動物が本当に幸せそうに見えるンゴロンゴロ国立公園&タンザニア国立公園めぐり<タンザニア>

動物が本当に幸せそうに見えるンゴロンゴロ国立公園&タンザニア国立公園めぐり<タンザニア>


ンゴロンゴロ国立公園の動物は本当に幸せいっぱいの表情をしている。サファリにくる人間は決して彼らを襲わないし、行動を邪魔しない。クレーターの中には豊富な水が常にあり、えさの植物も十分ある。動物同士も敵対心も感じさせずのどかに暮らしている。まさに動物たちの天国だ。見ている私たちが癒される。のどかな雰囲気はその名前の由来からもわかる。クレーターの底から聞こえる音「ンゴロンゴロ」、それは牛の首につけられた鈴の音だ。その音がそのまま地名になるとはなんともほほえましい。






宿泊は「ライノ・ロッジ」だったが、朝食のあとびっくりしたことがあった。なんとホテルの庭をゾウがノッシリ、ノッシリ横切っていくのだ。目の前で見れるとは興奮の極み。ゾウは何事もなく悠々と歩いていった。


「果てしない草原」と言う意味をもつ「セレンゲティ国立公園」は、その名のとおりどこまで行っても草原が続く。タンザニア北部に位置し、その広さは九州の3分の1もある。


沢山の動物が見られるが、特にヌーは5月から6月にかけてケニアのマサイ・マラ国立公園へ向け大移動をする。運がよければ大群に遭遇するかもしれない。朝はバルーン・サファリから始まり、日中のゲーム・ドライブは動物のみならず、その壮大な景色にうっとり。


夜は「カバ」がロッジの裏庭に草を食べに来ることもあり、動物たちを身近に感じられる国立公園だ。
ユニークなテントロッジがセレンゲティ国立公園にある。ヌーは2月3月にかけて、セレンゲティ大草原にて子供を産み、4月ごろから(特に5月末から6月末にかけて)ケニアのマサイマラ国立公園に大移動する。そのヌーを追いかけて作られたのがこの「ムーブキャンプ」。


ヌーの移動にあわせてその名のとおり、3ヶ月毎にキャンプを移動。時にはヌーより早かったり、また遅かったりするが、ヌーに最も接近するチャンスがあるロッジといえる。
こんなロッジもセレンゲティ国立公園にある。その名のとおり「カティカティ・テントロッジ」はセレンゲティ国立公園の真ん中に位置する。(カティカティはマサイ語で「中央」という意味。)



常設のテントがはられ、柵もなくまさに自然の真ん中に寝泊りする。テントといっても部屋の中はホテルそのもの、レストランも完備されている。快適かつ自然に直に触れることができる贅沢なテントだ。
タランギレ国立公園は南北に細長く、タランギレ川が流れ、丘、草原、湿原など複雑な地形をしている。それゆえ沢山の種類の動物を見ることができる。タランギレの意味は、川という意味の「タラ」とイボイノシシという意味の「ギレ」、つまりイボイノシシの川という意味だ。




ほかにもゾウ、キリン、インパラ、ダチョウ、トムソンガゼル等沢山動物が見られる。何よりもこの公園を有名にしているのは何百年の樹齢を越える「バオバブ」の巨木群だ。
又来てみたいと思う場所はいくつかあるが、タンザニアはその筆頭になるかもしれない。幸せいっぱいの動物たちの顔を又見に来るために。
2012年2月 本山泰久

アフリカカテゴリの最新記事