南アフリカでジョーズに出会う

南アフリカでジョーズに出会う

今回はうわさのシャークツアー(シャークケージダイビング)なるものに参加した。
ケープタウンから車で2時間半くらいかけ、シャークツアーのツアーハウスのあるKLEINBAAI へ
ツアーハウスにはたくさん人が集まってきていた。ここで簡単な朝食を取ることができる。
その後ボートで出発。2階デッキもあるしっかりしたボートだが、この日は定員ぎりぎりのお客さんがいたようでかなり混んでいた。このツアーはすごく酔いやすい、という前情報を聞いていたので、混んでいる船にいやな予感がした・・・。もちろん酔い止めは忘れずに飲んだ。(持っていなくてもツアーハウスでも用意してある)
サメの出るポイントまではけっこう近く、20分程度走るとボートのスピードが弱まり、スタッフの人たちが準備をし出し、ボートを停止させた。


スタッフの方の説明があり、サメを餌でおびきよせる。餌にはマグロなどが使われるようだ。
少し待っているとホオジロザメ(Great White Shark)が現れた。今まで見たことのあるサメとは違っていた。大きくてきれいだ。これぞ ザ・サメ といった感じ。(うまく写真でお伝えできずすみません)
餌に飛びついてくるので、ボートの上からもサメの大きな体と口を開けた迫力の姿を見ることができる。
ケージには1回に7人入ることができる。入りたい人から順番に入っていく。
水着の上からフード付のウェットスーツを着て、マリンブーツを履いて、マスク、ウェイトをつけて海に入る。今回わたしは水着の上にラッシュガードを着ていたが、かなり水は冷たかった。入った瞬間、耐えられないかも、と思った。
そして海は荒れていて、にごっている。波が大きいのでボートにとりつけられたケージもガッタンガッタン揺れてボートにぶつかる。スタッフの人たちがサメをおびき寄せ、近づいてくると、「レフト、ダウンダウン」といった感じで声がかかる。その声に従い、息を止めて潜り、左を見るとサメがやってくる、といった感じだ。かなり濁っていて、遠くから近づいてくるサメを見つけることはできない。気付いたときには目の前をサメがとおりすぎていく、ということになる。サメがどこにいるか分からないことも何回もあった。それなので、写真はこんな感じにしか撮れなかった・・・。
サメは何匹もいるようで、小ぶりのものから、ジョーズを思わせる大きいものまで。
大きいサメが暴れて、ケージにぶつかってきたときにはさすがに悲鳴が出てしまった。
そのときの人数によると思うのだが、今回は2回チャンスがあるということで、2回ケージに入れてもらった。でも2回目は寒さとついにやってきた気持ち悪さが勝ってしまった。
海から出たあとは寒くて震えが止まらなかった。このとき、けっこう大きなサメが近寄ってきていたのだが、見るのが精一杯で写真を撮る力がなかった。
このツアーはダイバーではなくても全く問題なく参加可能。少し息を止めて海に潜るだけ。口を大きく開けて近寄ってくる迫力のジョーズを目の前で見たかったら是非体験を。
2009年11月 加藤明子

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