アフリカ大陸と言っても北のエジプトなどには数回行っておりますが、ケニアは初めて。ついでにサファリも初めて。勝手が分からずテンションも微妙に上がらず行ってきました。現地到着後は動物がこれでもかと見れるのでテンション上がりまくりでさらに5つ星ロッジのムパタクラブはすごく最高!そんな感動をそのほかに行ったナクル湖・ラム島を合わせてお伝えいたします。
マサイマラ国立公園
ナイロビから国内線で45分。だだ広い野原に着陸。建物も何もなし。到着した時からなんとも言えない雰囲気が。到着すると各ロッジの方がお迎えに。今回利用したムパタサファリクラブは日本人スタッフの方がいるので、遠いアフリカの地も非常に安心。サファリは英語のドライバーさんですが、ホテル内での相談など気軽に応じてくれます。ムパタまでは約30分。行くまでにすでに象やシマウマなどがおり、すでにサファリ気分。ナイロビとの違いに少し戸惑いました。
ホテル到着後は早速昼食。通常サファリは朝と午後の2回。昼食後は一休みして早速サファリです。マサイマラ国立公園はいろいろな動物を見ることができ、その中でもライオンがかなりの確率で見れるとのこと。今回もきっちりライオン見学できました!サイやイボイノシシ、ヌーなど鳥も含めるとかなりの数の動物を見学できました。カメラをお持ちの方は望遠機能があるカメラをぜひお持ちください。かなり車から遠い場合もございます。サファリを楽しんだ後は夕食。 ムパタクラブはサバンナを望む丘の上に立っており、昼間はいかにもアフリカらしい景色が望めます。また暮れていく景色もまた最高。夕食など食事のレストランからはそんな景色を一望しながら食事を楽しむ事ができます。日本人向きのフレンチも美味。冷たく冷えたビールがたまりません。
翌日の朝は朝食前にサファリへ。途中日の出を見ながらゲームドライブ。夜行性の動物が狩りを終えて食事をしていたり、ハゲタカがその残りをついばんでいたりと昼のサファリとは違う光景が見れて大満足。1日2回のサファリがありますので3泊もすれば思う存分動物見学が可能です。また朝と午後のサファリの間は昼食と自由時間。
ムパタクラブには小さい図書館もあり、借りてお部屋で読書も可能。さらにオプショナルツアーではネイチャーサファリといって、ホテルの敷地内や敷地外をレンジャーと一緒に歩くことも可能。木々の説明や川まで下ってカバのプールを見るなど時間つぶしには贅沢なオプショナルツアーです。さらにお勧めがスイートルーム。ジャグジーバスがついており、サバンナを一望しながらジャグジーを楽しむことも可能。非常に贅沢です。
ナクル国立公園
マサイマラ国立公園の後はナイロビまで国内線、その後車でナクル湖国立公園へ。
ナクル湖はなんと言ってもフラミンゴ!多いときには100万羽とも言われるフラミンゴがナクル湖をピンク色に染めます。ナイロビからは約3時間30分くらい。途中ケニアの小さい街を走り抜けながらナクル湖へ。到着後は夕方ということもあり、ホテル見学など。今日の宿泊はフラミンゴヒル・テンテッド・キャンプ。初めて泊まりました、こんな感じの宿。入り口はテント、バスルームとトイレは建物と面白い構造。テントといってもすごく雰囲気がよくこれはお勧め。夜などは虫の鳴き声などが聞こえ、テント気分が味わえます。そのほかにサロバライオンヒルやナクルレイクロッジなどといったホテルタイプのロッジがありますが、1泊ならこのフラミンゴヒルがお勧めです。夕食も人数が多いとバイキングスタイルの食事となるようですが、今回はセットメニュー。本格的なフレンチとは行かないまでも十分おいしかったです。食後のコーヒーリキュールも絶品。これはバーで飲むことができます。
翌日は早速ナクル湖へ。たまに木の上にいるライオンが見れるとのことでがんばって探すも見つからず。またこの時期フラミンゴが少ない為、1面のピンク色は見れなかったもののそこそこの数のフラミンゴがいる為、十分きれいな湖面。展望台もあり数が多いときには壮観だろうな~と思いつつ少ないフラミンゴを見学していました。
またナクル湖はサルが非常に多いとの事。日光と同じくお菓子などを持っていると襲われるようなので十分気をつけてください。ドライバーと日本の日光というところも同じだよ~と笑いながら話しておりました。午前中でナクル湖を後にし、一路ナイロビ国内線で魅惑のラム島へ!
ラム島
ナクル国立公園の後はナイロビから国内線で約1時間30分。旧市街地が世界遺産に指定されているラム島に行ってまいりました。ラム島はイスラムの島。建物の雰囲気がいかにもイスラミック。一応ビーチリゾートなので、近くの米軍基地の兵隊が結構遊びに来ていました。但しこのラム島はマラリア汚染地域なので、虫除けや念のためのマラリア予防薬など準備が必要です。夜ホテルのバーにビールを買うだけと油断していたら3箇所もさされてました。お部屋には蚊帳付です。
でこのラム島、車が3台しかありません。というのも街のメインストリートでさえ道幅が狭く普通の乗用車は通れないほど。この3台も救急車が1台、オート3輪が2台という内容。車に代わってがんばるのがロバ。なんと1000頭。島には自動車工場ならぬロバ病院が完備。なんとロバは125kgくらいまで物を運べるそう。今回泊まったホテルの目の前は海岸道路と海となっており、テラスでぼーと眺めていると荷物を運ぶロバや群れのロバなど人が通る回数と同じ位ロバが目の前を通ります。つい先日までライオンやフラミンゴを見てきたのが信じられないくらいのどかな雰囲気。軽くビールなどを飲みつつ2時間くらい眺めていました。
さて旧市街地は世界遺産に指定されているとのことで早速見学。ラム島の見学は約1時間もあれば十分。街の雰囲気ものんびりなので観光客だけで歩いてもまったく問題ありません。海岸通りよりさらに狭いメインストリートは新市街と旧市街の境目。
そこから旧市街に入るとイスラミックな建物が一杯。廃墟となったモスクなど一見の価値ありです。さらに一応ビーチリゾートなのでラムから歩いて45分ほどいくとシェラと呼ばれるビーチエリアが広がります。ここももちろんロバのみ。 でもいいホテルがありますのでシェラでビーチを楽しみつつ、ラムの旧市街地見学がお勧めかも知れません。
さらにタクワ遺跡という16世紀の遺跡がある対岸のマンダ島には新しくビーチホテルも建設・1部完成しておりますのでこちらの滞在もお勧めです。
個性のある3箇所ですが、なんと言ってもラム島がお勧め。のんびりゆっくりの雰囲気がたまらなく良かったです。間違えなく日本人観光客はいない可能性が高いので、日本人があまり行かないところをお探しの方にはぴったりです。車がなくロバが行きかうラム島。
非常にお勧めです!
2009年10月 菅原