エジプト- レッドシー
今回はダイビング目的でレッドシーへ!
エジプトははじめてなので他にも行きたい場所がたくさんあった。遺跡めぐりもしたかったし、砂漠にも行きたかった。でも日数は限られているので、今回はシャルムエルシェイクとカイロのみ。レッドシーに潜るダイバーが世界中から集まるシャルムエルシェイクへはカイロから国内線を使用すれば約1時間。カイロ発朝5時台の便だったので、飛行機の中から日の出を見ることができた。飛行機からの景色は赤茶の山々。朝日を浴びた岩山が燃えているように赤かった。赤い山々とシャルムエルシェイクに近づくにつれ見えてくる海に胸は高ぶる。
レッドシーでダイビング!
シャルムエルシェイクは2つのエリアに分れていて、生活している人たちの中心地であるシャルムエルシェイク(マーヤ・ベイの辺り)と、リゾートホテルが並ぶナアマ・ベイのエリアがある。ナアマ・ベイにはリゾートホテル、土産物屋、レストラン、ダイビングショップが並ぶ。きれいな街である。シャルムエルシェイクの港には驚いた。今から漁にでも出るかのような熱気。あふれるダイバーたちとクルーズ船の多さ。はぐれないようにするのに必死だった。
ダイビングボートはとても快適であった。ランチは弁当持ち込みではなく、船上にキッチンがあり、温かい料理が食べられる。トイレもあるし、2階デッキは太陽を浴びながら寝転べる。
ダイビングはというと。ダイバーは潜るためにウェイトをつけるのだが、レッドシーは他の海と比べ、塩分濃度が高いので、いつもよりも2キロ程度重くつけなければいけない。重い・・。
ダイビングボートからジャンプ。どきどきしながら潜行。真っ青だ!レッドシーの海は濃い青色。どこまでも青が広がっている。そしてレッドシーの象徴!ともいうべきキンギョハナダイに迎えられる。キンギョハナダイはその名の通り、赤っぽい魚である。(伊豆などでも見られるが、微妙に違うらしい)。透明度が良いので深度の感覚が鈍る。20メートル潜ってもまだまだ水面が見える。
ベストシーズンの夏からは少しずれてしまったので、大物には出会えなかったが、レッドシーにはそこにしかいない固有の魚が多くておもしろい。チョウチョウウオにも紅海固有種が多く、ゴールデンバタフライフィッシュは黄色(ゴールデン?)の体の中で目のまわりだけグレーでとてもかわいい。 レッドシーのダイビングポイントとして人気の高いラスモハメッドには最終日に行くことができた。700メートルまで落ちる地形や、流れの速いポイントということで、中・上級者向けのようだが、わたしが潜ったときは、流れは強くなかった。また、ラスモハメッドの中には沈船の積荷だった便器とバスタブが散乱しているポイントがある。わたしは残念ながら、そこには行くことができなかったが・・・。見たかった。ラスモハメットだけでなく、ティラン島近くのポイントもソフトコーラルがきれいで気に入った。
わたしは今回ひとりだったが、ダイバーにはいろいろな人がいる。水中ビデオに没頭するおじさん、母娘できているのんびりダイバー、おじいちゃん(たぶん奥さんはホテルでのんびりしている)、家族、カップルなどなど。今回会った人たちは比較的のんびりダイビングの人たちが多かった。日本人のように短期間で来ていないので、せかせかしていない。おじいちゃんダイバーは今日潜って、明日はのんびり寝る、次の日にまた潜る、と言っていた。4日間のダイビングはすぐに過ぎてしまった。まだまだいろいろな世界がエジプトの海の中に広がっているのだろう。
そして、エジプト遺跡めぐりの旅もいつかしてみたいと思う。
旅行期間:2005年11月7日~14日 加藤明子