お土産にも人気のある水パイプ(シーシャ)や香水瓶のお店もたくさん並んでいますし、他の土産物屋で買うよりも安く手に入るのでハン・ハリーリは外せない観光地となっています。商品には値札が付いておらず、値段は交渉して買い物をします。


ハン・ハリーリがあるイスラム地区の南側にはモハメド・アリ・モスクがあります。エジプトはイスラム国家ですので、街中にたくさんモスクがありますが、このモハメド・アリ・モスクはその中でも美しさで有名なモスクです。オスマン朝様式の外観は、トルコ・イスタンブールにあるブルーモスクのようです。外観も美しいですが、内部はシャンデリアやランプで明るく、豪華な印象を持ちました。

フランスから贈られた時計

内部も明るく綺麗な装飾となっている

エジプト旅行にはもう1都市、ルクソールも絶対に外せません。ルクソールまではカイロから飛行機、または寝台列車を利用するのが一般的です。今回は短い滞在時間で効率よく周るため、飛行機で移動しました。
到着後、さっそくルクソールの2大神殿、カルナック神殿とルクソール神殿の観光です。カルナック神殿はエジプトの中でも最大の神殿と言われ、巨像や壁画等時間をかけてじっくりと見学することをおすすめします。夏の期間は音と光のショーも開催され、一味違った神殿を見る事ができます。

神殿の迫力が伝わってくる


ラムセス2世とアメンホテプ3世によって建てられたルクソ-ル神殿は、彼らの名前がつ付いた中庭や、ツタンカーメン夫妻の像がありやはりこちらも観光には外せません。カルナック神殿とはスフィンクス参道でつながっていたそうで、今でも参道にはスフィンクスがずらりと並び観光客の視線を集めています。夜は神殿内はライトアップされ、光にともされた神殿はカルナック神殿とスフィンクス参道は幻想的で魅了されます。
遺跡や神殿を見るたび、昔の人々の技術力の高さに驚かされます。


ライトアップされた神殿

スフィンクス参道もライトアップ

最後は王家の谷です。古代エジプトの王たちの墓が集中しているエリアで、全部で60以上の墓があります。そのうち現在では10数か所しか公開されていませんが、公開されている墓はどれも保存状態が良く、美しいです。かの有名なツタンカーメンの墓もあり、公開されています。ツタンカーメンの墓は閉鎖される予定で、閉鎖されてしまった場合はレプリカの見学になるようです。そのため、できれば本物の墓が公開されているうちに見学してほしいと思います。どの墓も入り口から中心の墓がある部屋まで壁画がずっと続きます。色もそのまま残っているため、作られた当時はもっと美しい墓だったことが想像できます。残念なことに、この王家の谷は完全に写真撮影禁止のため、写真に残すことができませんでしたが是非直接訪れて見学してみてください。
【ホテル編】
エジプトへ来たからにはホテルライフも楽しみたい! そんなお客様も少なくないと思いますが、今回の旅で視察したカイロとルクソールのホテルをご紹介します。
エジプトは日本に比べてホテル代金は安く、お手頃な料金で1~2ランク上のホテルの滞在が可能です。
まずはカイロのギザ地区にあるメナ・ハウスホテルですが、ピラミッドの目の前に位置するホテルで、もちろんピラミッドビューの部屋からは圧巻のピラミッドが何時でも見ることが出来ます。チャーチルが実際に泊まった、“チャーチルスイート”と呼ばれる部屋もあり、高級ホテルのひとつです。

ピラミッドが目の前です!!

ガーデンも広々としています

メナ・ハウスホテルはピラミッドの近くに位置するホテルですが、次にご紹介するマリオットホテルはカイロの中心部に位置するホテルで街の散策に便利です。
ナイル川沿いのホテルで、ナイルビューのお部屋もあります。夜は街のライトを背景にナイル川をお部屋から眺められますので、おすすめです。

バルコニーからの眺め

ルクソールのホテルは東岸に集まっていて、高級ホテルはナイル川沿いに並んでいる。ヒルトンルクソールももちろんナイル川沿いにあり、プールサイドからはナイル川を眺められる。


ソフィテルカルナックホテルはコテージタイプのホテルです。広い敷地は東南アジアの雰囲気があり、南国のようです。とても静かで、エジプトにいることを忘れてしまうくらい滞在を満喫できるリゾートホテルになっています。ジムやスパも完備しており、ホテルライフも楽しみたいお客様におすすめです。


現地エジプトのオペレーターさんやのおかげで、詰め詰めのスケジュールながらも主要なポイントは全て観光することができました。また終始、歓迎していただき感謝しています。滞在中はエジプト人の人の良さを何度も感じましたし、観光客の数をまた増加させようと努力している姿も見ました。カイロやルクソールの他にも、まだまだ訪れるべき観光地がたくさんあるエジプトです。現在はまだ多くの方から危険だと思われがちですが、全くそんなことはなく、観光警察も付いてくれるので安心・安全に観光できます。今最もおすすめの国です。さぁ今こそエジプトへ!
ギザの3大ピラミッド★★★★★ 想像を超えた大きさでまさに圧巻!外観はもちろんピラミッド内部も必見です。
ルクソール神殿 ★★★★★ ツタンカーメン夫妻の像を見る事ができる神殿。夕方頃からライトアップされる時間帯をまたいで観光するのがおすすめです。
カルナック神殿 ★★★★ エジプト最大の神殿。夜には音と光のショーも開催される。
王家の谷 ★★★★★ 現在は十数か所しか入場できないのですが、大人気の観光地。一つ一つ異なるお墓内部の壁画は必見です。
11月 栗山智美
このエリアへのツアーはこちら

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