大阪転勤してはや6か月。その間に我が大阪には多くの災害がおこってしまった。
6月:大阪北部地震
7月:長雨での中国地方災害
9月:台風21号で関空閉鎖
と毎月のように異常気象や列車の運行停止があり、とどめは私自身でも初の空港閉鎖?!
既存の大阪スタッフからは“お前が来てから災害ばかりや!”とディスられる始末。
人間のつもりでしたが、大阪に来てから知らない間に祟り神スキルでも身に付いて神となってしまったのか?疑問に思い、
地獄の門に行くついでがあったので、地獄への門が開けれるか自分のスキルを試しに行ってみました。
すてきなスケッチ風のヒワ
地獄の門 クレーター
〇いまどきハイスペックなトルクメニスタンビザ
このIT全盛期のご時世を逆行するようなハイスペックなビザがトルクメニスタンには必要です。
まず現地手配会社から招聘状を取り寄せ、その上で国境又は大使館でビザ申請するという
2段階バージョン。今回は現地国境で取得しました。
写真が一切取れないので文章だけでご案内
① 国境のおっちゃんにパスポートと招聘状を渡す。
② レシートのような紙をくれるのですぐ隣の窓口で73$を支払う
③ 再度レシートが出るので、おっちゃんの所に戻りパスポートを受け取る
(ビザシールを張ってくれる)
④ その後ハードな荷物検査を受けて無事入国。
クフナ・ウルゲンチ遺跡
ドイツ人のおばちゃんがガチで切れていてカオス感たっぷりな国境でした。なお健康なんちゃら法があるようで、たばこの持ち込みは2箱までです。
それ以外は没収されるようすが、私の場合8箱あり、やべーなーと思っていたら1箱くすねられて残り7箱は無罪放免でした。
ちなみに流行りのアイコスでしたが本体は手荷物に入れていたら見られずスルーでした。(アイコスがOKかどうか、定かではございません。)
薬など事細かに調べられる場合もあります。
日本でいう餃子の昼食。うまし。
〇ここをキャンプ地とする!
とは言われていませんが、国境から4時間ほど走ると地獄の門のあるダルヴァザに到着。
道中の道は思っていたほど悪くなかったですが、舗装が剥げておりいい道とは言えない状況です。砂漠道自体は最後の20分ほどのみです。
キャンプ地には観光客も多い為、各手配会社が簡易トイレなど簡単なキャンプサイトを作っています。シャワーなどはありませんが、
この状況なら十分すぎるほど清潔なトイレも完備しています。
おひとりさまお食事セット。
夕食はガイド、ドライバーがケバブやチキンを焼いてくれます。美味。
ぼーとしながらサンセットを楽しみます。
日が暮れると星空も楽しめる。
日が暮れると星空も楽しめる。
人が少なくなったので、呪文を唱えて地獄の門を開門してみる。
???!!!開いた!!!!
悪魔降臨???ではないですよね・・・・有名なしゃべるねずみ??
とまあ、しょうもない遊びもできます。なんならインスタとかもいいかも知れません。
ガスクレーターは思ってたより迫力あります。砂漠キャンプ+クレーター+星空を1セットで楽しむと思っていただければ、
十分来る価値はあると思います。ヘッドライトは必需品です。あると絶対便利です。
外見では想像できない位綺麗なトイレ
砂漠のサンライズ
なおキャンプでは同じ手配会社で手配された別の方を一緒になりますが、テントはシングルを人数分張ってくれます。
今回弊社ではありませんでしたが、日本人の女性2名様とご一緒でした。私が一人だったのでこちらから話しかけるものなんだし、
なんなら人見知りだし!と思っていたら、なんと話しかけてくださいました。
お気遣いいただき申し訳ありません。その後ヒワでもお会いしました。先日はありがとうございました。
別の機会があったら弊社をよろしくお願いします!
〇こじんまりとしたヒワは結構好きかも?
無事地獄の門も開門できたので、ウズベキスタンに戻って観光します。
なおトルクメニスタンの出国は入国以上にカオスです。昼休みを挟んで14時からオープンしますが、すでに待っている地元ピーポーが大挙しています。
その中を“ツーリストぉー”と叫びながら突入します。ここはさすがにガイドが助けてくれる事が多いようです。
国境の街・タシャウスの議事堂
で、ヒワ到着。
全長6kmの城門内に観光場所が点在しており、ゆっくり歩きながら観光するのが楽しいです。シルクロードの中継地らしい、
ペルシャ文化の青タイルをちりばめたミナレットや神学校が点在しています。以前イランも行きましたが、日本から比較的近く、
このようなイスラム建築が見れるのはなかなか面白いものです。
ヒワ大好き♪ ハズキルーペを思い出す。
ウズベキスタンらしいミナレット
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ヒワの旧市街地
〇ブハラも見てみる。
ヒワを観光した後、車で7時間砂漠を縦断し一路ブハラへ。
16世紀前後には周辺で一番大きい勢力を持っていたとされるブハラの街。ヒワとは比べ物にならない街の大きさですが、
観光箇所は主に旧市街地周辺に偏っているので観光はしやすいと言えそうです。モスクやメドレセ(神学校)などを見学。
ブハラ ラビハウズ
ブハラ ミル・アラブ・メドレセ
プロフ 肉にあまり油がなく、おいしくなかった。
ブハラ ナディール・ディヴァンベギ・メドレセ
〇地方都市も行ってみた。陶器の街・リシタンと織物の街・マルギラン
旅行と言えばお土産。ウズベキスタンでもあまり行かない地方都市も見てきました。
リシタンはフェルガナ盆地にある陶器の街で、なんと7代も続く陶器工場を見せてもらいました。ウズベキスタンの陶器はセラミックのような陶器で非常に軽く強度もあります。
アジアらしい飾りつけなので、お土産には最適ではないでしょうか?各観光地で売られている陶器はこのリシタンで作られているようなので、ここで買うと激安らしいです。
下焼きした陶器。これから絵付けして本焼き
焼きあがった陶器
カラフルでかわいい陶器
同じフェルガナ盆地にあるマルギランにも行ってみました。ここも職人がおり今でも手作業で糸を紡いでいるそうです。
シルク100%の生地や服、テーブルクロスなどここでも日本で人気のありそうなものが激安で売っています。
タシケントのバザールで売っている布製品の多くがこのマルギランで仕入れされているとも。
手作業で糸を紡ぐ
染料には自然のものを多く使う
販売所。女子が喜びそうなものばかり。
リシタンとマルギランですが、タシケントから片道4時間かかります。道中の道は悪くありませんがなんせ長時間車に乗ります。
軽い気持ちで行く距離ではないので、大量買い付けや結構量買うよーという方以外にはお勧めできません。多少高くてもタシケントのバザールなどで買う方がお得です。
丸1日あればアレンジ可能ですので、興味のある方はぜひご相談ください。
フェルガナ盆地の周辺はブドウが有名らしい。
〇お食事や物価の事。
海なし国ですのでやはりお肉が中心です。野菜のみや魚もあるようですが、かなり少数です。
定番はスープ+シャシリク(シシケバブ)やスープ+チキンなどのグリル。
これに必ずパンが付きます。パンは美味しいですが飽きます。あとプロフと言われるピラフも有名ですが、
まとめて何人分も作るらしく、いつでもどこでも食べれるわけではないそうです。
まとめて作らないと美味しくないらしく、何時でも用意できるレストランはまずい!とガイドが申しておりました。
果物も非常に豊富でかつ大変美味しいです。
物価は激安です。夕食を2名様、がっつり、アルコール含みでも2名で15$前後ではないでしょうか。
ビール、ウォッカは安めです。ワインはものによっては高いです。観光地のぼったくりレストランもあるようなので、ご注意ください。
ざくろも大変おいしい。ざくろジュースも定番
かならず食卓にでるパン。都市によって形がちがう。
〇総評
ウズベキスタン、トルクメニスタンは乗継も入れて10時間以内で行ける場所としては、かなりレベルの高い観光地です。
できれば2国を周遊していただくのが一番いいですが、ウズベキスタンのみ周遊でも十分楽しめます。
地獄の門:☆☆☆☆
クレーターはそこそこの迫力。キャンプの楽しいのでそれも込み。
ただしトルクメニスタンのビザが面倒なので☆4つ。
ヒワ:☆☆☆☆
イスラム圏の旅行回数が少ない方には大変お勧め。イランに行かれた方には物足りないかも?
ブハラ;☆☆☆☆
ヒワと同様。
2018年9月 菅原