ボツワナサファリ三昧

ボツワナサファリ三昧

070122_1.jpg成田から香港、ヨハネスブルグを経由して、首都のハボロネに入りチャーター機を乗り継いでマウンから一路、オカバンゴ・デルタを目指す。眼下に美しい湿原が広がっていた。ここは、「カラハリの宝石」とも呼ばれている世界最大の豊かな内陸デルタを形成する地帯。そして、数多くの野生動物が生息するところとしても知られている。もうこの湿原を目にした時点で、自分の気持ちが高ぶっていくのが分かる。


070122_2.jpg出迎えを受けてゲームドライブをしながら、ロッジへ。デルタ一帯にはマウン市街を除いて約65のロッジやキャンプがあるそうだが、今回宿泊したのはマプラ・ロッジという所で、部屋数は少ないがとても雰囲気があるロッジ。一目で気に入った。テラス側は一面網戸張りになっていて始めは、オープンすぎる・・と心配したが慣れてしまえば何てことはない。蚊取り線香や虫よけスプレーも完備されているし、ベッドに蚊帳もついているし。もちろん、ここでは時計もテレビも電化製品の類はいっさいない。静寂に包まれて夜には、手が届きそうなほどの星空が広がり、朝は野生動物の鳴き声や鳥のさえずりで目を覚ます。お酒やコーヒーを片手に眺める夕日もまた格別だ。遠くでカバの鳴き声がこだましていた。
070122_3.jpgゲームドライブへは日差しの強い日中を避け、動物たちが動き回る早朝に四輪駆動車で出発。どんな野生動物が顔を出してくれるのかと期待でワクワク。走り出してから以外と早くチャンスはやって来た。象やキリン、シマウマ、クドゥ、ササビー、インパラ、バッファロー、チーターなどなど。中でもあまり見ることが出来ないと言われている、ワイルドドッグ(リカオン)に遭遇することができたのはラッキーだった。一日でかなりの種類の動物に出会えたと思う。ここが野生動物の宝庫と言われているのもうなずける。
070122_4.jpgゲームドライブ以外でも楽しめるものは他にもある。バードウォツチングやウォーキングサファリはもちろんだが、モコロという木をくりぬいて作った伝統的なカヌーは、アシの茂みをかき分けるように、湿地帯をゆらりゆらりと進んで行く。水面の照り返しで日差しはかなり強いが、ゆっくり滑るように進みながら、咲き誇っているウォーターリリーを眺めていると、なんとも心地よい気分に浸れる。それに普段はこのような乗り物に乗る機会はないので、とても面白かった。
070122_5.jpgゲームドライブでの鉄則は、声を出してはいけないこと。何と言っても相手は野生動物。人間の興奮した声には敏感だ。びっくりして離れて行ってしまうし、間近で見る事も叶わなくなってしまうだろう。でもそうは言っても声を出さないのも中々難しい。ついつい、思わず出てしまうのである。それと、ゴミを残してくるなんていうのはもってのほか。
野生動物の棲み家にこちらがおじゃまをしているのだから、その領域を汚してはいけないと思う。マナーを守ってこそ、サファリも楽しめるというものだろう。
オカバンゴの美しい景観を楽しむのなら、セスナで空から眺めるのも一考ではないだろうか?
070122_6.jpgボツワナでは欠かせないチョベ国立公園にも足を運んだ。ここの象の生息密度は世界一。うわさ通りあちらにもこちらにも群れがいる。簡単に象の大群に出会えた。アフリカン・フイッシュ・イーグルやペリカン、チョコボールのキャラクターのようなアフリカハゲコウ、ミナミジサイチョウなど、聞いたことのないような名前の鳥の種類も多い。他にミーア・キャツト、イボイノシシなどにも出会えた。「ビッグ5」に出会うチャンスも多い。
現に今回私は、ライオンやヒョウにも遭遇することが出来て、夢中でシャッターをきる始末。ライオンが水を飲んでいる姿がかわいくて「やっぱり猫だな」って思わずにはいられなかった。
ボートサファリでは、水浴びをする象の群れや、カバ、クロコダイルなど水辺に生息する
動物やエジプト・ガン、ダイサギなどの水鳥にも数多く出会えて、充分に満足出来る。
070122_7.jpg意外とクロコダイルの横顔が、アニメに出てきそうなギャングっぽい顔で、笑ってしまう。そして締めくくりはやはり、チョベ川で見る夕日。真っ赤な太陽が水平線に沈み、あたりをオレンジ色に染めていく。象の親子がシルエットになって浮かび上がっている様は、本当に感動もの。私にとって、未知の国だったボツワナ。そして本格的なサファリ体験も初めてだった。どうして野生動物を目の前にしてしまうと、こんなにも夢中になって写真をとってしまうのかと不思議だけど、緑豊かな大自然をおおいに満喫するにはもってこいだろう。そんな魅力あふれる国だった。のんびりと大自然を肌で感じ、都会の喧騒を忘れさせてくれるそんな至福のひとときを味わえること、請け合いだ。
2006年11月27日~12月5日   加藤 直美

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