月の砂漠へ モロッコサハラ砂漠の旅

月の砂漠へ モロッコサハラ砂漠の旅


ファイブスタークラブのスタッフも何名か体験したサハラ砂漠のラクダ乗り。
めちゃめちゃ疲れるというスタッフもいたが、私は「こんなに快適なのか!!」と驚いた。
乗り降りするときの上下運動は、確かにガクンと衝撃がくるが、ラクダの背中はとても温かくて、こぶにあわせて座布団も敷いてあるので座り心地がよい。
また何ともいえないのんびりしたラクダの歩調。
海外へ行くと、飛行機に乗って車に乗って、、、ととにかく次から次へとせわしなく観光地を移動してしまうが、ここはラクダが時間を決めているみたいに、本当にのんびりしている。歩いた方が早いんじゃないのか?と思うほどのんびりなのだ。




ワルザザードの町を朝8:00に出発して、トドラ渓谷やカスバ街道を観光した後、
サハラ砂漠の入り口についたときは午後5:30をまわっていた。
日が傾きかけた頃、ラクダに乗ってサハラ砂漠へ出発。
月明かりの下、ラクダにゆられながらキャンプへ向かう。
やっぱり私も日本人、「月の砂漠」のメロディが浮かぶ。
ところがガイドさんは「ぽっぽっぽ~」と、どこで覚えたのか「はとぽっぽ」を歌いだす。
なんだか妙にこののんびりとした曲調がラクダの足並みにぴったり。
ラクダにゆられること1時間30分、キャンプに到着した。


ベルベル風テントの中で夕食
小さな簡易キッチンで作ったとは思えないほどの本格的なモロッコ料理!
パン
ラマダンスープ
なすとチキンのタジン
デザートにりんごとざくろ

夕食後は、キャンプ中央の火をかこんでベルベル人による太鼓演奏が聞ける。
月が沈んだ後は、砂漠の真ん中で毛布にくるまり満点の星空を眺める。
流れ星が砂漠に吸い込まれていく。


テントの中には布団が用意されている。
砂漠の夜は寒いので冬場は目一杯厚着して寝るといい。
懐中電灯があると便利。



朝6:00起床。サハラ砂漠に昇る朝日を見るべく砂丘へ登る。
砂漠が徐々にオレンジ色に染まっていく様子は圧巻。



朝は青空の下で朝食。
トイレはもちろん砂漠の中で済ます。
以前、エジプトの白砂漠へ行ったときは天候不順のためキャンプができなかったので、
砂漠トイレ初体験となった。清々しい!!



日が昇り温かくなってきた頃ラクダにゆられながらキャンプを後にした。
夜の砂漠とはまた違って、日中のオレンジ色の砂漠も驚くほど美しい。
小さいことなどふっとんでしまう、そんな自然の壮大な景色に癒やされる旅だった。
2010年11月 山本

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