ケープタウンの魅力~南アフリカ~

ケープタウンの魅力~南アフリカ~

南アフリカその国は以前から訪れたいと思っていた国であり憧れの地であった・・・
4年程前一度個人旅行を計画した際、外務省の危険度がその当時ヨハネスブルグが高くて諦めた事もあってリベンジという思いでケープタウンの地を訪れた。
ケープタウンの街中を一言で言うとヨーロッパの国のような所である。とにかく街じゅうが美しい。まず驚くのが切り立った荒々しい山と、青く綺麗な海に囲まれているのでその自然の力がこの街の魅力をより一層引き立たせていると言っていい。

<シティ>
ウォーターフロントと呼ばれる港周辺には19世紀の建物を改装したショッピングセンターや豪華ホテルのテーブルベイホテルやラディソンホテルウォーターフロントなどのホテルが建ち並び、洒落たレストランが港には並んでいてシーフードレストランでは捕れたての美味しいロブスター、貝類、魚が食べられる。どれも身がプリプリしていてとても新鮮!!
ケープタウンの夜のお楽しみ!!丘の上のシグナルヒルから眺めるケープタウンの町並みはまた格別で、宝石箱をひっくり返したような夜景がどこまでも続いていて星が落ちてきたかのようにキラキラと輝いていました。この街でも恋人達のデートコースになっているようです☆☆☆。
(注意)ケープタウンの街は、夜の一人歩きは危険です。夜は必ずタクシーに乗るよう心掛けて下さい。メータータクシーがあるのできちんとメーターを倒しているかを確認し、どんなに近代的でもここがアフリカであることを忘れず貴重品はホテルのセーフティBOXもしくはフロントに預けられて出かけるようにして下さい。
<自然>
ケープタウンの魅力は美しい町並みの他に日帰りであの喜望峰のあるケープ半島の自然が一緒に満喫できるのも楽しみのひとつである。海岸線に車を走らせると目に入るすべての景色に叫びたくなるような清清しさを感じることができる。天候にも恵まれ雲ひとつ無い青空は最高!!!ナント運良く鯨の親子を沖合いに見ることもでき、とてもラッキーであった。
私たちが訪れたのはアザラシのいるドイカー島と、ペンギンのいるボルダーズビーチで間近に見るペンギンは水族館にいるペンギンと異なり、生き生きとしていて少々ワイルドで、でも愛らしいポーズをとってくれてあまりのカワイさに24枚取りのフイルムを使い切るほどだ。愛らしいペンギンに大感激間違い無しですよぉーー。
目的地のケープポイント&ケープ半島へ到着するまでにも、その他ダチョウなど・・沢山の動物に出会うことができ、より一層南アフリカが好きになった。

<ホテル>
旅の楽しみのひとつにホテルライフを楽しむという選択がある、いろんなタイプのホテルに泊まることによってその国のいろんな顔が見えてくるからだ。今回はホテルにこだわってあのオリエンタル急行のホテルグループに属するマウントネルソンに泊まった。南アフリカ随一、世界でも有数の豪華ホテルで1899年に開業した100年以上の伝統あるヨーロッパ調のホテル 大きな庭に、広いお部屋 沢山の日の光が入るテラスがあって、一歩ホテルに足を踏み入れただけでまるで別世界に来たような気分にさせてくれるそんなホテルであった。もちろんサービスも超1級、ブレックファーストにいたっては朝からシャンパンやキャビアのバイキングを楽しむことができ、スコーンのあまりの美味しさに(個人的にはイギリスで食べたより美味しいと思う)飛行機の出発時間が迫っているにもかかわらず、ギリギリまで食べてしまいました。いつか又年をとったら絶対訪れたいホテルだ。
<お土産>
もう1つの旅の楽しみは、旅先での買い物がある。ブランド物とかじゃなくてその土地のそこにしか無い物を旅の記念に家に飾るのは思い出として残るだけでなくまたその地を訪れたいという気分にさせてくれる。実は正直お土産については期待していなかった、日本のガイドブックにもほとんど情報が無く写真で見た木彫りの置物も興味ないし、ダイヤモンドはいくら日本より安くても手が出ないし・・と考えていたのだが、さすがヨーロッパの方が昔から多く訪れているからだろうか、訪れてみると魅力的なお土産が溢れていてあれもこれもと買っているうちに旅行鞄からはみ出るほどだった。
例えばワイン 南アフリカは世界でも有数なワインの産地としても有名だが、驚くほどワインが安いスーパーでは1本1ドルぐらいのワインが沢山売られていて、免税店でも3ドル、5ドルクラスのお手ごろワインが手に入る1995年のビンテージのワインでもナント25ドルぐらいで手に入り日本の4分の1ぐらいだろうか?多少重いのは我慢して3本は是非買って帰りたい。立派な木箱に入ってアフリカっぽい象の刺繍が入っているグラスつきのワインセットで約3000円プレゼントにもピッタリ。
それから、食器やテーブルセット 色鮮やかな食器やかわいいプリントのキッチン用品達、センスのあるアクセサリー、子供服にいたるまですべてがアフリカンテイストに溢れていて充実した品揃え、買い物好きな人でなくても見ているだけで楽しめる。
他にも、少数民族の人形など、ここにしかないそんなお土産との出会いも南アフリカにはある。いつまでもこの旅を忘れないように、ついつい手に取ったものが欲しく なるそんなところだ。
南アフリカまでは日本から距離的にもかなり離れているので航空券だけで考えても決して安いとはいえない、でもお金で変えない物を見つけられるそんな旅だった、普通の海外旅行とはもっとより違った旅を楽しみたい方、是非若い人にも是非訪れてもらいたい。それだけの価値があることは自信を持ってお勧めできる。年齢を重ねてまたもう一度どうしても訪れたいと思う国であった。いつの日かまた・・あの国へ・・
岡野 由里
2002年10月

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