パムッカレ 温泉物語 トルコ

パムッカレ 温泉物語 トルコ

前回、ペルーのアグアスカリエンテスの温泉について書いたので、引き続きトルコの温泉について今回も書こうと思う。
イスタンブールからパムッカレ特急、寝台車にのってデニズリに到着し、そこから車で約20分、パムッカレに到着した。かの有名な石灰棚が望める。かつてはそこに沸く温泉に自由に入れたそうだが、靴で入って石灰棚の表面が崩れたり汚れてしまったため、今では保護のため一部しか入れず、必ず裸足で入らなければいけない。見渡す限り広がる石灰棚はもちろん、周りに広がる畑や町が見下ろせてとても気持ちいい。パムッカレの石灰棚
パムッカレの石灰棚


パムッカレの魅力は石灰棚だけではない。せっかくトルコの有数の温泉保養地であるパムッカレまできたのだから少し時間を作って温泉も是非楽しんでほしい。ホテルのほとんどが温泉、ハンマーム(トルコ風呂)、マッサージ、サウナなどの施設があるので気軽に楽しめる。もちろん水着着用だが。私の泊まったヒエラポリスというホテルでは温泉は屋内にあり、深いプールに立ちながら温泉を楽しむ。客層はヨーロッパ人、団体の韓国人、中国人、日本人など。広々としていて、普通の水のプールもある。マッサージ等は別料金。いい機会なので、ハンマームを試してみた。大きい石の台の上に寝ころばされ、まず最初にあかすり、その次にバケツでザバーっと水をかけられて、上からモコモコの泡をたっぷりかけられ、再度水をかけられる。気持ちいいし、肌がツルツルになったんだけどゴシゴシこすられたり泡ぶくにされたりと、なんだか自分が使い古した雑巾になった気分だった。しかし楽しい経験だった。その後、アロマオイルでマッサージ。あぁ~癒される・・・。ヒエラポリスヒエラポリス

あとおもしろいと思ったのが、パムッカレ温泉。ヒエラポリス遺跡の近くにあり、屋外公共プール風。温泉プールの底に遺跡がゴロゴロ転がっているのがなんとも独特だ。本物の遺跡をそんな扱いをしていいのか?博物館とかにおいておくほうがいいのでは??とも思ってしまう。ロシア人、ドイツ人が多いらしく、夏にはイモを洗うように混むらしい。お湯は透き通るように青くなんとも神秘的だ。パムッカレトルコ人は日本人ほど温泉好きではないそうだが、医者から勧められて療養のためにここに来る人もいるのだとか。
こんな魅力たっぷりのパムッカレにあなたも是非きてください!!!
おまけ: トルコ人男性は日本人女性が好きで、どんな人でも日本人であれば、もててもててこまっちゃう、MMK状態だ、とトルコ旅行の前に幾人かの証言をきき、少しばかりの期待と、もてちゃったら困るな、どうしよう、などという不安があった。しかし、結論からいうとこれはうそっぱちであり、旅行前にかかえた不安も結局いらぬ心配、ということで終わってしまった。(ちなみに、かの有名なバリのビーチボーイでさえ、私には声をかけてこない・・・・安全だから別にいいけど・・ ブツブツ・・)
2007年4月 辻理恵子

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