アジアとヨーロッパの間で、トルコ満喫~東ヨーロッパもつまみ食い~

アジアとヨーロッパの間で、トルコ満喫~東ヨーロッパもつまみ食い~

今回の目的地はアジアとヨーロッパの間中間位位置するトルコと東ヨーロッパのブルガリ
ア。
トルコはイスタンブールで何度か乗り継ぎで利用はしたことは、実際に入国するのは初め
ですが、何となく知っている気でいました。
ブルガリアに関しては、東ヨーロッパ自体が初めて足を踏み入れる場所でした。

〜トルコ〜
イスタンブールで乗り継ぎ、カッパドキアの空港都市ネブシェヒルへ。
イスタンブールでは一回入国審査後、国内線ターミナルへ移動。
ネブシェヒルまでは1時間30分ほどで着きました。
荷物は成田からネブシェヒルまでそのまま流れますが、
国内線と国際線でクレームが異なるので注意が必要です。

カッパドキアの滞在はギョレメを起点として周ります。周辺は渓谷に囲まれた盆地となっており、
周囲を大小含めて200件ほどの洞窟ホテルに囲まれた小さな町です。

<バルーンツアー>
カッパドキアに人気が集まる一つとして、バルーンがあります。
今までは何十というバルーン会社があったのですが、現在は統合されて国の管轄で催行さ
れています。
早朝、5時過ぎにダウンタウンのカッパドキアバルーン会社へ行き、
バルーンは天候によって催行できるかは直前までわからないので、そこで飛行ができるか
確認を待ちます。
今回は幸運なことに風も強くないので、催行が決定。パイロットごとに班が分かれて、い
ざバルーンツアーへ


バルーンに空気入れ

数多くのバルーンが薄暗い中、飛び立っていきます。
こんなにも所狭しと飛んでいるとぶつからないと心配になります。


バルーンでは上空から街の景色を一望できるだけでなく、
同時に飛び上がる100を超えるバルーンとサンライズの景色は圧巻でした。
これを求めて世界各地から人が押し寄せるのも頷けます。

<ギョレメ屋外博物館>
カッパドキアでは4世紀頃から多くのキリスト教徒が住みつき、9世紀頃からイスラム教徒の弾圧から逃れるため、岩を削った洞窟に教会や修道院を造ったとされています。ギョレメ野外博物館では、その中でも約30の教会の公開をしており、伝統的教会建築様式の興味深さだけでなく、内部の壁面に描かれた鮮やかで、保存状態の良いフレスコ画も貴重な史跡です。特にバルバラ教会は、一見すると落書きのようなシンボル画は、分からないように抽象的に描いた聖像画を意味しており、キリスト教徒たちが、ひっそり隠れて礼拝していたことがうかがえます。カッパドキアに訪れた際には、ここの見学は絶対に欠かせません。

カッパドキアを後にしてからイスタンブールへ
世界でもっとも美しい海峡の1つ、ボスポラス海峡をクルーズ

ヨーロッパ側とアジア側とを分ける長さ約30kmのボスポラス海峡。海峡沿岸の歴史ある要塞や宮殿を1時間30分程で効率的に観られるクルーズはおすすめです。両岸の全くちがった風景に目を見張るはず。西洋のバロック様式と伝統的なオスマン様式を取り入れた壮麗なドルマバフチェ宮殿や、オスマン帝国の要塞ルメリ・ヒサル、そして海上からしか全貌を見ることができないベイレルベイ宮殿等、見所は盛りだくさんです。


ベイレルベイ宮殿

また、海峡の上にかかるファティフ・メフメット大橋は日本の技術提携により架けられたことでも有名です。


クルーズ乗り場の傍に店を構えるサバサンド


ピクルスジュース

イスタンブールは市場が熱い!!
イスタンブールの市場といえば、グランドバザールが有名ですが、
現地の人から言わせるとやはり観光客料金で高いので、お土産など買うには適していないとのことでした。グランドバザールは規模が大きく賑わっており、見るだけでも十分に楽しめるので一目見ることをおすすめします。


グランドバザール

〜ブルガリア〜

ブルガリアヨーグルトで、割と日本では認知度が高いように思えます。
またヨーロッパの中でも比較的物価の安く、世界的のバラ生産の8割がブルガリアとして有名です。
そんなブルガリアはわずか3日間のみだったのですが、ソフィア中心とリラの僧院を観光するには、ちょうど良い期間でした。

ソフィ市内は電車・トラム・バスが朝から晩まで縦横無尽に運行しているので、自由気ままな街歩きに最適です。市内の中心のソルディカ駅からほとんどの名所は徒歩圏内のため、初めてでも簡単に巡ることができます。ブティックやレストラン、オープンカフェなどが並ぶ人気エリア、ヴィトシャ大通りや14世紀のオスマントルコ時代に建てられた聖ペトカ地下教会、街中に急に現れる歴史ある聖ゲオルギ教会、そしてソフィアのシンボルにもなっているアレクサンダル・ネフスキー大聖堂等、見所を挙げればきりがありません。

<アレクサンダル・ネフスキー大聖堂>
ソフィアのシンボルにもなっている、大小12のドームを持つブルガリア最大、ネオ・ビザ
ンチン様式の壮麗な大聖堂です。オスマントルコの支配からの解放の契機となった露土戦
争で犠牲になったロシア人兵士を追悼するため、1882年の着工から40年の歳月を費やして
完成しました。内部は総勢400人もの画家が描いた神秘的な壁画やモザイクで埋め尽くさ
れ、地下聖堂はイコン博物館になっています。


寺院の前の通りには工芸品や古道具などを売る蚤の市が立ち、散策が楽しめます。

<ヴィトシャ大通り>
ヴィトシカ(Vitoshka)として知られるヴィトシャ大通りはネデリヤ教会から伸びるソフ
ィアのメインストリート。歩行者天国になっており、たくさんのブティックやレスト
ラン、オープンカフェなどが並ぶ人気エリアです。天気の良い日には、ストリートミュー
ジシャンやダンサーたちのパフォーマンスも見ることができます。


ヴィトシャ大通り

<ボアナ教会>
ソフィア近郊のヴィトシャ山麓にあるボアナ教会です。11世紀に聖ニコラウスを祀る聖堂として
建てられ、その後13世紀と19世紀に増築されました。外観は地味ですが、内部には13世紀
に描かれたキリストの生涯、聖ニコラウスの生涯、ブルガリア王や王妃の像などの壁画が
残されています。こうした壁画は、ビザンチン美術をベースにしながらもルネサンスの萌
芽を感じさせるものとして、高い評価を受けています。あいにく、中は写真撮影ができないので、
実際に行って自分で確かめて見ないとわかりません。1979年に世界文化遺産に登録


ボアナ教会

<リラの僧院>
最も印象的で魅力的な場所がリラの僧院。
ソフィアの南、リラ山脈の奥地に佇む10世紀に建立されたブルガリア正教で最も重要とさ
れる修道院です。13世紀に王や貴族の寄進を受けて発展し、僧院内では写本やイコンの製
作が行われるなど、中世キリスト教文化の中心となっていました。また、オスマントルコ
時代にはブルガリア人のアイデンティティを守るという重要な役割も果たしました。1833
年の火災で塔以外の建造物はほとんど焼失してしまいましたが、その後再建されました。

ここでは現在でも修道生活が営まれており、黒の僧服を身にまとった修道士の姿を目にします。

教会の内部には、色彩豊かな宗教画が残されています。


リラの僧院 フレスコ画

【おすすめ】
バルーンツアー ★★★★★
インスタ映えの絶景がここに!
ギョレメ屋外博物館 ★★★★
保存状態が素晴らしいフレスコ画の数々
ボアナ教会 ★★★★
圧倒的なフレスコ画は撮影禁止。自分の目で確かめては??
リラの僧院 ★★★★★
文句なしの見応え抜群のブルガリア正教の総本山

2018年10月 小澤

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