やっぱりアフリカは面白れぇ~南部アフリカ旅行 ジンバブエ・ザンビア・ボツワナ・南アフリカ大自然と動物に出会うたび編

やっぱりアフリカは面白れぇ~南部アフリカ旅行 ジンバブエ・ザンビア・ボツワナ・南アフリカ大自然と動物に出会うたび編

 ビクトリア滝 (ジンバブエ側) 10/19モザンビーク訪問を終え、南アフリカ航空の定期便にて南アフリカの首都「ヨハネスブルグ」に到着。
モザンビークから入ったこともあるのだが、ヨハネスブルグは大都会。
大きなビルが立ち並び、きれいに舗装された道路は、同じアフリカ大陸の国とは思えない、ある意味感動してしまう。
中心地へは行っていないのだが、世界でも最も危ないといわれる都市のひとつとされる都市とは感じえない雰囲気である。
これからホテルへ行く前に人種差別(アパルトヘイト)が問題になった中心地、「ソウェト」を観光する。


 1976年6月16日記念碑(ヨハネスブルグ/ソウェト)まずは博物館へ。
写真と映像の展示は、それだけでも心痛むものであるし、他のアフリカの国々で見聞きしてきた、黒人への差別、奴隷としての人身売買の悲惨な過去の事実を思い出してしまう。
その後、車で「ソウェト」の現在の住宅地などをまわる。
前述したヨハネスブルグの現在の大都市としての様相のすぐ近くには、今も尚コミュニティーを作っている「黒人街」的な街がある。
人種差別ではないが、ソウェトは同じ有色人種ではある日本人の私でも、1人では歩けそうもない異質は雰囲気がある。
終了後、ホテルへ向かう。
今日の滞在はヨハネスブルグの近郊にある「サントン」という街の「シティロッジサントンホテル」である。
この街は危険といわれるヨハネスブルグの街の近郊でありながら、全く危険を感じない街である。
H.シティホテルサントン*ホテル情報
バスタブ・シャワーブース・湯沸し・コンプリメンタリーコーヒー、紅茶・アメニティひと通り・ドライヤー・テレビ・セイフティーボックスあり。
冷蔵庫なし。

10/20 今日はかねてよりぜひ行ってみたいと思っていた、世界3大瀑布のひとつがある「ビクトリアフォールズ」へ行く。
今回もUSドルがどれだけ通じるものか、現地通貨に両替していない。
「ビクトリアフォールズ」に到着し、入国審査兼ビザ取得の列に並ぶ。
カウンターが2つしかないため多少時間はかかる。
シングルビザがUS25ドルなのだが、通常おつりがないといわれているため、試しに50ドル札で支払いをしたところ、20ドルのおつりをくれた。レシートには30ドルの記載がある。
空港の外へ出るとガイドが待っており、ホテルへ向かう。車で約20分ほど。
今日の滞在は「ア・ザンベジリバーロッジ」。
部屋の中は古さは感じるものの、なかなかGOOD!!私の好きな感じ。
H.ア・ザンベジ・リバーロッジ*ホテル情報
バスタブ・エアコン・蚊帳・テレビ・湯沸し・コンプリメンタリーコーヒー、紅茶・
アメニティひと通りあり。
ドライヤーなし。
尚、食事は正直あまりおいしくない(朝・昼・夜ともホテルでの食事)

 ビクトリア滝 (ジンバブエ側)午後より何年越しに待ちに待った、ビクトリアフォールズの観光へ(ジンバブエ側より)。
滝へ行く途中に樹齢約1500年のバオバブの木の見学。
その後滝へ向かうが、国立公園内にはインパラやブッシュバックの姿を見ることができる。
いよいよ今回の旅のメインのひとつである滝観光。
ドライシーズンの末期であるため、水量がMAXではないにもかかわらず、迫力満点。
ビクトリアフォールズでは、ジンバブエ側からとザンビア側からの観光があるが、通年楽しめるのはジンバブエ川からで、ザンビア側からだと雨季のみとのこと。
これでやっと、一般的に言われる世界3大瀑布を制覇である。20年越しである。
滝観光後は、いくつかのホテルを視察。簡単な感想を添えてご紹介する。
・ビクトリアフォールズホテル
・・・良いホテルではあるが重厚なコロニアルな感じは私は落ち着かない。
・レインボーホテル
・・・普通のホテル。可もなく不可もなく。
・エレファントヒル
・・・お勧めホテルではあるが、近代的はデラックスホテルのため、雰囲気にかける
見晴らしや設備・施設は良い
・ビクトリアフォールズサファリロッジ
・・・今回視察した中で、一番のお気に入り。高台にあるため見晴らしも良く、造りも雰囲気のあるお勧めホテル。
ホテルへ戻り休憩。
ホテルの前を流れる「ザンベジ河」のほとりに出ると、ザンベジ河クルーズの船が行きかっている。
「ア・ザンベジリバーロッジ」に滞在していれば、季節にもよるだろうがクルーズはする必要ないかなあ?。
10/21 朝目覚めてテラスへ出てみる。
ホテル敷地内の中庭に数匹のヒヒ(バブーン)がうろついている。自然だなあ。
午前10:00出発 今日はボツワナの「チョべ国立公園」に行く。
国境まで約70km。約1時間で到着。
ジンバブエの出国は非常に簡単。並んでいる人がほとんどいないため、出国審査は10秒で終了。
ボツワナ側の車に乗換え、入国審査所へ。こちらも非常に簡単で、10秒で終了。
ジンバブエからボツワナへと国が変わったが、景色は変わらない。
心なしか道路はきれいになった気がするが。
ホテルへ向かう。国境より約15分。
H.チョベマリーナロッジ今日のホテルも私好みのGOODなホテル「チョべ・マリーナ・ロッジ」。
良い部屋(グレードが高い)が用意してある感はあるが、1人ではもったいない川に面した心地よい部屋。
今日・明日のサファリのスケジュールを確認後部屋へ。
*ホテル情報
エアコン・テレビ・ドライヤー・バスタブ・アメニティひと通り・湯沸し・冷蔵庫・
コンプリメンタリーコーヒー、紅茶・セイフティボックス・蚊帳あり。
昼食はホテルのメインレストランにてビュッフェ。味も良い。
カバ(チョベ国立公園)15:30よりホテル主催のチョベ川のボート・サファリへ。
日本人の団体もいたがそれを避け、外国人の人達と一緒に。
スペイン人の夫婦2組と私だけの少人数のクルーズ。
ビールを片手にボート・サファリもおつなものである。
象・バッファロー・ワニ・カバ・多くの鳥達を見ることができる。
ボートサファリスペイン人夫婦ともお互い片言の英語でコミュニケーションをとりながら楽しいひと時を過ごせた。
夕食もビュッフェスタイルで、そこそこの品数ではあるが満足。

10/22 起床4:45 早朝のサファリ・ドライブに備える。
ライオン(チョベ国立公園)集合は5:45。出発前にロビーに用意されたパンケーキとコーヒーで腹ごしらえ。
6:00に出発。ホテルが気を使ったのか、サファリカーを独り占め。
プライベートカーによるサファリ・ドライブである。
期待していたほどの動物には遭遇せず、目立ったものはライオンくらい。
途中、川沿いの見晴らしの良い場所で車を止め、朝からビールとおつまみでしばし休憩。
約3時間のサファリ・ドライブを終えホテルへ戻る。
ボツワナより船でザンビアへ朝食を済ませ、身支度を整え10:00出発。ザンベジ河をボートで渡り、ザンビアへ行く。
ホテルよりボート乗り場へ車で約15分。ボツワナの出国審査も簡単で10秒で終了。
ボートは5分足らずで横断し、ザンビアの入国審査所へ。
ここは入国審査官がもたもたして時間がかかる。全く人がいないのに(私の前に2人のみ)
20分もかかる。ザンビアのビザも代金を支払うのみ(US50ドル)で面倒な手続きはない。
国境を出発しリビングストーンへ。景色はやはり変わらない。
ロイヤルリビングストーンホテルへ。
H.ロイヤル リビングストーンこのあたりで一番良いであろうホテルは、文句のつけようがない。専任のバトラーも付く。
姉妹ホテルの「ザンベジサン」はカジュアルなリゾートホテル、「ロイヤルリビングストーン」は大人のリゾートといった雰囲気。
私もたいへん気に入った。今回の旅で宿泊したホテルの中で一番気に入った。
但し、食事の際は1人では寂しくなってしまうのだけれど(特に夕食は)。
改めて思ったが、かなりのお客様を送客しているデスティネーションだけに、どこに行っても待遇・対応が良い。気分が良い。
昼食はホテル視察も含め「ザンベジサン」ホテルで摂ったが、非常においしい。
「ロイヤルリビングストーン」もたいへん良かった。
アフリカにいることを全く感じさせない食事内容である。
午後よりザンビア側よりビクトリア滝の観光。
やはり水量が少なく迫力に欠ける。約1時間の観光。
H.スタンレーサファリロッジその後「スタンレーサファリロッジ」を視察。
全10室の個人経営のホテル。内8室は、壁がない(浴室もベッドルームも、もちろん外との壁も)開放的な部屋。
南アフリカ人のマネージャー「リキ」さんはとてもよい人そうだし、部屋からの見晴らしは最高に良いのだけれど、このつくりは日本人にはあまり好まれないかもしれないなあ。
H.ザンベジサンは敷地にキリンがいる 10/23 南アフリカへ戻るためホテルを出発し空港へ
ホテルの敷地内にはキリンもいた(ザンベジサンではシマウマがいることで有名)。
「ヨハネスブルグ」到着後はそのままホテルへ。
今日はハードなスケジュールの中休みとして休憩。

10/24 08:00出発 今日は「ブライデリバーキャニオン」へ行く
ブライデリバーキャニオン都市部の風景から山岳の風景に代わり、12:45分頃に標高1778mの「ローバス峠」を越えた先の、ゴールドラッシュ時に栄えた「プリグリムスレスト」という村にて昼食を摂る。
その後、「グラスコップ」という小さな村へ向かう。今日滞在するホテルがある村である。
「グラスコップ」より約35kmで「ブライデリバーキャニオン」に着く。
自然の造形美「ブライデリバーキャニオン」は、アメリカの「グランドキャニオン」と同じ様な成り立ちで造られた絶景である。
但し、「グランドキャニオン」の方がスケールがでっかいかなあ。
18:00頃「グラスコップ」村の「グラスコップホテル」にチェックイン。
「グラスコップホテル」は田舎のホテルということで期待していなかったが、意外と普通のホテルでというよりも、オーナーのこだわりがある全室異なったデザインのデザイナーズホテルである。
食事もまともでコース料理(前菜・メイン・デザート)。
*ホテル情報
湯沸し・コンプリメンタリーコーヒー、紅茶・扇風機・ファンあり。
アメニティは石鹸とシャンプーのみ
エアコン・バスタブ・ドライヤーなし
プールがあるが、標高が高いこともありかなり寒いので入れないかも。
私は入ってみたが非常に冷たい真水で長時間は無理。
10/25 今回始めての雨。
ボートクルーズ9:00にホテル出発し、「ブライデリバーキャニオン」のリバークルーズへ
ボート乗り場へは車で約1時間30分かかる。
11:00にボート出発。この頃には「晴れ男」の本領発揮で雨が上がっていた。
谷底の湖?川?を約1時間のクルーズ。
昨日上から見た奇石は下から見ると変わった造形が見えて意外と面白い。
但し、約50人くらい乗れるボートでは、地元の人たち観光であると思うが、みんな酔っ払っており、非常にうるさい。ドライバー兼案内のおじいさんの案内が全く聞こえない状態。
静けさの中で幻想的な風景を見るのがよいと思うのだが・・・。
12:30頃クルーガー国立公園のホテルへ向け出発
13:30頃今日滞在の「グワラ・グワラ」に到着。
午後のサファリ・ドライブまで休憩
*ホテル情報
デラックス・テンテッド・ロッジスタイルと普通のホテルのつくりとは異なるが、
設備は問題ない(テントの中にベッド・トイレ・シャワールームがある)。
湯沸し・セイフティーボックス・コンプリメンタリーコーヒー、紅茶、水・ドライヤー・
アメニティひと通り・蚊帳・ベープあり。
バスタブ・テレビなし
敷地内に自然の“ニャラ”がいる。
H.グワラグワラH.グワラグワラではニャラが棲みついている
ゾウを発見(クルーガー国立公園)15:45出発の前にハイティーが用意されている
サファリドライブへ出発。通称「ビッグファイブゲームドライブ」。
その名の通り約3時間のサファリ・ドライブの中で、ビックファイブ(ゾウ・ライオン<雄>・バッファロー・サイ・ヒョウ)のすべ出を見ることができた。
おまけにチーターの親子やインパラ・ニャラなどの鹿系も多く見ることができた。
日が傾き始めたところで車を降り、簡単なおつまみとリクエストしておいた飲み物(無料)で乾杯。
その後、日が完全に落ち、ロッジへ戻りながら短時間ではあるが、ないとサファリも体験できた。
かなり寒いがロッジで借りたポンチョがたいへん役に立ちありがたい。
ロッジに到着すると温めたワインでお出迎え。かなりおいしいワインだ。
しばし休憩の後、夕食前に樹上のバー(朝は朝食レストランの場所)でお酒を飲みながら、他の宿泊客と談笑。
19:30から夕食のメインはボリューム満点のバーべキュー。
最近ジャコウネコの餌付けに成功したとのことで、夕食時にレストランにやってくる。
夕食後は火を囲みながら、またワインを飲む。実にアットホームなロッジである。
夜はゾウやハイエナの鳴き声、虫の音などが聞こえる。実にワイルドなロッジである。
10/26 朝のサファリ・ドライブに備え早起きしテラスへ出てみると、無数の動物の足跡をテントの周りに発見。大きな動物ではないであろう足跡ではあるが何が来ていたのか興味がある。夜中起きて観察していればなあとちょっと後悔。
6:00サファリ・ドライブに出発。
約3時間のうち、1時間くらいは私営保護区内をウォーキング・サファリ。
昨日のサファリ・ドライブほど動物は見ることができなかったが、真近に見ることができるキリンの群れなど、たいへん面白い。
9:00にホテルに到着し朝食を済ませ、帰国のため「ホエドスプリット」空港へ向かう。
クルーガー国立公園では1泊だけでは物足りなさが残る。せめてもう1泊はしたかった。
後ろ髪を引かれる思いで、帰国の途につく。
今回の旅では5カ国を周遊した(モザンビーク含め)。
忙しい中にもたいへん充実した内容に満足である。但し十分ではない。
また再度行きたい国が増えてしまった。
私のアフリカへの思いはまだまだ尽きることはないであろう。
やっぱりアフリカはおもしれえなあ~
2008年10月 酒井

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