世界の絶景シリーズ第9弾!三大瀑布をついに制覇!満天の星空とサファリに大感動

世界の絶景シリーズ第9弾!三大瀑布をついに制覇!満天の星空とサファリに大感動

ビクトリア滝にて

今回機会あって、ジンバブエ・ザンビア・ボツワナ・南アを周遊するツアー視察旅行の機会を得ました。これまで、ナイアガラ、イグアスを制覇しており、今回のビクトリア滝訪問で三大瀑布を制覇することができたことは得難い記念となりました。喜望峰含むケープ半島の海沿いの絶景とおいしいワインに酔いしれ、また前回のケニアに引き続きのゲーム・サファリもビック・ファイブ含め多くの動物を観察することができ、あらためてアフリカの大自然を体感することができました。特にナイト・サファリでの満天の星空は印象的でした。以下に内容の一部をご紹介いたします。
大迫力すぎる!?雨期のビクトリア滝観光
「かっぱは持ってないのか?カメラがびしょ濡れになるぞ」完全装備の現地ガイドさんの忠告もむなしく、時差ボケ気味の私はそんな忠告も上の空で滝へ向かう。さすがにウインドブレーカーは持参し備えていたつもりだったが、すごい轟音と迫力を感じながら進んでいくと、どんどん水しぶきが強くなってきた。遊歩道を歩いているうちに自分がいかになめてかかっていたことを思い知らされた。三大瀑布制覇のメモリアルな瞬間は前触れもなく訪れた。突然ものすごい暴風雨のような滝のしぶきに襲われたのである。急遽遊歩道を引換し、カッパをレンタルしたが($3)、結局カッパも着てもどうにもならないほどの水しぶきで、全身びしょ濡れとなってしまった。かろうじてカメラを守るので精一杯。撮影どころではなかったというのが正直な感想だ。それでも風向きが落ち着いた瞬間を狙いなんとか数枚カメラに収める。なにはともあれこうして今回ビクトリア滝を訪れたことで、個人的には三大瀑布すべてを制覇することになったことは感慨深い。
尚後日訪れたジンバブエ側のビクトリア滝も同様に迫力はありました。ただしあえてどちらが迫力があったのかといえば、ナイフズ・エッジ・ブリッジとよばれる橋を渡り滝間際まで近づくこともありザンビア側の方が迫力があったように感じました。ただし乾季はザンビア側の滝は枯れてしまうこともあるようですがジンバブエ側は枯れないそうです。いずれにしてもかなり遊歩道を歩くため歩きやすい靴、そしてできる限りの防水対策が必要です

ビクトリア滝(ビクトリア滝)

カッパとビーチサンダルをレンタルするお店の人と(ビクトリア滝)


感動のザンベジ河サンセットクルーズ
ビクトリア滝観光からほとんど休む間もなく、16時頃からザンベジ(Zambezi)川のサンセットクルーズに出かける。日没は18時過ぎであり、それまでツアー客だけの貸切船にてワニの肉などもつまみにしながら酒などを飲み、川や岸に居る野生動物たちを見物する。翌日のチョベ国立公園でのサファリの予行演習と言ったところであろうか。
ドリンクはなんと飲み放題。ジンバブエのローカルビール/ザンベジビールを片手にザンベジ川のサンセットクルーズは、この上ない至福のとき。更に目を川に向けると、カバやカイマンが水面から顔を出しご挨拶。対岸にはインパラの群れが。クルーが奏でる伝統楽器の音色と夕景。ゆったりとしたアフリカ時間を体感する瞬間でした。

ザンベジ川サンセットクルーズ (ビクトリア滝)

ゾウの大群が圧巻のチョベ国立公園リバークルーズ
午前中チョベ国立公園でゲーム・サファリをしたが、カバやワニ、バッファロー、ヒヒ、ゾウやインパラの群れは見られたものの、動物遭遇率は低め。その分午後のリバークルーズではおびただしい数の動物に巡り合うことができました。ワニ、カバ、インパラの群れとともに、なんといってもチョベの代名詞ゾウの群れには圧倒されました。水場で戯れる姿はさすがに野生。迫力が違いました。天気はよかったがこの日の特に水浴びが気持ちよさそう。珍しく泳ぐ姿も見られました。

ゾウ(チョベ国立公園)

カバ(チョベ国立公園)

ビクトリア滝ヘリ遊覧観光
是非今回挑戦したかったマイコロライト(超軽量動力機)での滝遊覧はザンビア側でしかやっておらず今回スケジュール上できないためヘリコプター遊覧観光をアレンジしてもらった。ヘリは5人乗り。上空からのビクトリア滝の圧巻だが、びしょ濡れになったあの感動を得るにはやはり地上からの観光の方がいいかもしれません。次回はぜひ風を感じて上からの滝を堪能したい。

ビクトリア滝・ヘリツアー(チョベ国立公園)

ビクトリア滝・ヘリツアー(チョベ国立公園)

景勝地に、ワインに、そして歴史の舞台「喜望峰」に思いをはせて
今回ケープタウンでは英語ガイド同行の「ケープ半島終日ツアー」に参加しました。
このツアーは乗合ツアーながらも、各所で十分な時間を取るスケジュールツアーでケープ半島のポイントを網羅している。
キャンプス・ベイへ下り、ハウト湾へ。クルーズ船でドイカー島(シール島)を訪れ、おびただしい数のオットセイを見ます。天候により船は結構揺れるのでご注意を。景色のよい海沿いチャップマンズ・ピークをドライブし、ケープ半島の先端に位置するケープポイントで海を見ながら併設のレストランでのランチ。おいしいワインを飲みながらのランチは格別でした。その後、各自ケープポイント観光。ケーブルカーで展望ポイントである灯台へ。ケーブルカーで登っていくと、喜望峰が次第に遠ざかっていくのが見えます。山頂駅に着くと、灯台まではさらに5分ほど徒歩で階段を登らなければならない。登った甲斐あって、ケープポイント含め上からの景色は圧巻です。ここに立つと地球が丸いことが実感できる。目の前に大海原のパノラマが360度、一面に広がる。青い海青い空、白い波、切り立った断崖絶壁。絶景です。

喜望峰にて(ケープ半島)

ペンギンの海岸(ケープ半島)

チャップマンズ・ピーク・ドライブからの眺め(ケープ半島)

アザラシの島(ケープ半島)

クルーガー私営動物保護区にて満天の星空とサファリ三昧な日々
南アで最もスケールの大きいクルーガー国立公園。公園内は舗装道路もあって、車は道路から逸れてブッシュの中へは入ることが禁止されています。公園としての規定が厳しいからです。サファリロッジもいくつかありますが、弊社ではクルーガー国立公園のコースはすべて公園の外に位置する私営保護区のロッジに滞在するプラン作りをしています。なぜなら、私営保護区なら公園内のような厳しい規定はなく、サバンナのブッシュをかき分けて、サファリカーは縦横無尽に走り回れるため、動物を見つけるチャンスも高いからです。
そうした理由から今回の滞在も国立公園内ではなく、国立公園近郊にある私営動物保護区内の2つのロッジに滞在した。雰囲気が違い、それぞれに良さがあった。
先に訪れたのは、13000ヘクタール、哺乳類42種、鳥類350種、南アフリカ東部で最も広い保護区のうちの一つ、カパマ・ゲーム・リザーブ。
周囲は「ツーリストパラダイス」と呼ばれ、有名なクルーガー国立公園をはじめ、見所が豊富な地域の中心に位置する。敷地内には、カパマ・カルーラ・ロッジ、カパマ・リバー・ロッジ、カパマ・バッファロー・ロッジと、サザンキャンプと4つのロッジがある。いずれに泊まっても、ライオンやアフリカゾウ、キリンなどの動物は区別なく見られ、カパマはバルーン・サファリやゾウに乗ったサファリなどユニークなアクティビティが豊富なのもこのリザーブの魅力。
今回宿泊したのはカパマ・リバー・ロッジで、ワインセラーやスパなど施設が充実している最も大きなロッジ。ホエドスプリット空港から道路を挟んで向かいのメインゲートを入ると、敷地に入ると早速キリンがお出迎え。その後インパラやヌー、イボイノシシの群れにも遭遇。 幸先がいいスタートだった。
御部屋も今回たまたまスパスイートルームに泊まらせて頂いたこともあり、とても気持ちがいい滞在でした。 部屋は広く寝室と浴室部屋に別れており、シャワーとは別にバスタブあり。心地よい日差しが差し込むお部屋でした。またホテル施設もプールやバー・スパがも充実し、調度品もハイセンスでラグジュアリー感たっぷり。
クルーガーでのスケジュールは概ねどのロッジも同じで、下のスケジュールで毎日動いている。
<夏のスケジュール一例>
5:00頃:モーニングコール
5:30~06:00:モーニングコーヒー
6:00~9:00:モーニング・ゲームドライブ
08:00~10:00:朝食
ホテル内でゆっくりとフリータイム
13:00~15:00:昼食
16:00~16:30:アフタヌーン・ティー
16:30~19:30:アフタヌーン・ゲームドライブ
20:00~22:00 夕食
夕食はレンジャーと共に、その日のサファリを振り返り、グループで話しながら旅るのがここのスタイル。英語が得意でなくてもみんな優しい人たちばかりなので大丈夫。
昼食後、早速ゲーム・サファリヘ。
オープンエアーで一切敷居ないジープで行うサファリは解放感たっぷり。カパマのサファリは特徴的でサファリカー1台にレンジャーとトラッカーとよばれる動物捜索のプロがつき、時にレンジャー同士で無線で情報交換し動物を追いかけます。糞や足跡、鳴き声などを頼りに長年の経験と勘で動物の気配を探りながらのサファリは見ていてとても関心しました。たっぷり約三時間の内容です。サファリも終わりに近づき、日没後を迎えると、空には満天の星空が。ため息しかでない。降ってきそうな星空とはこのことをきっというのだろう。車の明かりをけしてレンジャーとトラッカーと三人でしんみり途中休憩。動物の鳴き声しかしない夜の空間は忘れられないものとなりました。ちなみに、見られた動物は
サイ、シマウマ、キリン、イボイノシシ、インパラ、バッファロー、ライオン、カバ、ヌー、カメレオン、カメ、リス、ホロホロチョウ、ウォーターバック、クドゥなど

ホテル カパマ・リバー・ロッジ/スタンダードスイート(クルーガ国立公園)

レンジャーと一緒に(クルーガ国立公園)

クロサイ(クルーガー国立公園)

シマウマ(クルーガー国立公園)

ライオン(クルーガー国立公園)

クドウ(クルーガー国立公園)

バッファロー(クルーガー国立公園)

キリン(クルーガー国立公園)

サファリカーのレンジャー/カメレオンとともに(クルーガー国立公園)

次に訪れたのが、シュクドゥ・ゲーム・リザーブです。
ロッジの入り口にはこんな看板が!!「ロッジの外に出ちゃダメ!暗くなったら周りを歩いちゃダメ!」ロッジの周りは一応柵がありますが、とても低くてほとんど意味がないような気がします。夜サファリからもどると案の定敷地内にサイが迷い込んでいました。ここは野生の動物が生活している場所なのです。
カパマと比べると、敷地もこじんまりとしており、ロッジもどちらかというと素朴なアットホームな雰囲気たっぷりのロッジです。カパマ同様にゲーム・サファリを楽しむ滞在スタイルは変わりませんが、この売りは何と言ってもチーターとのサファリ・ウォークが楽しめること。孤児の動物を育て、自然に返すプロジェクトをしている関係で、家族同様に人に慣れているチーターのなどの動物とのふれあいが楽しめます。チーターはある時はプールサイドで佇み、気が向けばバーカウンターにいるなんてことも。今回念願のチーターとありえないほど近い距離で記念撮影をすることができました。記念撮影の後は一緒にサファリ・ウオーク。これには大感激しました。今回は1泊のみでしたのでアフタヌーン・サファリと翌日のサファリ・ウォーク、モーニング・サファリに参加しましたがレンジャーのリチャードさんもとてもフレンドリーで、ブッフェの食事も素朴な味でおいしかったです。夜はたき火を囲んで「ボマ・ディナー」です。席は一緒にサファリをしたメンバーで、今回はメンバーはシンガポールにすむカナダ人と日本人夫婦、ドイツ人夫婦レンタカーでパッカー旅行をするオランダ人カップルと私の「チーム・リチャード」で。旅の醍醐味の1つはこうした旅人との団欒であると改めて思いました。

バッファロー(クルーガ国立公園)

チーターと(クルーガ国立公園)

チーターとモーニングウオーク(クルーガ国立公園)

ゾウ(クルーガ国立公園)

キリン(クルーガ国立公園)

(2014年3月 渡邊 竜一)
このエリアへのツアーはこちら

アフリカカテゴリの最新記事