2010年 社員旅行in台湾☆前半組 ~台北・礁渓温泉・台南の巻~

2010年 社員旅行in台湾☆前半組 ~台北・礁渓温泉・台南の巻~


『今年の社員旅行は・・・台湾に決定しました。』
本当に?!
間違いじゃないよね?!
一昨年はイエメン、昨年は中国・貴州省など、辺境地が多い我社の社員旅行。
例年にないどよめきから今年の社員旅行は始まった。
2010年と2011年は「台日観光交流年」とされている。また、2010年11月~2011年4月までの約6ヶ月間、台北では「2010台北国際花卉博覧会(台北花博)」が開催されており、街のあちこちで大きなパビリオンや、たくさんの花や緑が見られる。そして、この社員旅行期間中である11月26日には、台湾を訪れた外国人旅客の年間累計数が台湾史上初の500万人を突破したという、実は今ホットな場所。




関西空港からキャセイパシフィック航空でたったの3時間。帰りはなんと2時間半!
双方の都心から近い、羽田~松山(台北)空港間の就航も始まり、さらに近い国となった台湾。
爆睡の予定が、夢も見ぬまに台北へと到着してしまった。
昨年の中国・貴州省での極寒体験もあり、今年は南国だ!と、ほっとしていた私たちを出迎えたのは、どんより曇り空とひんやりした空気だった・・。
初日の夕食は、東京組・大阪組の1年ぶりの再会を祝して台灣ビールで乾杯。しかし、1杯目を飲み終わらないうちに運ばれてきたのは、中華料理には付き物の紹興酒。お酒好きメンバーが多く集うテーブルからは早々に1瓶追加の声が・・そして台湾名物カラスミが登場。食べた事のないスタッフも多く、まずは恐る恐る一口。・・・おいしい!タラコに似た味で、塩味はやや強め。硬いけれどちょっとねっとりした食感で、お酒のあてや白米のお供にもってこい。そして、炒め物や揚げ物、おこわ、スープ、デザートなど続々と運ばれてくる料理の数々。お腹がはちきれんばかりに食べてしまったが、台湾へ行ったら是非一度はコース料理を頼んでみて、もういらない!と何度も言うくらいの料理を食べてみていただきたい。



台湾の夜と言えば夜市。夕食後、台北最大規模の士林夜市へ。


MRT劍潭駅を降りるとそこは夜市天国。西側には座って料理が食べられる美食街がある。ついさっきまで、もういらない!と言うまで食べたところなので、まずは北側に広がるファッションゾーンへ。よく観光地で見かける、その国を大々的にアピールする様な柄の服はほとんど見かけず、基本的には台湾の若者達が普段着を仕入れる場のようだ。人ごみの中を、あちこち冷やかしながら進んで行き、よく観光地で見かける様な「TAIWAN !!」と書かれたTシャツを仕入れてファッションゾーンを後にした。


夜になり、さらに冷え込んできた中、台湾に来たからには・・マンゴーかき氷を!!と、まだまだ苦しいお腹をかかえて美食ゾーンへ。寒さと満腹の苦しさを堪えながら、パーティーサイズのかき氷をなんとか食べきってホテルへと戻った。


翌日は台北市内の写真館に行き、メイクとドレスアップしてスタジオ撮影を体験。
「え?ここ?」と思う街角の平凡なビルへ入ると、そこにはチャイナドレスやウエディングドレス、コスプレの各種コスチュームまでずらりと並んでいる。


スタジオ内には10数種類の背景もあり、メイクさんや、あれこれ厳しくポーズを指導してくる本格的なカメラマンにより、ちょっとしたモデル気分が味わえる。


そして、女性気分を味わう男性スタッフ・・。男性でも、メイクにカツラにドレスにと、華麗に(?)女性へと変身させてもらえる。ただし、より完璧を目指されたい方は、朝きれいに髭を剃ってから写真館へ行かれる事をおすすめします。

昼食は台湾のベストハイライト・小籠包!!
日本でも有名な鼎泰豊(ティンタイフォン)・・ではなく、京鼎樓(チンティンロウ)へ。鼎泰豐で修行したシェフが独立したお店で、鼎泰豐との差別化を図るため、あっさり目の味でヘルシーな小籠包になっているそう。しかし、次から次へと運ばれてくるセイロの数々。シンプルな小籠包から、ウーロン茶味、蟹にエビにホウレン草に・・・もはやヘルシーの意味はないが、どれも肉汁たっぷりで本当においしい!!今回、結局この一回しか小籠包を食べることができなかったが、最後は残そうかな、、と思うほどお腹一杯食べられて、大満足だった。



台北から高速道路を利用し1時間弱、東北部に位置する温泉リゾートホテル・ホテルロイヤル礁渓温泉へ。

洋風の外観のエントランスをくぐると、着物姿の女将たちがお出迎え。琉球畳が敷き詰められた室内には、日本の温泉旅館などでよく見る様なテーブルと椅子のセット、お盆には急須と茶菓子、そして浴衣も用意されている。浴室も石造りの純和風風呂で、蛇口からは源泉が出る。「ここは日本ですよね?」と、断定的に聞きたくなってしまう。


窓の外には市街地の夜景が広がり、なんともロマンチック。屋外には大きなプールと、水着を着て入る温泉スパゾーンが広がる。中でも人気はドクターフィッシュ!あまりのくすぐったさにヒーヒー言いながらも、ツルツルの足になれた(様な気がする)。




外で楽しんだ後は、屋内の大浴場へ。こちらは裸で水着は不要。露天風呂やサウナもあり、冷える夜には至福の一時。台湾に来て、こんなに温泉を楽しめるとは思ってもいなかった。冬の台湾旅行には、是非温泉を1泊加えてみていただきたい。


翌日、映画「非情城市」の舞台であり、千と千尋の神隠しのモデルになったと噂される九份へ。
あいにくの雨のち曇り、のち土砂降り・・。九份は海を望む陸の中腹に位置しており、石段や坂道が多く、せまい通路の脇に所狭しに茶芸館やお土産物屋が並んでいる。


中でも人気の記念撮影スポット・豎崎路は、狭くて急な階段の両脇にレトロなお店が並び、赤い提灯が連なる。雨が、よりノスタルジックな雰囲気を漂わせてくれる。が、傘、傘、傘・・。狭い道のため、常に混み合っており、いい写真を撮るには根気が必要である。雨の日は、海が見える茶芸館でゆっくりするのがお勧めである。



台北に戻り、最高速度300km/hの台湾新幹線に乗ること1時間45分。車窓には、まるで多摩川や浜名湖の様な風景、車中ではパーサーさんが飲み物や軽食を売りに来て、まるで東海道新幹線に乗っている気分で台南へ到着した。


ようやくイメージしていた台湾らしい気候(より低めではあるが、、)になった。
台南料理のお袋の味として人気の、阿霞飯店にて海鮮料理の夕食。


店内には地元の家族連れのお客さんも多く、大繁盛。蟹やエビ、イカ、ドジョウまで登場し、またまたお腹がはちきれんばかりに食事をした後間もなく、南部の名物・流動夜市へ繰繰り出す。

曜日によって異なる場所へ移動して営業しており、私たちが訪れた土曜日は、最大規模の花園夜市が開催される。台北の夜市とは違い、全て露店型のため開放感があり、夜市にも南国らしさが出ている。とにかく驚いたのが、年に一度の花火大会に来たかの様な人ごみ。その9割以上が台湾人。地元の人がこれだけ集まるだけのことはあり、屋台の種類や数も台北よりも遥かに多く、台南では必見の場所!半分は食事ゾーン、あとの半分はファッション&ゲームゾーンになっていた。が、あまりの人の多さに、何を売っている屋台なのかも良く見えず、立ち止まることさえも許されない。お腹が全く空いていなかったこともあり、流れるプールに一周流されたようにして台南の夜市を後にした。



後半組に続く・・☆
2010年11月 前半組・副添乗員 冨樫

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