ギリシャの島と言えば、エーゲ海の島々を思い浮かべるはず。
今回はエーゲ海のリゾート、サントリーニ島にも行ったのだが、もうひとつエーゲ海ではなく、イオニア海にある島、コルフ（ケルキラ）島にも訪れた。
エーゲ海のリゾートとは全く違う趣を持った島。派手さはないが、緑が多く、素朴でとても美しい島だ。
さまざまな国に支配されていた歴史をもっており、町並みにはイタリアやフランスの影響が残っている。
旧市街は石畳の路地が入り組み、小さなカフェ、パン屋、土産物屋が並ぶ。金柑の産地ということで、小さなお土産屋には金柑から作られた飴やリキュールが並べられ、色鮮やかだ。
赤い屋根がかわいいスピリドン教会は散策の目印になる。
旧市街には旧要塞、新要塞があり、要塞の上に上ると、旧市街の町並みを眺めることができる。海の眺めも美しい。
旧市街を散策して疲れたら、小さなカフェやタベルナでギリシャ料理を食べたり、パンを買ってベンチに座って食べたりと、時間がのんびり過ぎていく。
旧市街の他にも、少し足を延ばし、バスでカノニまで行き、ヴラヘルナ修道院を訪れるのも良い。その向こう側には「オデュッセイア」に登場する伝説のネズミ島がある。
ギリシャに行ったら、いくつか島を巡ってみるのも良いと思う。
お気に入りの島が見つかるかも。
2010年5月 加藤明子
