HAKUNA MATATA! ライオンキングの世界へ~~

HAKUNA MATATA! ライオンキングの世界へ~~


動物天国!アフリカはケニアへの出張が決まった。
アンボセリ~ナイバシャ湖~ナクル湖~マサイマラを東から西への大移動。初めてアフリカでのサファリという事で、まずはライオンキングを見て予習。シンバに会えるかな。時期は小雨季。ハイシーズンではないようだけど、どんな動物が見られるのかと心弾ませて日本を出発!
長時間のフライトを終え、ナイロビ空港へ到着。
ここからアンボセリ国立公園をめざし、車がひた走る。ナイロビ市街をちょっと抜けただけで、野生のキリンやイボイノシシを発見!まさかこんなに早く野生動物を見れるなんて!これからのサファリドライブにも自然と期待が高まる。

お土産を売るおばちゃん


ケニアの地ビール

アンボセリ国立公園

キリマンジャロとサファリカー

チーターファミリー

シマウマ

水飲みをするゾウさんファミリー

ゾウさんファミリーゾウさんがこんな近くに!

小学生もサファリに来る

翌日、早朝のサファリドライブを終え、ナイバシャ湖へ移動。あまり好きではないが、ナイバシャ湖は鳥の楽園。約400種類もの鳥類がいるのだそうだ。バードウォッチング好きにはたまらないのであろう、ここナイバシャ湖でボートクルーズへ!
年々湖の水位が上がっているそうで、もともとは陸地だった部分への水の浸食が進んでいた。湖面に木々が突き出しているので、不思議な雰囲気になっている。カバやペリカン、アメリカンフィッシュイーグルなどの生き物が生息していて、特にカバや水牛は陸上でのサファリよりかなり間近に見ることができた。
湖の中に浮かぶ三日月島へ上陸。この島では以前映画の撮影が行われ、その際に連れてこられたキリンやウォーターバック、水牛、シマウマなどがそのまま暮らしている。
肉食動物はいないので、歩いて島内を散策ができる。

ボートサファリへ!

カバ

ペリカン

三日月島

ナイバシャ湖に別れを告げ、ナクル湖へと移動。
ナクル湖はかつて200万羽ともいわれるフラミンゴの生息地だった。が。環境の変化により3年くらい前からその数が激減!湖をピンクに染めていたフラミンゴはボゴリア湖などに住処を変えてしまった。フラミンゴ見たかった・・・。
ナイバシャ湖もそうだったが、ナクル湖も今、湖の水位が上がっている。以前陸地だった場所は湖に姿を変え、それによりサファリドライブの道も消えてしまっていたり、管理オフィスが水没してしまっていたり。。。どこの国立公園や保護区にいっても、温暖化、環境の変化という言葉を耳にすした。日本でいてもあまり感じることはないけれども、確実に自然環境は悪化(一概に悪いのかどうかはわからないが)しているのだと気づかされる。
とはいえ、数か月前はほとんどいなかったフラミンゴが若干戻ってきている!とホテルスタッフから聞き、いざサファリドライブへ。フラミンゴのほか、ナクル湖には絶滅危惧種のシロサイ、クロサイが生息している。
フラミンゴの見られるポイントに連れて行ってもらう。たしかに100羽程度のフラミンゴがいる…が、あまりに遠すぎて、望遠のレンズをもってしてもこの程度の写真しか取れなかった。残念。
結局ナクル湖でサファリ中にサイは見られず、湖のゲートを出てホテルに向かっている途中に。キター。ガイドが急に車の速度を落とし、あれは何?と指差す方向を見ると、ん~岩じゃない? ちがうよークロサイ!あなたベリーラッキー! え~岩じゃない?
なんて見ていると岩が動いた!サイだ!ありがとう、クロサイ君、動いてくれて。サイは個体数が激減しているので、なかなか見ることができないそうだ。

ロスチャイルドキリン

クロサイ

ナクル湖でのホテルは FRAMINGO HILL TENTED CAMP
テントタイプのお部屋で、非常にかわいい!テントではあるけれどもお部屋は広く、しっかり電気がつくし、お湯も使える。女子は絶対ここが好きだと思う。テントのため、部屋のカギがないので、貴重品の管理はしっかりと。

フラミンゴヒル

そして翌日はナクル湖からマサイマラへの大移動。オフロードを7時間ひた走る。
行程のほとんどがオフロードのため、ほこりが舞う舞う。着ていた服が茶ばんでいるし、髪の毛がバリバリになるし、そこらじゅう砂がうっすら積もっているし、のどがいがらっぽくなるし。防塵対策はしっかり行いましょう。
ケニアといえば、マサイマラ!

マサイキリン

サバンナ

ヒョウの出待ち

マサイマラに来てライオンが見れないことはない、と来るまでに言われてきたが、やっぱり本当に見られるんだろうかと、そんなこと言う人を少し疑っていたし、自分の運のなさを信じていた。ほぼ100%の高確率を誇るこのマサイマラにきて、ライオン見れないことないよな、ないよね。とサファリに向かった。ここでは計3回のサファリをしたけど、きちんと毎回現れてくれました♪しぐさなんかがもう、おっきいネコ!やっぱり猫科なんだね、あんたたち!と大感動。
そして思った以上に近距離で歩いていることにもまた大感動。
とびかかってこないのかなとドキドキしている私を横目に悠然とサファリカーの前後を横断する肝っ玉ぶり。さすが百獣の王ですね。いや、見れたのはメスだから百獣の女王ですね。
残念ながらオスは見れなかった・・・。でも大満足!

目の前を横切るライオン


ライオンファミリー

猫みたいなしぐさ

シマウマ

水牛

つがいのダチョウ

ぷりっケツのイボイノシシ

小顔のチータ

個人的に一番気に入ったのは、イボイノシシ。ライオンキングで言うところのプンヴァですね、はい。何がいいって、小走りになるときのおケツ。プリプリという効果音が聞こえてきそうなくらい、プリプリ走る。かわえ~~´▽`
途中、無線でプンヴァがライオンにハントされた!という情報をガイドさんから聞き、胸がキュンとなった。
そう、この大阪府ほどの広大な国立公園でどこにいるかわからない動物さんたちを探すわけなんですが、ドライバーさん達は、それぞれのカンと経験、それからプンヴァのときのように情報交換でお客さんの見たい動物を探す。サファリカーの中には無線が置いてあり、常時情報が流れているし、すれ違うドライバーさん同士、どこでいつ何が現れたかをスワヒリ語で教え合っている。
マサイマラでのサファリドライブを終え、マサイ族の村を訪問した。
25ドルという結構な大枚をはたいて、彼らの村を見学。正直、家畜であれ、草食動物であれウンコは苦手なんだけれども、村の中はそこいらじゅうがウンコだった。ヤギのコロコロタイプから、牛のどっすん系まで多種多様。ここまで来てそんなこと気にしてる私が悪いんですけどね。

マサイ族の村訪問

そんなことはさておき、マサイ族の野性味あふれた生活は興味深い。マサイ族=ジャンプのイメージを持つ人は多いと思うが、これは高く飛べた男が女性をモノにできる、そういうダンスなんだそうだ。いろいろと歓迎のダンスを見せてもらえた。

マサイ族のジャンプ!

歓迎のダンス中

彼らは誇り高き戦士で、自給自足の生活をしており、牛のウンコと土でできた家の中は電気も通っていなかった。火おこしや錬金術など見せてもらって、25ドル分しっかり勉強した。ナイロビのシティガール曰く、マサイ族はあまり都会を好いていないんだとか。プラッと来た外国人が口出しをすることではないが、彼らの文化は都会化せずいつまでも残ってほしいな、と思う。
そうしてナイロビに戻り、ケニア人のご家庭を突撃!隣の晩ごはんしました。
ケニア人の主食“ウガリ”をケニア人式に手で食べ、人懐っこい子供と戯れ、穏やかにケニアの最後の夜は更けていった。

ケニアで隣の晩ごはん!

よく笑う子供たちと

ベタすぎて恥ずかしいけど、一度言ってみたかった言葉。恥を忍んで言わせていただきます。
この大きな自然の中で、私ってなんてちっぽけなんだろう!
さぁ皆さんも、そんなことをリアルガチ(笑)に感じられる国、ケニアへ!!

優しいお顔のキリンさん

アンボセリ国立公園 ☆☆☆☆☆
雄大なキリマンジャロの美しさに感動!
ナイバシャ湖 ☆☆☆☆
ボートサファリで野鳥や水辺の動物に大接近ができる
ナクル湖 ☆☆☆
フラミンゴが見れればラッキー!絶滅危惧種のサイに会えるかも?!
マサイマラ ☆☆☆☆☆
ケニア一の動物パラダイス。高確率でライオンに会える。マサイ族の村訪問もお勧め。
2014年10月 久保井奈々子
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