スリランカ・モルディブ☆おひとり様ハネムーン

今回の出張で私が訪れることとなった国は、スリランカとモルディブ。
いつかハネムーンで…と、行くのを我慢していたモルディブに行くことになるとは。
それでは行ってきます!おひとり様ハネムーンっ☆☆☆


モルディブの首都マーレに行くためには、乗り継ぎが必要となる。乗り継ぎ地は、シンガポールやドバイ、ドーハ等々。マーレに到着する時間も様々なので、リゾートによっては、マーレで1泊して次の日にリゾート島に移動となる場合もあるので注意が必要である。
今回はスリランカ航空を利用。コロンボ乗り継ぎである。成田をお昼頃に出発し、マーレには夜遅くに到着するフライトである。こちらは、スピードボートで行くリゾートであれば同日にリゾート島に移動することが可能だ。
ただ、せっかくのハネムーン。どうせ乗り継ぎがあるなら、スリランカも楽しんじゃいましょう!
ということで、前半はスリランカを旅してきた。


<シギリヤロック>
スリランカで見逃せない世界遺産といえば、シギリヤロック。コロンボから車で約4時間。現在、スリランカはあらゆるところで道路工事をして渋滞が発生している。余裕をもった旅がおすすめである。道路状況はとてもよく、日本と同じように舗装されたきれいな車道を走ることができる。やたらと犬が飛び出してくるのでシートベルトは必須である。
シギリヤに近づくと広大な緑からシギリヤロックが顔を見せる。
頂上の王宮跡まで登り、降りてくるまで約2時間。たっぷりの運動だ。途中には、最も有名とも言えるシギリヤレディのフレスコ画をみることができる。かなり保存状態がよく、色鮮やかで美しかった。

(この頂上まで登る)

(艶やかなシギリヤレディ)

(日本語を学んでいるというスリランカ人女性と)

(ダンブラ石窟寺院)

(ダンブラ石窟寺院の子犬)

<キャンディ>
スリランカのマーケットに行ってみたい、お買い物をしてみたいという方にお勧めなのはキャンディである。キャンディ市場に行けば洋服も果物も魚も化粧品も揃っている。賑やかでローカルな香りのするキャンディ市場は、行くだけでも面白い。その他の見どころとしては、仏歯寺とキャンディ湖がある。仏歯寺に行けば、スリランカは仏教の国なのだなということが改めて実感できる。その横にあるキャンディ湖は、夕方になるとカップルものんびりと散歩をしている。アイスを片手にゆっくりデートなんていうのも素敵かもしれない。
予想以上に盛り上がったのは、キャンディアンダンスショーである。バック宙したり、火の上を歩いちゃったり迫力満点であった。

(キャンディ湖のお土産屋さん)

(キャンディアンダンスショー・迫力のファイヤーパフォーマンス)

(キャンディアンダンスショー・火の上を歩く)

(仏歯寺本堂)

<ヌワラエリア>
スリランカは暑い。という概念を吹っ飛ばしてくれる避暑地である。ホテルにエアコンはついていない。代わりにあるのはヒーターである。もちろん肌寒くてヒーターを使うこととなった。気温はおそらく15~18度くらい。
町の中心から少し車を走らせると、一面紅茶畑が広がる。ひんやりとした空気と広がる緑の景色は気分をとてもリラックスさせてくれた。

(英国風の可愛らしいホテル・ヒルトップ)

(紅茶畑が広がる)

スリランカを満喫したところで、いよいよモルディブへ。
コロンボでの雷雨で出発が遅れ、マーレについたのは0時近くだった。リゾート島にはそれぞれのリゾートタイムがあるので、島に到着すると、時計を1時間進めることとなり、真夜中に・・・。真っ暗で、しとしと雨の降る中とりあえず就寝。
翌朝、目の前に広がる景色をみて、天国に来てしまったのではないかと錯覚するのであった。

今回、3つのリゾートに滞在し、1つのリゾートを見学させていただいた。
アンサナ・イフル、バンヤンツリー・ヴァビンファル、ギリ・ランカンフシ、ザ・レジデンスの順番に紹介する。
<アンサナ・イフル>

北マーレ環礁にあり、マーレからはスピードボートで25分、一周7分くらいで周れてしまう小さなリゾート島である。バンヤンツリーの姉妹ブランドで、ナチュラル志向のリゾート。珊瑚の育成や、ウミガメの保護などに力を入れている。自然でありのままを愛するスタッフと、素朴な作りの建物が非常に心地よかった。
部屋は45室あり、ビーチフロントヴィラとジャグジー付ビーチフロントヴィラの2種類になる。ベッドルーム、ソファールーム、バスルーム、ビーチに繋がるサンデッキといった構造になっている。どの部屋からも真っ白なビーチにでることができるし、波も穏やかでとても静かだ。半屋外のバスルームもおしゃれである。青空を見ながらトイレに入れるし、ジャグジー付の部屋ならきれいな星空を見ながら露天風呂気分を味わえる。

(ジャグジー付きビーチフロントヴィラ・ベッドルーム)

(ジャグジー付きビーチフロントヴィラ・バスルーム)

(ジャグジー付きビーチフロントヴィラ・ウェルカムフルーツ)

(ヴィラはビーチに繋がっている)

また、アンサナ・イフルはスパルームを8つも完備している。バンヤンツリー系列なので、安心のスパである。スノーケリングで疲れた体は、ここでの贅沢なひと時で回復してしまうだろう。

(アンサナスパのスタッフさんと)

食事は曜日によってビュッフェやセットメニューなどに変わる。おすすめは、モルディブ料理のバーベキューである。モルディブの海でとれた魚をその場で焼いてくれる。身がフワフワでおいしいし、日本人の口にもよく合う。

(昼食ビュッフェ・白身魚のバーベキューが美味しい)

アンサナ・イフルで私が大好きになった点は、『人』であった。スタッフの気さくさ、温かさ、もてなしのバランスがとてもよく、ずっと一緒に過ごしていたいと思うほどであった。宿泊しているゲストも、ハネムーナーのみならず、ファミリーや友達同士、一人旅とさまざまで、どんな人でもアットホームに過ごせるリゾートはここだと感じた。
そして、一番印象的だったのは、1人で一週間ほど滞在していた女性が最後、離れたくないと涙しながらボートに乗っていくシーンだった。私は1日の滞在だったが、もらい泣きしそうになった。

(アンサナ・イフル 気さくなリゾートスタッフの皆さんと)

<バンヤンツリー・ヴァビンファル>

アンサナ・イフルからボートで5分。系列のリゾートなので、見学をさせてもらった。一言で表現するならば、“ナチュラルだけどハイクオリティー”。こちらも水上ヴィラはなくビーチヴィラとなる。どの部屋にもジャグジーとプライベートプールがあり、部屋の間取りもユニークで楽しめる。違いは庭の広さのみとなる。アンサナ・イフルよりもグレードが高く、こちらはハネムーナー向きのリゾートである。

(ヴァビンファルプールヴィラ・ベッドルーム)

(ヴィラの敷地にマリオが!こんなことは珍しいという)

(ヴィラにはプライベートガーデンもある)

ビーチは相変わらず透明で美しく、浜から5メートルも進めば大きな魚の群れを見ることができる。実は海の魚が苦手という私も、桟橋や砂浜から余裕で観察ができた。5分見とれているだけで、私の左肩は衝撃的に日焼けをしてしまったので、日焼け止め、帽子、サングラスは必須である。
アンサナ・イフルに滞在していても、追加代金を払えばバンヤンツリーで食事をとることも可能だそうなので(その逆は無料)、2つのリゾートが同時に楽しめるなんとも贅沢な環境である。

(砂浜の境目がわからないほど透明!)

(魚の群れは桟橋からでも見ることができる)

<ギリ・ランカンフシ>
開いた口が塞がらないとはこのことか!
実際に行って、滞在してみてください。
以上。
とは、言えないので説明する。

(ギリ・ランカンフシ ヴィラスイート)

マーレからスピードボートで20分。北マーレ環礁にある。島一周は15分ほどだが、部屋は島から繋がる桟橋にあり、全水上コテージとなる。スピードボートで、「No News No Shoes」と書かれた袋を渡され、そこから素足の生活が始まる。

(No News No Shoes)

人工的なものは使わないというのがこのリゾートのコンセプトで、建物のほとんどは木で作られている。また、移動用の自転車も新しいものは竹で作られているという徹底ぶりだ。島には野菜畑もあり、リクエストすればそこでとれた野菜をランチで食べることもできる。
なんだかナチュラル志向すぎてサバイバルな香りがしてきたが、全くそんなことはないのでご安心を。
レストランは海辺で楽しめるメインレストランと、和食を提供している予約制レストラン、水上のバーレストランの3つがある。メインレストランでの夕食のビュッフェは何とも豪華であった。イタリア料理ではたくさんの種類の生パスタが選べたり、その横ではケバブを頼めたりと、世界各国の料理が並び、中心にはデザートの島が…。どの料理も美味しくて、ワインが進む。

(夕食のビュッフェ 選び放題な生パスタ)

(デザートもたくさん!)

ワインといえば、ギリ・ランカンフシには最大の魅力、洞窟型のワインセラーがある。毎日決まった時間にワインテイスティングと自家製チョコレートのツアーが行われている。今回は特別にプライベートでテイスティングをさせていただいた。ひんやりとしたワインセラーでおひとり様ワインテイスティング。なんて贅沢!!好みの味のワインを次々と出していただけた。チョコレートの味もパッションフルーツ、ラベンダー、スパイス、等々ワインに合わせておすすめを教えてくれる。ここに寝泊まりしたいと思った。

さて、皆さんが一番気になる(?)お部屋は、一番下のカテゴリーでもリビングルーム、ベッドルーム、バスルーム、サンデッキ、屋上とかなり広い。面白いのは、バスルームの方がベッドルームよりも広いことだ。屋上では、天気が良ければ星空を眺めながらソファーベッドで寝ることも可能だ。たった1泊の滞在の私はすべての設備を片っ端から使うために常に部屋中を走り回っていた。1週間くらい滞在したらきっと、脳みそが溶けてしまうだろう。
あとは・・・、実際に行ってみて体験してください。それが一番。

(ヴィラスイート・ベッドルーム)

(ヴィラスイート・リビングルーム)

(ヴィラスイート・サンデッキ)

(ヴィラスイート・屋上)

(スタッフさんと)

<ザ・レジデンス・モルディブ>

ガーフアリフ環礁にある。行き方は、マーレから国内線で1時間。そこからスピードボートで15分ほど。
マーレからすぐ行けるリゾートとは違い、遠いだけに特別感に浸れるのが、この環礁の魅力である。
リゾートの規模は大きく部屋数も90以上ある。島一周も30分以上かかるので、自転車かバギーを呼んで移動するのが一番である。
部屋は大きく分けて2種類ある。ウォーターヴィラかビーチヴィラかである。水上にあるか、島にあるかで分かれ、さらにプールがあるか、デッキの広さがどうかなどでカテゴリーが変わる。部屋からビーチに歩いて行けて浜辺でのんびりというのも魅力的だし、水上ヴィラでデッキからいきなりスノーケリングに行けてしまうのも魅力的だ。
私が泊まったのはウォータープールヴィラ。プールの水より海水の方が温かかったので、魚に怯えながら泳いでみた。不恰好な姿は隣のヴィラのハネムーナーにしっかりと見られてしまったが、皆思い思いの時を過ごしていると感じられる瞬間であった。

(プール付き水上ヴィラ)

(プール付き水上ヴィラ・リビングルーム)

(プール付き水上ヴィラ・ベッドルーム)

(プール付き水上ヴィラ・サンデッキ)

レストランは、メインダイニングと水上レストラン、ビーチバーと3つある。昼食は、メインダイニングでアラカルトを頼んだ。トルティーヤとオレンジジュースで35ドルほどしてしまうのには驚きだ。部屋のジュース300mlは7ドル越えであった。これは、モルディブならどこでもそうである。島国なので空輸代が物凄く高いのだ。モルディブを思う存分楽しむために、絶対にFB(フルボード)かAI(オールインクルーシブ)にすることをおススメする。

(メインダイニング アラカルトメニュー)
レジデンスでぜひ行ってほしいのが水上レストランである。ディナータイムにオープンしていて、ドレスコードがある。記念日などに、ちょっとおしゃれをして、西洋料理のコースとワインでロマンチックなひと時を過ごしてみてはいかがだろうか。もちろん味も見た目も大満足である。嗚呼、隣にいるのがリゾートのマネージャーさんじゃなければなぁ~。

(水上レストラン・ファルフマー)




モルディブで滞在している間、どのリゾートでも様々なエクスカーションが用意されている。無料のものもあるし、予約をして料金のかかるものもある。今回、レジデンスでは、ドルフィンツアーに参加させてもらった。
約2時間の航海。残念ながらイルカに会うことはできなかったが、船の屋根に乗せてもらい眺めは最高。海の風に当たりながら目の前に広がるインド洋と沈みゆく夕日を眺めていると、気分はまるでアラジン。本当に感動的だった。隣にいるのがリゾートのマネージャーさんじゃなければ(2回目)。

(ドルフィンツアーの船・屋根にも乗ることができる)

(屋根に乗ってみた。かなり揺れてスリル満点)

(インド洋に沈む夕日)

そんなこんなで、私のスリランカ・モルディブおひとり様ハネムーンの旅が幕を閉じた。
モルディブ最終日、私の誕生日であったこともあり、レストランスタッフからケーキを、そして近くにいたゲストもHappy Birthdayと声を掛けてくれた。最高の日だった。
1人でも2人でもファミリーでも、また訪れたいと思う国。それがモルディブであった。
でも、今度は、おふたり様がいいなぁ。


【リゾートおすすめ度】
アンサナ・イフル☆☆☆☆
た戻って来たい、スタッフに会いたい、そんな気持ちになる温かいリゾート。
ギリランカンフシ☆☆☆☆☆
ハネムーンに最適。ヴィラも食事も大満足。行って確かめてください。
ザ・レジデンス☆☆☆☆
国内線で少し離れた環礁に。水上レストランと広がるインド洋でロマンチックなひと時を。
(2014年12月 鈴木美冬)
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