2004年 社員旅行 中国四川省

2004年 社員旅行 中国四川省

今年の社員旅行は事件が多発!!!
例年伝説が数多く生まれる社員旅行。今回もまた・・・遅刻・遭難・自然&病気との格闘などなど。そして、多くの感動も生まれた。では、早速。


台風直撃 !?
2004年10月9日 それは台風直撃から始まった。今回の旅行は東京班と大阪班が成田空港で合流し出発のはずだった。しかし、何と大阪班が前日からの夜行列車での移動もむなしく台風の影響の為東京駅で足止め。成田エキスプレス運休。急遽、京成線で移動となり東京班ひやひやしながら今か今かと待つこと1時間、やっと到着。時刻離陸1時間前。ダッシュ!!!!!航空会社に事前に事情を説明し席を確保したかいあり、無事にチェックイン完了。ここで、改めて自己紹介。実は私大阪の方にお会いするのが初めて;波乱万丈の旅行を暗示するかのように始まった今回、いよいよ幕開け。
パンダは熊?猫?
子パンダ1日目、無事先発隊との合流も無事でき楽しいお食事会でさらに親睦を深め、2日目パンダ保護区を一緒に見学。動物園で遠くから、しかも大混雑の中でしか見たことのなかった私は、目の前のパンダに大感動。一挙一動が愛らしく、竹を食べても遊具にじゃれあっていても寝転んでいても何をしても絵になるパンダ。そのパンダを抱っこできるオプショナルがあり、早速申し込んだ。総勢20人程の社員が代わる代わる抱っこし、パンダと一緒に集合写真まわってきた順番。おっ重い。確かまだ6ヶ月のはずなのに…しかも、最後の方になるにつれご機嫌も斜めに…上手く抱っこができなく暴れるしだい。そしてそして、パンダパンチ!!爪が、手が大きい。それはまさしく熊の手だった。痛い、でも憎めない。痛いはずなのに撮影された写真には満面の微笑み。心の底から嬉しかった。
そして、今回のメインイベント、集合写真の撮影。皆さんパンダに癒され、すてきな写真が取れた。
ここで、先発隊と分かれいざ、大自然の中へ。
遭難!!!!!!
四姑娘山の眺め先発隊と分かれた後、私たちは四姑娘山麓の日隆へ向かった。途中ヤクや大雪山を間のあたりのし、これからの大自然の世界に胸を躍らせ4,000m級の山を越えて到着。休憩後、希望者のみプチハイキングに出かけることになった。四姑娘山は4山揃って見るのは難しくヴューポイントまで片道一時間ほど歩いた。高地ということで各々のペースで歩き展望台に向かうことになった。展望台からの眺めは絶景でいつまで見ても飽きることはなかった。結局四姑娘山の全貌は見ることはできなく、切りを付け引き返すことになった。しかし、事件は起きた。1人合流しない…しかし、一本道なので来ないという事は引き返したのだろうと残りのメンバーも引き返すことにした。入口に付き待っているのかと思ったが、その場にもいない。先にホテルに戻ったのかもしれない。ホテルに電話しても確認できず、不安が募る。全員がその場でじっとしていても何も解決しない。数人が入口に残り、後のメンバーはホテルで待機することになった。待つこと2時間近く。日が傾き始め次第にことは大きくなっていく。さらに不安が募り、何もできない自分に苛立ちを感じ始めたその時、電話が鳴り、無事を確認! よかった。 思わず廊下に出て他のメンバーと喜びを分かち合い、大騒ぎ。 本当によかった。 出迎えに出た時と夕陽が美しく、紅葉した木々は黄金に輝いていたのを今でも忘れられない。遭難者に状況を聞いたところ展望台に気が付かずさらに奥に進んでしまったとのこと。しかし、先に進むと橋があり、また一味変わった景色が楽しめたそうだ。何はともあれ無事でよかった。
痺れる〜
辛い料理に痺れる遭難事件が一段落し、3日目あいにくの天気。初雪に見舞われ予定されていた本格ハイキングは中止になった。そこで成都に予定より早く戻ることにした。四川と言えば麻婆豆腐、そこで夕飯は麻婆豆腐発祥の店である陳麻婆の店で食事を取った。様々な豆腐料理など美味しい食事に舌鼓をうち、いよいよ麻婆豆腐の出番。一口ぱくり。????痛い。辛い?痛い。痛い。とっても狂気的な味がした。しかし、後を引く。二口、三口と箸が止まらない。今までに体験のしたことない食事だった。夕食後、川劇の鑑賞をした。トリックが全く分からないままころころ代わっていくお面。最後まで見入ってしまった。川劇以外にもコメディーショーなどプログラムは盛りだくさん。
まさしく舌、心ともに痺れた夜だった。
いよいよきましたvs自然
九寨溝4 日目、朝早くの便で成都から九寨溝へ。山々の上を飛び、地上からは一切見ることのできない絶景を楽しみ一時間弱のフライトの後、九寨溝の到着。昨年開港したばかりの空港は標高も高く飛行機も滑走路を最大に使わなくては離陸できないほどの場所に位置する。(実際離陸する際滑走路ぎりぎりまで使う助走方法は海軍の空母のようだった。)この時点ではそれ程違和感はなかった。気持ち酸素が薄いかな?この程度。いよいよ、黄龍のハイキング。最終ポイントには想像を絶する景色が広がっているとのこと。張り切って出発した。途中、龍の鱗を模様した景観や、連なる石灰棚。自然の作り出した景色は人の手では絶対に作ることのできない景色だった。そしていよいよきた。息切れ。少し階段を登っただけなのにいつもと何か違う。距離的には 4km 程。高低差もそれ程ない。これが高山病か!!自分のペースを乱さないように一歩づつ慎重に歩いた。そして、歩いたかいがあった(涙)様々な彩りを見せる石灰棚が重なり合っている。まさしく絶景。その間を木々がさらに色づける。自然ってなんてすごい力を持っているのだろう。素直にそう感じた瞬間だった。
自然に感服
九寨溝様々な風景5 日目、 4 日目に続き大自然観光。九寨溝風景名勝区。「水ってこんなに美しかったのですか?」そんな問いかけが生まれた。湖の底でさえはっきりと見える程透き通っている。水位によって様々な色を持つ。山々や空を映す鏡となる。癒しを与える。そして、自然は日々、一刻一刻と変化を遂げ、様々な表情を見せる。まさしく、生きている。着実に成長し何百年と言う永い歳月のもと現在の風景がある。長い日々をかけ作り上げられた。生まれて初めて心の底から自然の力の偉大さを実感した。美しい。この一言以上に言い表すことができない。
最後に・・・
黄龍観光今回の旅行では、中国の広大さを実感した。今回で中国は2回目になるが、前回とは全く異なった旅行となった。中国は様々な表情を持ち何度訪れても飽きることはない国なのだろう。自然・遺跡・歴史・食・・・見所は限りなくあり、そしてどの地域もその要素を持ち合わせている。そんな中国は一回訪れると次の旅を誘い、それが永遠と繰り返させる。次回はどんな表情を見せてくれるのか?今から期待に胸が弾む♪
そして、最後になりましたが今回の旅行でお世話になりました現地の皆様に心からの感謝の想いが届きますように。謝謝。そしてまた、会える日まで・・・再来。

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