世界遺産ビクトリア滝やチョベ国立公園で象の大群に出会う旅 南部アフリカ周遊4か国

世界遺産ビクトリア滝やチョベ国立公園で象の大群に出会う旅 南部アフリカ周遊4か国

南アフリカというと以前行われたサッカーのワールドカップを思い出してしまう。ぜひ見たかったのだが行く機会もなく、家でTV鑑賞のみであったが、ワールドカップでもなければ自分からは行かないだろう南部アフリカに行ってきた。結論から言うとワールドカップがなくても行くべき所だった。世界遺産や野生動物、大自然に感動する事が非常に多いみのある旅であった。


まずは成田から香港とヨハネスブルグを経由してビクトリアフォールズへ。片道25時間もかかるので正直な所しんどいが、地球の反対側までの行くのだから仕方がない。ビクトリアフォールズからは車で約2時間30分のワンゲ国立公園へ。今回の最初の目的はジンバブエ最大の国立公園であるワンゲ国立公園でのサファリだ。

オープンエアーだかお部屋の設備は非常に良い

泊まったアイボリーロッジは全9室のこじんまりとしたロッジで、各部屋から人口のウォータープール(水場)に集まってくる動物を観察できる。窓もなく超オープンエアーだか、朝には鳥のさえずりなどが聞こえ何となく気分が良い。

お部屋から24時間集まる動物を見ることができる。夜間のライトアップもあり。

部屋数も少ないせいか、オーナーも夕食に来て色々な話をした。とってもフレンドリーな感じでぜひ2泊位はしてみたい。ちなみにTVルームやWIFIも使えるとの事。大自然の中に来たならなるべく使いたくはないが、サッカー観戦などで盛り上がるらしい。
さて肝心のサファリだか、このワンゲ国立公園は車に乗って動物を探しまくるというよりは、ウォータープールに集まっている動物を見るサファリをするのが通常。乾季は国立公園内も水が少なくなりウォータープールに集まる動物も非常に多く、またブッシュも枯れている為動物を見つけやすいとの事だが、あいにく今回行った12月は雨期に入っており既に緑も青々し、水も豊富に国立公園にある為動物が非常に見つけにくかった。夕方と翌朝の2回頑張ったが、満足いくまでは見る事が出来なかった。ぜひ乾季の5月~10月に再び訪れてみたい。

夕方のサファリ。この雲からの大雨が5分後に直撃しサファリが中止に。

翌朝のサファリ。ヌーの群れ。やはり動物は少なめ。

ワンゲ国立公園で1泊した後はヴィクトリアフォールズへ戻り、世界遺産で世界3大滝にも入っているビクトリア滝観光へ。まずはザンビア側からの観光。

乾季明けで水の量が少なく、正直しょぼい。ちなみにガイドに聞いたら量の多い時は1面すべて滝になるとの事。やはりトップシーズンに来るのがおススメ。
翌日はジンバブエ側から観光


水の量は少ないとのことだが、迫力は十分味わえる。遊歩道はこの水の少ない時期でも滝壺に落ちた水が雨となって降り注ぐ。トップシーズンにはレインコートや雨具を持っていかないとかなりきつい。カメラも防滴されているのがよい。ちなみにザンビア側に入る際はイエローカードが必要。イエローカードをお持ちでない場合は、ザンビア側滝の量が少なければ行かないという選択肢もありかも知れない。ジンバブエ側だけでも十分に楽しめた。
またボツワナのチョベ国立公園も観光。チョベ国立公園ではボートと車の両サファリが楽しめる。チョベ国立公園は象の大群を見ることができ、今回もたくさんの象を見る事ができた。象の大群はさすがに大迫力!カバやワニも見ることができる。今回は1日ですべてサファリをしたが、チョベで1泊するコースもある。人気の肉食獣は夜行性で早朝のサファリの方が見ることのできる可能性が高い。行程に余裕があればチョベ1泊がおすすめ。


大自然や野生動物を満喫した後は南アフリカ ケープタウンへ。ワールドカップのイメージしかなかった私にとっては意外な驚きの連続だった。
まず町の治安から。南アフリカというとヨハネスブルグの治安の悪さが思い出されるが、ケープタウンはそこまで治安は悪くない。街中歩きも問題ない。ただしダウンタウンは17時位にオフィスが閉まると、各店も閉まりゴーストタウンのようになる。レストランなどはやっているが、人がいないという怖さがある。(実際に歩いたが店もやっていなく、人自体がほとんどいない為治安以前の問題のような気がする。)ウォーターフロントのお店はレストランも含め夜遅くまでやっているので、ショッピングやグルメはウォーターフロントがおススメ。

ケープタウンの街並み

ウォーターフロント

1泊した後、終日ケープ半島観光へ。ケープタウンはインド洋と大西洋の流れが混じり、独特の生態系があるとされ、色々な動植物や自然の景観を見る事が出来る。単純にショッピングやグルメだけではなく、ケープタウン単体でも十分楽しめる都市なのである。
ケープ半島の観光はまず定番の喜望峰。やはり何となく証拠写真を撮ってしまう。温度は高くないくせに日差しがやけに強い。サングラスや日焼け止めを持って行った方がベター。

アザラシのたくさんいる島やペンギンのいる海岸も観光。アザラシのたくさんいる・・・と書いたが、驚くほどたくさんいる。かわいい度合を少し超えてしまっており、何とも言えない感じ。ただ船に合わせて泳いだりするアザラシを見るとかわいく思えてしまう。

とにかくアザラシはたくさんいる

ペンギンの方は確かにたくさんいるが、まだ可愛らしい。あいにく強風の日で、強い風に耐えているペンギンはなかなかかわいかった。しかしなぜペンギンを見ると“ぺんぺん”と名前を付けたくなるのだろう?

アザラシに比べると段違いに可愛い

カーステンボッシュも非常に見応えがある。植物園だかかなりの数の植物があり、ケープ独特の種類もあるらしい。映画の撮影やのんびり昼寝をする人など、公園のように地元民は使っているらしい。

ケープ半島1日観光の次の日は、テーブルマウンテンの観光とワインランドへ。
今回の旅程内で一番いい天気に恵まれ、展望台から非常にいい景色を見ることができた。
風がいつも強く、天気が良くても見れない日があるとのことで、今回は運にも恵まれた。



午後はワインランドへ。最近日本のレストランでも見かけることのできる南アフリカ産ワインですが、産地では値段も非常に安くテイスティングも気軽に行うことができる。いくつものワイナリーがあり、買わなくてもテイスティングだけで何件もまわることができ、日本のように即売会的な雰囲気がなく面白い。その場でワインを買うことももちろんできるが、値段は非常に安い。ウォーターフロントでショッピングも良いが、フリータイムに困ったらこのワインランドが非常におすすめである。



期待していたほどサファリで動物が見れず、残念な気持ちもあるが滝や大自然、何よりケープタウンの面白さに感動した。動物サファリはケニアやクルーガーに譲るとして、動物も見たいけど自然なども楽しみたい!という方には南部アフリカ周遊は非常におススメです。
2012年12月 菅原

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