タイビーチ -ホテル視察の旅-

タイビーチ -ホテル視察の旅-

今回の旅は厳しい日程でした。場所はタイのバンコク1泊とリゾートのホテル回りで毎日平均2・3リットルは汗をかいたのではないだろうか・・・・・そこで今回はホテル回りをして、まだあまり知られていない?ビーチの紹介とホテルの紹介をしたいと思います。が、その前に・・・・、私が日本を出発したのがタイの大イベント「ソンクラン(水掛祭り)」の日にちょうどバッチリとハマッたのである。バンコクの空港からホテルへ向かう途中で街中はバシャバシャ水が降ってくる。最初は車の中に居たので、まさか自分が「被害者?」になろうとは露とも思わずにいた。夕方、視察もかねてタイスキレストランに夕食をしに出かけた時に私も被害者に・・・・普通に道を歩いていても外国人・タイ人かまわずバケツから水が振ってくるではないか。水を被らないように避けながら歩いては見たもののやはり無理だった。何とかタイスキレストランへ着いたときにTシャツは濡れていたが現地の会社の人には「お祭りですから」となだめられ、食事を楽しみました。もちろん食事にはシンハビールと言うことでビールをたらふく飲み辛いタイ料理にはピッタリだったのは言うまでもないが、酔いも回り気分は上々で店を出ると時間も遅くなってきて水掛の雰囲気もヒートアップしていた。そんな光景を見ながら何件か飲み屋をはしごして時間は深夜12時、私の頭もクルクル回ってきていた時に夜食にラーメン屋に入った。店の外では祭りの勢いは最高潮!!私も何を血迷ったのか、店の店員さんにコップに入った水を店員さんに・・・・・・普通なら出入り禁止になるだろうが、そこから店に中で祭りが始まった。水なんて何でもよい、そこにあれば何だって空中に舞い人にかけまくった。他のお客さんにも被害が及んだが何を気にすることか!だって「お祭り」なんだから!!店のお祭りは30−40分は続いただろうか、私のTシャツ・ズボンは絞れるくらいビショビショになったのは言うまでもないが、これで終わっても面白くないのでTシャツを脱ぎ上半身裸でタクシーに乗り込み次の飲み屋へと移動。次の飲み屋でも変な日本人がズボンはびしょびしょ上半身裸で入店してきたもんだからあっという間にお祭り開始になった。ホテルに帰ったのは深夜3時ちょっと前だった。私は過去20カ国くらい旅をしたが、タイははじめて行く国だったので貴重な経験?をしたのではないかと思う。(現時会社のスタッフは初めてタイに来てここまでやる人はいなかったとの事・・・・)


翌日はバンコクからクラビと言うところに移動しました。クラビはプーケットやサムイに比べればまだまだマイナーなビーチリゾートだと思うが、今回はここを紹介するために行ったようなものである。前述の水を被った事は実はおまけなのです。今回紹介したいホテルは大型ホテルではなくデザイナーズホテルが大半なのだが「ザ・クリフ」・「トロピカルスパ&リゾート」とやや大型のホテルになるが「パビリオンクィーンズベイ」「タップケイビーチ」「ナカマンダ」「ラ・プラヤ」。これらのホテルに是非泊まってもらいたいと思ったのです。
「ザ・クリフ」
天蓋つきのダブルベッド  「ザ・クリフ」はメインビーチからは少し離れてはいるがこじんまりとしたセンスの良いホテルだった。 天蓋つきのダブルベッドで男1人にはかなり厳しいが、カップル・新婚さんにはもってこい。照明も間接的なので落ち着いた雰囲気でムードも良さそうです。 場所が繁華街から離れている分、静かで夜には虫の声を、朝にはセミの声を聞きながら部屋で朝食もすることができる。 静かに2人の時間を過ごしたい、でもビーチにも行きたい何ていう少し贅沢な人にはピッタリのホテル。 プールの水はオゾン殺菌がされていて間違えて飲んでしまっても問題がないとの事なのでお子様でも安心ですねー。 部屋数は30部屋弱しムードのある間接照明かないので人気が出たら大変です。今 のうちです!!

「トロピカルスパ&リゾート」トロピカルスパ&リゾート」の自然派スパ
クリフのすぐ近くにある「トロピカルスパ&リゾート」は名前のとおりスパが充実しています。
名前のスパが最初に来ていて後にリゾートがきているのは、リゾート(いわゆる宿泊施設)
が8部屋しかないので超プレミアなのかも?!
1部屋・1部屋それぞれコンセプトがあって、形も1部屋・1部屋違う造りになっているのにはびっくり。
スパは雄大な青空を見ながら自然の中で受ける形の自然派スパ(もちろんエアコンの付いている部屋もあるが)がお勧めかもしれません。
「パビリオンクィーンズベイ」「パビリオンクィーンズベイ」の洗礼されたスパ施設
対照的なのがやや大型のホテルになるが、「パビリオンクィーンズベイ」である。 このホテルは自然派と言うよりも完全に出来上がった最新かつ洗礼されたスパ施設がある。雰囲気はバリ島の高級スパのような感じでスパ施設の中はリラックスできる匂いがしていたのが印象的。このホテルの部屋自体も良く、バルコニーにはブランコがあってメルヘンチックな一面もブランコのあるバルコニーある。 日本料理のレストランもあるので小さなお子様からタイ料理はちょっとと言うご年配の方にも快適に過ごせるのでないかと思います。観光客の多いアオナンビーチと地元のタイ人が海水浴を楽しむノッパラッタラビーチ(クラビのお台場?!)のほぼ中央にホテルの場所があるのでどちらに入っても良いと思います。ノッパラッタラビーチには地元の人たちもたくさん入ってるシーフードレストランがあるので食事を楽しむのも良いかもしれませんがランチの時間に行くことをお勧めします。夜に行くとホテルまで帰る足が無くなる可能性あるので注意が必要ですね。
「ラ・プラヤ」
ホテル視察中にフラっと入った1件のホテルが「ラ・プラヤ」なのだが6月から本格的にオープンするホテルで部屋は広くインテリアはシンプルな中にも豪華な感じ。
部屋からプールに直接入れるデラックスプールアクセスルームもあり、たまたま急に入ったホテルが結構良かったので是非紹介したいと思いました。
「ラ・プラヤ」デラックスプール
「ナカマンダ」
アオナンビーチの他にタップケイビーチにもすばらしいホテルがあったのでご紹介します。タップケイビーチは良くいえば静かなビーチ悪く言えば辺鄙な場所にあるビーチと言える。買い物・食事はすべてホテルでじゃないとホテルを1歩出たらほとんど何もないという感じ・・・・1つは「ナカマンダ」部屋が独立型のホテルで40部屋くらいしかないが、そのうち90%近くがオーシャンビューと言う恵まれたホテル。スパ施設も「パビリオンクィーンズベイ」と「トロピカルスパ&リゾート」を足して2で割ったような感じで充実していた。プールサイドレストランには地べたに座って円卓を囲む感じの大きなテーブルがあって夜はキャンドルの灯りで波の音を聞きながら静かに食事を楽しむのも良いですね。「ナカマンダ」はシェラトンホテルを見た直後に視察に入ったホテルだったが規模が違うと言うだけで部屋・雰囲気は私の感じではシェラトンの上をいく印象があった。
「ナカマンダ」プールサイドレストラン
「タップケイ・クラビ」
2つ目は「タップケイ・クラビ」部屋の造りはアジアンチックでバスルームには敷石が敷かれていて、飛び石が3・4個あるなど日本のテイストも取り入れているような感じでお洒落度合いは今回紹介するホテルの中でも最上位!ホテル内には池から流れ落ちてくる人口の滝のようなものまであった。ホテル自体は魅力十分なホテルである!!ただ1つ難をいえばタップケイビーチの端のほうに位置しているようで場所が遠い・・・・(道の舗装も完全には終わってない始末で・・・・・)「タップケイ・クラビ」バスルーム
やはりビーチリゾートのホテル視察は体力的にかなりきついものだったがそんなきつい中にもひと時の安らぎ時間があった。それは色々なビーチで見る夕日と暑いタイでの仕事あがりのビールとタイ料理である!写真でどこまでこの素晴らしさは紹介できるか分からないが夕焼けの時間はいつもどこかのホテルかビーチで写真を撮りまくった。いくつか紹介できればと思うのだが、まぁ撮影者が私なのでどこまで上手く紹介できるかは疑問だが・・・・
ビールとタイ料理ビーチで見る夕日
ビーチリゾート・ピピ島
クラビでは15件のホテルの視察をし、次は映画「ザ・ビーチ」で有名になったピピ島のホテル視察である。
ピピ島はクラビから船で2時間離れた場所にあるのだが、たった2時間のうちに海の色はどんどん変化していき、こんなに海がきれいなところに来るのは6年前に行ったマレーシアのティオマン島以来であった。
ピピ島はホテルが素晴らしいと言うよりも海が素晴らしいとしか表現できない。
ピピ島は皆さんが想像する「ビーチリゾート」延々と続く白砂のビーチ・海の深さで変わる真っ青な海という表現にピッタリと当てはまる島なのです。
ホテルの紹介をしたいところだが、「是非ここ!!」というところがないので省略させていただくことにしたい。
延々と続く白砂のビーチまぁ強いて「何処のホテルが良い?」と聞かれれば「ホリデイイン」と答えるだろう。
ピピ島の船着場から離れているので海の綺麗さはピピ島の中では1番ではないかと思う。
ホテルの設備に関してもやはりここが1番良かったと思う。
もちろん船着場から離れていると言うことはピピの一番にぎやかな場所からは離れているのでそこに行くまでに船を使わないといけないという難点が付いて回ることは言うまでもないが・・・・・
ピピ島では9件のホテルの視察を慣行!2・3リットルは汗をかいただろうか・・・・・
プーケット
ピピ島の次はタイリゾートの超有名どころのプーケットの視察。
海の綺麗さはピピ島に比べればかなり落ちるが、その分お洒落なホテルやたくさんのお店やレストランでパトンエリアはすごい賑わいだった。
プーケットのお勧めホテルは4件。
「エヴァーソン・プーケット」・「ブラサリ」・「アヴァンティカ」・「バンタイ・ビーチ」である。
「エヴァーソン・プーケット」
ご存知の方もたくさんいらっしゃるでしょうが、プーケットを代表する高級リゾートホテルであるエヴァーソン・プーケット。
パトンビーチから30−40分離れた静かなラワイビーチに位置し、パトンビーチの騒々しさとはかけ離れている。
正面入り口には白土でできたトンネルからはさわやかな風が通り抜けて気持ちが良い、そのトンネルを抜けるとレセプションが池を挟んで2ヶ所?
これはチェックイン・チェックアウトは別々に行うために作られたそうであるが、贅沢な気分にさせる演出にも気が利いてる。
広大な敷地にはレストラン・フィットネスなどさまざまな施設が点在しているが、電気バスのような乗り物で移動する。
ホテルのコンセプトにもあるのだが、美しいプーケットの海や自然と共存する努力がお客様に対するサービスがにじみ出ているようだ。
素晴らしいホテルだった。
「エヴァーソン・プーケット」白土でできたトンネル


「ブラサリ」
「ブラサリ」
最近プーケットでも有名になってきたデザイナーズホテルをいくつか紹介したいと思う。まず、「ブラサリ」だが、パトンビーチにあり場所も申し分ない。ホテルの部屋は四六時中レモンのやさしい匂いがして癒される感じのホテルでデザインもお洒落かつ機能的。
「アヴァンティカ」
もうひとつは「アヴァンティカ」このホテルはパトンビーチにありながらもかなり静かなホテルだった。それでいてホテルの部屋からはパトンビーチが一望できすばらしいホテルである。
先ほど紹介した「ブラサリ」よりも高級ホテルになるのだが、それだけの実力は持っているホテルである。
天蓋つきのベッドに1段上がった出窓のところには少し大きめのテーブルが配置され、足元は掘りごたつ風になっている。
おもむろにテーブルの上に配置されているキャンドルに火を灯して部屋の照明を落とせば雰囲気は満点!!車の通りが無くなれば後はしみじみと聞こえるのは波の音だけ。
エヴァーソンほど有名なホテルではないが、それとはまた別の意味で高級リゾートを満喫できること間違いなし!!
「アヴァンティカ」照明を落とした雰囲気のある部屋

「バンタイビーチ」

最後に「バンタイビーチ」このホテルは217部屋もある大型のホテルではあるが、前述エヴァーソンとアヴァンティカを足して2で割ったようなホテルの印象を受けた。エヴァーソンほど大きくないがアヴァンティカほど小さくなくお洒落な部分はお洒落!正面入り口からレセプションまで続く長い廊下と4階までの吹き抜け天井には圧倒される。スタンダードクラスの部屋でも35平米と広めに作られていて、照明もgood!贅沢な気持ちにさせてくれること間違いなし!更に1ランク上のカテゴリーの部屋に泊まった場合は憧れのプールアクセスの部屋!!泊まる価値ありのお勧めホテルである。今回は本当に悪戯の少ない旅であったが、この紹介記事で誰かの「旅行に行きたい!」と思っている人のそんな気持ちを背中を押して上げられればと・・・・・・・
「バンタイビーチ」217部屋もある大型
山下 尚宏
2004年4月

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