4/16から4/23までの8日間、スリランカへ行ってきました。『アーユボーワン』シンハラ語でおはよう、こんにちは、こんばんは、など挨拶の意味で使われる言葉。スリランカの人々は目が会うとこの言葉で挨拶してくれる。私がスリランカで出会った人たちはほんとにあったかくていい人たちばっかり。美しいインド洋と緑豊かな自然に囲まれた環境がそうさせるのか、この国の人々は心豊かでちょっぴりシャイ。そしてスーパーマリオに似ている男性が多い。(ヒゲが)
今回は8日間で(趣のある最古の都市)アヌダラプーラ⇒(ワイルドな出で立ち・シギリヤロック!)シギリヤ⇒(味わい深い古都)キャンディ⇒(紅茶がおいしい)ヌワラエリヤ⇒(都会な装い)コロンボを周った。どの遺跡も素晴らしかったけれど、はやり一番印象的だったのはシギリヤロック。ジャングルの中にそびえ立つこの遺跡は遠くから見るとどこか幻想的で、近くで見ると迫力がスゴイ。急激な岩肌はワイルドで、そして中腹にある美女のフレスコ画の美しさには見とれてしまった。シギリヤの観光は日差しが強い中で細々とした階段をずっと登っていくので、なかなか体力がいる。でもここまできたら頂上まで是非登ってほしい。ライオンの入口からどんどん階段を登って行く。登りきった所が頂上。ここからの景色は絶景だった☆360度、見渡す限り緑豊かな森林と、遠くにダンブラの岩山、アヌダラプーラの遺跡群も見渡すことができる。
シギリヤロックから車で約15~20分ぐらい、ハバラナにあるホテル『カッサパライオンズロック』に2泊した。ハバラナはアヌダラプーラ、ポロンナルワ、キャンディと主な遺跡への拠点となる町で交通の便のよいロケーションにある。このカッサパライオンズロックは一部屋一部屋が独立したコテージタイプのお部屋。高い天井と空間にゆとりのある内装はとても心地良い。特にバスルームが広く、バスタブとそれとは別にシャワースペースが。何と言ってもホテルからシギリヤロックが見えるのが魅力的だ。 ロビーもレストランも壁がなく開放的な造り。自然に囲まれてのんびりとした時間が味わえるホテル。弊社のツアーではこのカッサパ・ライオンズ・ロックに3連泊するコースもあるので是非オススメしたい。
訪れた中でキャンディの町がすごく気に入った。古都キャンディはスリランカの古き良き伝統を感じることができ、仏歯寺をはじめ見どころがたくさんある。キャンディ湖の周辺を歩くだけでも町の雰囲気や景色が魅力的だ。キャンディ湖はどうやらデートスポットらしく、たくさんの若いカップルが和やかな時間を過ごしていた。キャンディと言えば何といってもペラヘラ祭りが有名だ。年に1度の大きなお祭りで、国内外から多くの人がこの町を訪れる。着飾ったゾウが市内を練り歩き、色々な音楽・舞踊など華麗な行事が行われる。私がキャンディを訪れた日は運よくも満月の日だった。スリランカの人々にとって満月の日は特別な日で、『ポヤ・デー』といいスリランカの祝日となる。ポヤデーは休みとなり、この日はアルコールを飲んだり売ったりしないそうだ。祝日ということもあり、この日訪れた仏歯寺は現地の家族連れでごった返していた。偶然にもポヤデーをキャンディを過ごせたことがすごく嬉しい。現地の習慣を肌で感じることができたから。また、キャンディに来たら是非キャンディアンダンスも見てほしい。その独特な衣装や男性の力強いダンス・それとは反対に女性のしなやかな動きが楽しめる民族舞踊、音楽も興味深い。ショーの最後の刺激的なファイヤーウォーキングも見物。この町は1泊ではなくじっくり滞在してみたいと思える町だ。ペラヘラ祭りに行ってみたい~!
スリランカでの食事はカレー!寝ても覚めてもカレー。しつこいけれどカレー。でも毎日食べていたけれど、不思議と飽きなかった。昨年、インドに行って以来インド料理にはまった私。インドカレーというよりも、私はあのモチモチとしたナンが大好物!スリランカのカレーはインドカレーとはまた違った味わいがあった。少し水っぽく、さっぱりとしている。飲み物は何と言っても紅茶。普段は完全にコーヒー派な私だが、スリランカにいる時は朝・昼・晩と食後には決まって紅茶を飲んだ。旅する時はその土地の文化や食に染まりたいのが私のモットー。やっぱり本場のオレンジペコーはおいしい。色も香りも良くて何杯でも飲んでしまう。そして意外だったのがスリランカのヨーグルトはおいしいということ。日本のヨーグルトとは違って、もっと濃厚でもっとクリーミィ。最初はガイドさんがおいしいから食べてみろというので食べてみたが。。。納得。それからというもの、毎食後デザートにはガイドさんと一緒にヨーグルトタイム。フルーツもどれも甘くて、特にマンゴーの味が忘れられない。スリランカのお土産は紅茶が王道だけど、宝石も人気が高いそうだ。スリランカは数多くの宝石が産出されることでも有名だ。せっかくなので見るだけ・・・と言いつつ、光モノを目の前にすると揺れてしまう女心。私にも手が出せるくらいの小さな小さなピンクサファイヤのネックレスをプレゼント For me。女性陣の皆さん、是非、自分へのご褒美にどうぞ。
ホームステイも体験した。最終日に、初日からずっと車を運転してくれていたドライバーさんの家にお世話になった。料理上手なお母さんと勉強熱心な長女、そしてやんちゃな長男の4人家族。小学生の息子さんにスリランカのおはじきと言われる『キャロン』というゲームを教えてもらった。大阪では家庭に1台たこ焼き器があるように、スリランカの家庭に1台はあるキャロンのセット。スリランカでは非常にポピュラーなゲームだそう。2人でキャーキャー言いながら楽しんだ。完敗だったけど。。。
自然に癒され、緑に励まされ、遺跡に感動し、アーユルヴェーダで心と体をリラックス。本当にゆったりとした時間を満喫することができた8日間だった。ガイドのプラバスさんは知識豊富で紳士的で人間的に素晴らしい人で、毎日色んな話をして本当に楽しかった。ドライバーさんは陽気で底抜けに明るい人。道中で珍しい鳥やトカゲ、植物を見つける度に車を止めて教えてくれた。感謝の気持ちでいっぱいだ。機会があれば皆さんも是非スリランカへ!!!
2008年4月 田中