自然の中で遊ぶ旅! ボルネオ

自然の中で遊ぶ旅! ボルネオ

カメボルネオ。何年か前に写真集を見てから、絶対行きたいと思っていたところである。海とジャングル。とても魅力的で写真を見てドキドキしたのを覚えている。
今回はそのなかでマブール島とダナンバレーに行った。


バラクーダの群れマブール島はダイバーには有名なところである。とくにマブールからボートで20分程度のところにあるシパダン島のダイビングポイントがすごい。ギンガメアジ・バラクーダの群れ!群れ!あとはカメ・サメなどたくさん出てくる。このシパダン島には数年前までリゾート施設があったのだが、環境保護のため撤去され、現在は日帰りで行くことのみ許されている。それなので、旅行者はマブール島などに泊まる。マブール島の周りも珊瑚がたくさんで魚、生物が多いので楽しめる。ダイバーには夢のような場所である。ぜひぜひお勧めしたい。わたしもあと1週間くらい滞在していたかった。

ボルネオ・レイン・フォレスト・ロッジマブールの話はここまでで、ダナンバレーの紹介をしたい。
ダナンバレーの「ボルネオ・レイン・フォレスト・ロッジ」というところに泊まった。ジャングルの中に建つバンガロータイプのホテルである。
国内線空港のあるラハダドゥから車で3時間弱。この道のりがけっこうつらい。熱帯雨林の中に立つホテルへ行こうとするのだからしょうがないのだが、道が悪いので、乗り物に弱い人は酔い止めを飲んだ方が良い。
ホテルにはレストラン、レセプション、ギフトショップなどがあるメインの建物があり、その周りにバンガロータイプの客室がある。
到着すると、チェックインの手続きといっしょにトレッキングの簡単な説明もある。
今回は昼頃に到着し、ランチ後に1回目のトレッキングがあるということだった。
最初のトレッキングはイントロダクションということで、約1時間ジャングルの中を歩いた。木・鳥や虫などについてガイドさんが説明してくれる。
ここでは基本的に毎回同じガイドさんがトレッキングのガイドをしてくれる。
トレッキングの集合場所にはボードがあり、そこにその日のトレッキングのスケジュールが書かれている。同じ日にチェックインした他のお客さんといっしょにトレッキングをすることになるようだ。私は他に3組欧米のお客さんがいっしょだった。
1日目の夜にはナイトドライブがあった(これだけは違うガイドさんだった)。トラックの荷台(ちゃんと椅子がある)に乗って、約1時間ジャングルの中を走る。ガイドの人が大きな強い光のライトを持って、すごいスピードで周りを照らしながら動物を探す。そんなに速く動かしたら見つけられないだろうと思うけど、さすが慣れていて高い木の上の方にいるサルを教えてくれたりする。

キャノピーウォーク翌朝、モーニングトレッキングは6時15分スタートだった。眠い。でも楽しみにしていたキャノピーウォークを堪能。朝イチは霧がかかっていて、神秘的な感じだった。朝食前に2時間くらいのトレッキング。朝ごはんもおいしく食べられる。その後、あまり休憩時間もなく、9時半ごろから午前のトレッキングがはじまる。約3時間半。けっこうハードだ。眺めの良いビューポイントまでいった。今回オランウータンに会うことはできなかったが、ガイドさんがあれは数週間前の巣です、と教えてくれた。毎日かなりの距離を移動するようで、広いジャングルで出会うのは難しいのだろう。きれいな鳥や大きな昆虫を見たり、かわいい猿が木々を飛び移っていくのを見ることもできた。トレッキングの帰りには滝壺に寄った。水着を着ていけば滝壺で水浴びも可。疲れているので、水に入ったら気持ちよかった。こういうのは日本人が好きなのだろうか、他のグループの女の人は水に入らず鳥などを観察していた。自分だけ滝にうたれて楽しんでいた。午後も15時ごろから2時間程度のトレッキングがある。2日目の夜は夕食後にナイトウォークがあった。ロッジの周りをガイドさんといっしょに散策するものだ。懐中電灯を持って、探していると、カエルや変な虫などを見つけることができる。暗いジャングルを歩いている、ということだけでウキウキする。

3日目も朝のトレッキングを楽しみ、終了した。トレッキングのスケジュールなどはそのときの状況で変更になったりするようだが、ダナンバレーの過ごし方はこんな感じである。
トレッキング以外でいうと、食事は3食ビュッフェである。サラダ、メインが数種類、デザートなどが用意されている。レストランのスペースもオープンで景色を楽しみながら食べることができる。
もちろん自然の中にあるので、虫は多い。今回は蚊にかなりやられてしまった。それだけがつらかった・・。虫除け対策は必須だ。(しなかったわけではないが、甘かった)あと、用意すると良いものとしては、レインコート、懐中電灯、双眼鏡、水着などである。靴と長ズボンもトレッキングでかなりよごれるので、替えがあると良い。また、ヒルソックスというのを売店で売っている。ほとんどの人がこれを着用している。

ボルネオは森も海も山も、たくさんの魅力を持ったところである。私もまだまだ行ってみたいエリアがあるので、いつかまた訪れてみたいと思っている。
マレーシアへ行くのなら、自然の中で思い切り遊ぶことをお勧めしたい。
2008年10月 加藤

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