いや・・・ひと粒で何度もおいしい海外マラソンツアー<香港島トラムツアー編>

いや・・・ひと粒で何度もおいしい海外マラソンツアー<香港島トラムツアー編>


激闘の香港マラソンから一夜明け・・・やはり体のいたるところが痛い、だるい。しかし、走りきった達成感は何にもまして強かったのです。ツアーの中に組み込まれていたビュッフェ・スタイルの朝食で、炒飯、中華焼きそば、お粥、ゆで卵、ローストビーフ、ベーコンを気持ちよく、たらふくお腹いっぱいいただき、なおも水分を欲していた体に、マンゴー、パイナップル、ウォーターメロン、グレープフルーツの100%フレッシュジュースを順に注入したのでありました。
さて、気力、体力が充実したところで観光に出発です!今日は何をしようか!!



香港名物の高層アパートをバックに走るトラム
今日は日本へ帰国する日。ホテルを出発するまでの空き時間を利用して観光にでかけようということになりました。体をいたわる意味でホテル内で寛ぐのもよかったのですが、せっかくの海外旅行です。泊まったホテルが香港島にあったこともあり、トラムを使って観光することにしました。

左から二階建てトラム、二階建てバス、普通のバスが揃い踏み

高架ギリギリに走るトラム
トラムとは、簡単に言うと「二階建てちんちん電車」のことです。カオルーン(九龍半島)サイドには二階建てバスは走っていても二階建てちんちん電車は走っていません。だから、トラムは香港島名物の乗り物なのです。地下鉄やバスでは味わえない、その適当な古さはノスタルジックな気分を味わわせてくれ、下町を走るその風情は香港そのものです。

お店のすぐ横に見える線路
トラムの駅はメインの通りのいたるところにあります。ふらふら歩いていたらトラムの駅に自然に到着します。我々が目指した駅の周辺はトラムの線路のすぐ1m横にくだもの屋さんが店を出していたり、買い物客は狭い歩道は歩かず、線路があるにもかかわらず気にせず道路を歩いていました。トラムが来ても気にする様子もなく気配を感じてすっと道路の脇に移動。歩行者もトラムの運転手も慣れたものです。

人もお店もトラムもごちゃごちゃ

線路上を自転車で走る。きっと一番安全な場所なのでは!?
香港島を東西に走るトラムは1904年に開通以来、現在も香港島北部の主要地区を結ぶ重要な交通機関です。東から西までの全線を走っても(※途中で乗換えが必要)片道約80分なので「トラムぶらり旅」に最適です。その二階建て車両は、世界でも他に、イギリスのブラックプール市にしか残っていない観光資源としても非常に重要な存在です。

中心街ではいつも車内は混んでいる
現在の運賃は一律2香港ドル。一度乗ったら降りるまで有効です。車両後部の入り口から乗って、前から降りる時に運賃を支払います。運転席のすぐ横に、運賃箱がありオクトパスカードのリーダーも設置されていて先進のシステムも取り入れられているのです。
※オクトパスカード
香港のタクシーを除くほとんどの交通機関で利用できる共通プリペイドカード

運転席は前方右にある

とても急な階段!昇り降りは注意が必要です!!
今回は約1時間ちょっとの「香港島・トラムぶらり旅」でしたが、十分楽しむことができました。もしも、またチャンスがあれば来年も来たいと思います。
2010年2月 森

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