やっぱりケニア最高!「野生のエルザ」の舞台に訪問とじっくりマサイマラ滞在

やっぱりケニア最高!「野生のエルザ」の舞台に訪問とじっくりマサイマラ滞在


ケニアを訪れたのは約8年前。その時はアンボセリ、ナクル、マサイマラを各1泊ずつして少し忙しく、マサイマラで「こんな素敵なところにもっと長く滞在できたらいいなぁ、また絶対きたい!」と再訪を誓った。ようやく訪れたケニアの旅、ケニアってやっぱりいいなぁ、と実感することができた。
ナイロビ1泊し、朝、ナイロビの国内線空港ウィルソン空港へ。メルーへとフライトで向かうのだがなんと乗客は私を含め4人で超小型機。

エアーケニアの機内

今回、本当はロイサバのスターベッドに泊まる予定だったのだが、なんと火事が起こってしまった。そこで、同系列のエルザズコプジェに泊まることとなった。
標高700mのメルーはナイロビやマサイマラと比べると日中は少し蒸し暑く感じる。メルーの空港からロッジのガイドさんが迎えに来てくれ、少しサファリをしながらロッジに向かう。大小の川が流れ、橋もかかってないのでランドローバーでそのまま入って川を越えるのもちょっとした冒険みたいでわくわくする。草原もあり、森もあり色んな風景に会えるのも嬉しい。バオバブの木や二股にわかれたヤシの木がある。約1時間ほどのショートサファリを楽しみロッジに到着。


川をざぶざぶとランドローバーで渡る

巨大なバオバブの木

メルーでの滞在先はエルザコプジェ。「エルザ」はかの有名なジョイ・アダムソンの著書「野生のエルザ」に登場するライオンの名前で、このロッジのあるメルー国立公園はこの映画の舞台となった地なのだ。「コプジェ」はドイツ語で丘を意味し、その名のとおりロッジは小高い丘の上にあり、自慢の広々とした豪華な部屋は国立公園内にあるロッジとは思えない広さ!180度に大きく広がる解放感溢れるテラスからはメルーを一望でき、部屋に居ながらダイナミックな景観を楽しむことができる。大自然を見下ろすテラス側は大きく開けている、というのか壁がなく部屋にいながら自然との一体感も感じることができてとても気持ちいい。地平線の果てまで続くサバンナとブッシュを眺め、野鳥や動物の声を聞きながらこの広々としたテラスで一日のんびり過ごすのも至福のひととき。

広々とした部屋

部屋は大きく開け、テラスからの展望が素晴らしい

バスルームもこの広さ

テラスからの眺めも最高!

部屋とテラスはこんな風につながっている

私の部屋からレストランなどあるメインロッジは吊り橋をわたる

プールからもこの展望

レセプション

ときにはかわいい来訪者も

バー

夜は星空の下でキャンドルディナー、ハイキングやウォーキングサファリも楽しめ、シャンパン以外の飲み物もオールインクルーシブで大自然の中で至れり尽くせりの贅沢な時間を過ごせる。ランドリーも無料なのが嬉しい。朝だして夕方洗濯物がもどってくるので実際は2泊以上しないとランドリーサービスは使えないことになる。ハネムーンや記念日にお勧めしたいハイダウェイだ。このロッジの良さを十分に味わうには是非2泊以上、滞在してほしい。ケニアのロッジは3食サファリつきだが、飲み物代やオプショナルツアーを頼むとなんだかんだで結構現地の出費がかさんでしまうが、ここでの滞在や後述のオロナナだとごく一部を除いてほとんどサービスが含まれているので、出費を気にせず楽しめるのがいい。食事もヘルシーでとてもおいしい!11部屋しかないので、自然とスタッフとの距離も近くなる。
ブッシュブレックファーストやサンダウナーも無料。自然の中でいただくごはんやビールのなんとまぁ、美味しいこと!
メインロッジの裏にある丘でのハイキングも楽しい。頂上からの景色も360度のパノラマを楽しめる。敷地内に小さなサンセットポイントがあって、ビールを飲みながら沈む夕日をただただ眺める。普段できない贅沢な時間の過ごし方だ。
メルー国立公園の動物たちは恥ずかしがり屋でマサイマラのようには顔をだしてくれない。だからこそ、「探しに行く」本来のサファリを楽しむことができる。また、鳥類が多く、バードウォッチャーにもおススメ。今回の旅で鳥の魅力を少し知った私は鳥をたくさん写真におさめようと必死になったが、鳥を撮るのはなかなか難しい。小さいし、すぐに飛んで行ってしまう。だからこそ、写真にその美しさをとらえることができた喜びは大きい。
サンブールと見れる動物は似ていて、ゲレヌク、ベイサオリックス、アミメキリンにも会うことができる。シロサイの大きな保護区もあってそこでのサファリも楽しい。

親子のアミメキリン

ライラックブレステッドローラー

カワセミ

夕日に照らされた象

サンダウナーの様子 ビールが最高!

素敵な林の中で朝ご飯

座っているキリンに初めてあった

ロッジの敷地内にあるサンセットポイント

ロッジの裏の丘の上からの眺め

エリザズコプジェでは素晴らしい滞在ができた。まさに夢のような時間だ。メルーはロッジも少なく、サファリ中に他のサファリカーとすれ違うことはごくまれ。自分たちだけの時間を優雅に、大切に過ごしたい人にお勧めだ。
マサイマラで泊まったのはオロナナ。滞在したスタッフに強く勧められて泊まったがやっぱり素晴らしい。ここもシャンパン以外はだいたいインクルードなのでカバを見ながらお茶を飲みちょっと休憩という優雅なひと時も気軽に楽しめる。
マサイ族とのウォーキングサファリに参加したが、マサイ族が草木を日々の生活にどのように役立てているかを詳しく教えてくれてとても楽しかった。

テントなのにこの広さ!

部屋の前の大きなソファーでカバをみながらくつろぐ幸せ

リバーサイドで楽しむ料理も最高!

マサイの人とウォーキングサファリ

マサイマラはやっぱりたくさん動物がたくさん見れる。それにどこまでも広がるサバンナの風景も美しい。今までサファリで会ったことがなかったヒョウにも初めて遭遇。木の上でくつろぎ中なのでしっぽしか見えなかった。2日目の朝のサファリはタンザニア国境近くまで行きチーター発見!どこまでも続くサバンナでの朝ご飯が素晴らしく美味しい。通常ヌーの川渡りが見れるのは9,10月なのだが、今回の旅行は11月にも関わらずヌーの川渡りを観察することができた。川沿いにたくさんのヌーがあつまり、いつ川渡りをはじめるのだとやきもきしていたが、皮切りとなったのはシマウマ。その後にヌーが続き、その後どこから湧くのやら、次々とヌーが川に飛び込んでいく。約20分間、それが続いた。圧巻。最後に一匹、ヌーが川にのろのろと動いていた。足を挫いた様子で、川底をつるつると滑りながら対岸にようやく到着した。川を見る限り、1匹もワニには襲われてないようでほっとした。ガイドさんも「今日はこの動物を見せる」と言ったら絶対見つけてくれて、プロ意識が素晴らしい。

マラ川でくつろぐカバ

サイの親子

ライオンの親子

チーター

広々としたサバンナでの朝食

ヌーとシマウマの川渡り

その後、マラサファリクラブに1泊。敷地も広く、自然が美しい。バードウォッチングをしながら散歩も楽しい。テントの中はかわいい家具でまとめられかわいい内装。どのテントも川沿いでカバも観察できる。レストランなどがあるメインのロッジは豪華。保護されているクロサイがいる小山を訪れたりできるのも楽しい。

豪華なレストラン

かわいいテントロッジのお部屋

洗面スペース

かわいい子象

人に慣れているクロサイ

マサイマラの夕日

ライオン

マラサファリクラブの敷地内で見かけたタイヨウチョウ

1泊目に泊まったナイロビサファリクラブはスタンダードながらも全室スイートで広々としているのが嬉しい。日本から到着し軽食だけで夕食を済まそうと頼んだチーズバーガーが驚きのボリューム!中のビーフはぶ厚いのが2枚は入っているし日本だと1000円以上はしそう。味もとってもおいしかった。

ナイロビサファリクラブの室内

ナイロビサファリクラブのチーズバーガー 美味しい!

2013年11月 辻理恵子
このエリアへのツアーはこちら

アフリカカテゴリの最新記事