子連れ女子旅❤️ ヨーロッパの秘境 モルドバ &ドラキュラに会いに!ルーマニア & ブルガリア バラ祭りに行ってきました。

子連れ女子旅❤️ ヨーロッパの秘境 モルドバ &ドラキュラに会いに!ルーマニア &  ブルガリア バラ祭りに行ってきました。

今回の旅先は東欧三ヶ国のルーマニア、ブルガリア、モルドバ。
ヨーロッパの中ではマイナーでどこか地味な感じがするこの三ヶ国。
ルーマニア、ブルガリアは、聞いたことあるけど何があるの?と思われる人が大半ではないだろうか。ましてやモルドバと聞いて、何人の人がどこにある国かわかるだろか…
ガイドブックにも3ページ分しか情報が載っていない未知の国 モルドバ。
未知なる国への旅って めっちゃワクワクするぅ!
もうすぐ4歳になるお調子者の娘と旅して感じた魅力をご紹介!

<モルドバ編>
【まず「モルドバ」って?】
モルドバは、ルーマニアとウクライナに挟まれた内陸国で、面積は九州よりやや小さいくらいの小さな国。かつては旧ソビエト連邦をなす国の1つだったが、1991年に独立しモルドバ民主共和国となった。

首都キシナウのメインストリート、シュテファン・チェル・マレ通りにはパリの凱旋門のミニチュア版とも言える、小さな凱旋門がある。 正式名称は、勝利の門。


かわいいイエロー色のナステレア大聖堂。

【その規模はギネス級‼︎ ミレシュティ・ミッチワイナリー】
このワイナリーは、世界最長のワインセラーを持っているワイナリーとしてギネスに登録されている。その長さはなんと200km!自家用車でのみの見学となるので現地旅行社に事前予約が必要だ。

地下100mに迷路のように張り巡らされたワインセラー。


ヴィンテージワインがずらりと並んでいる。


車を降りて、ワインの説明を聞く。


かなり年季の入ったヴィンテージワイン。

3000年の歴史をもつモルドバ ワイン。
ここ数年で、急速に注目を集めるようになったワインの1つに、モルドバワインがある。
モルドバのワイン造りは、今から4000年~5000年前の紀元前30世紀頃、各家庭で始まったといわれており、その歴史は長きに渡る。ヨーロッパ各国の王室御用達であったというほど、クオリティは高い。


ワインセラー見学の後はレストランにてワインテイスティング。 

赤ワインと白ワインをお土産に購入。2本で20ユーロ。激安ぅーーー!

おすすめのワイナリー クリコバワイナリー
クリコバワイナリーのワインセラーは、モルドバでミレシュティ・ミッチに次ぐ第二位の長さ。その長さは120km。ワイナリーツアーに力をいれているので個人でも簡単にツアーに参加することができる。このワイナリーには世界のセレブたちのプライベートなコレクションを見ることができておもしろい。ワイナリーの地下通路は一年中一定の気温に保たれていてかなり寒い。ウィンドブレーカーなど羽織るものを持っていこう。

バスで周れる。


ワイン飲みすぎ注意!


ワインの詰まった樽がずらりと並ぶ。


世界のセレブたちがテイスティングする豪華な応接室。

【丘の上に立つ オルヘイウ ヴェッキ洞窟教会】

モルドバの首都のキシナウ郊外のオルヘイヴェッキという田舎町にある、洞窟式に造られた修道院。修道院が現役で使われていた頃には、実際にこの中で生活をしていた人もいたそう。
とっても小さな入り口を通って階段を下ると神秘的な雰囲気が漂う礼拝所が現れる。


断崖絶壁に建てられた大きな十字架。

その十字架の周りを1周すると願いが叶うと言われているそう・・でもかなり危険!!

【自称独立国家!!沿ドニエストル共和国 ティラスポリ】
ティラスポリは、モルドバ共和国の東部に位置する都市。もともとこの地域に住んでいたロシア系の人々が、旧ソ連崩壊後のモルドバ独立に反発したことで、1990年に沿ドニエステル共和国として実質上の独立をした。独自の国旗を掲げ、独自通貨を発行し、入国の際にはパスポートチェックも行われる。機密国家!?だとされているらしい・・


戦車と教会・・


ザ・ロシアな建物とレーニン像。

【活気あふれる青空市場】

青空市場はかなり大きなマーケットなので、半日周っても飽きないほど見どころ満載。その土地ならではの食べ物や雑貨、生活用品など、人々の生活を垣間見ることができて楽しい市場だ。土産物はここで買うのがおすすめ。市場は毎日でているそう。


旧ソ連下を思わせるソビエト軍の帽子。


マトリョーシカもあった。


青空アンティークショップ。旧ソ連時代の物や、周辺のヨーロッパから仕入れた商品が並ぶ。ヨーロッパ最貧国といわれるモルドバだけあり、かなり安い。

今回はキシニョフに2泊したが、日本人団体客はもちろん、今や世界中で見かける中国人観光客もいなかった。観光客が多い華やかな場所もいいが、きれいな教会や豊かな自然を静かに堪能できる素朴な国モルドバ。純粋にその国の良さに触れられる貴重な国だった。
また、人々は明るく、皆どこへ行っても暖かく迎えてくれた。


美人のお姉さんと♡子供にも優しい国。

<ルーマニア編>
【ドラキュラの街 シギショアラ歴史地区】

ブカレストから車で約4時間。シギショアラ歴史地区は中世の城塞都市の雰囲気をよく残している美しい街並みと、ドラキュラ伝説に彩られた街として有名。

アイルランドの作家ブラム・ストーカーの小説「吸血鬼ドラキュラ」のモデルとなったのは、現在のルーマニアの首都ブカレストを治めていたワラキア公国の領主ヴラド3世だ。彼は1431年にシギショアラで生まれた。
ヴラド3世は、抵抗する貴族や攻めてきたオスマン・トルコ兵などを生きたまま串刺しにして見せしめとした。あまりにも残虐だったため、串刺しにしたあとにその血を飲んでいるという噂がたち、これがドラキュラ伝説の元になった。

カラフルに塗られた家が並ぶ歴史地区は、インスタ映えスポット満載♪
夜は街中がライトアップされているので、旧市街から徒歩圏内のホテルに宿泊するのがおススメ。


細かな動きのからくり時計を持つ時計塔。時計塔の頂上からはシギショアラの街を一望できる。


至聖三者大聖堂

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現在はレストランとなっているドラキュラのモデルとして有名なヴラド3世の生家。今でもドラキュラに会えるらしいが、プリンセスには会いたいけど、ドラキュラには会いたくないと娘に言われ断念。


ドラキュラグッズが街中で売られている。


街中にある屋根付きの木造階段を登りきると教会がある。その名も「山上教会」。

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教会できれいな花嫁さんに会えて感激♪


教会はデートにもうってつけの場所♡

【その名もドラキュラ城こと本名ブラン城】

@0574「吸血鬼ドラキュラ」に登場する城のモデルとなったとされるブラン城。「世界の名城25」にも選ばれた独特の雰囲気を持った美しい城だ。


ブラン城の構造は入り組んでおり、まるで迷路のよう。


ヴラド3世


城内には執務室や地下牢・拷問道具までもが展示されている。


ブラン城の1~3階を繋ぐ秘密の通路。1930年代に入るまで発見されなかったそう。


美しい調度品

【 「バルカンの小パリ」と称された美しい街 ブカレスト】
20世紀初頭には「バルカンの小パリ」と称され美しい街並みを誇っていたブカレスト。第2次世界大戦ではナチス・ドイツを中心とする枢軸国側につき、独ソ戦に参戦した。反攻に転じたソビエト連邦軍がルーマニア国境に迫ると、ルーマニアは寝返ったもののソ連軍の占領下に置かれ、戦後に王政は崩壊し、ルーマニア共産党による一党独裁国家であるルーマニア社会主義共和国が成立した。1960年代から続いたチャウシェスク独裁政権時代に、美しい街は無機質な町並みへと作り替えられてしまった。1989年に起きたルーマニア革命を経て、現在は変化の真っただ中だ。独裁政権時の跡を残しながら発展する街ブカレストは魅力あふれた街だった。


チャウシェスク大統領の宮殿・国民の館。大統領の命を受け約1500億円の資金が投じられたこの宮殿は部屋数3107を誇り、床面積33万㎡はアメリカ国防総省「ペンタゴン」に次ぐ大きさだ。


スタブロポレオス教会。 1,724年に建てられたルーマニア独特のブルンコヴェアヌスタイル(ルーマニアとビザンツの混合)の教会で、ブカレストで最も古い教会のひとつ。


教会内部は壁面全体にイコンが描かれている。


美しい中庭も見逃せない。


パリを思わせる おしゃれなパサージュ


映えスポット♪


新旧合体??

<ブルガリア編>
【ブルガリア正教の総本山「リラ修道院」】

ソフィア郊外のリラ山脈の山麓にあるリラ修道院は、ブルガリアで最も有名なブルガリア正教会の修道院。オスマン帝国支配下でもその威厳により守れてきた。まさしくブルガリア人の聖地である。写真では何度か見たことがあったが、正直 山の中にあるとは予想外であった。リラ修道院のあるリラ国立公園では、トレッキングやハイキングのコースが整備されており、特に7つの湖を訪れる2~3時間程度のハイキングではブルガリアの美しい自然を堪能できるとのこと。時間があったらリラに宿泊して周辺を観光するのがおすすめだ。
敷地内の「歴史ミュージアム」にある緻密な彫り物が施された「ラファエルの十字架」は必見だ。完成に12年も費やした修道士は完成後、失明してしまったそうだ。まさに命がけで作り上げた十字架。あいにく写真撮影不可のため、是非現地に行ってご覧いただきたい。


聖母誕生教会のアーチ型の回廊には、キリストや聖母マリア、聖書の物語を描いた色彩豊かなフレスコ画で埋め尽くされている。


かつては300以上あった宿坊。現在も一部はホテルとなっており、宿泊ができる。

【街中がピンクに染まる バラの谷 カザンラクのバラ祭り】

ブルガリアの名産品はヨーグルトだけではない。バラの産地としても有名なのだ。精油となる工業用のバラの中でも最高峰といわれるのがダマスクローズというとっても小さなバラ。ブルガリア産のダマスクローズはもっとも香りが良いといわれており、高級ブランドの香水に使われるなど世界中のバラの商品に使われている。バラの谷で生産されるものは特に香りがよく「バラの女王」と称されている。ダマスクローズは5月下旬から6月上旬にかけて花を咲かせ、一年のうちたった20日程度しか咲かない。


ダマスクローズ

毎年、5月中旬から6月初旬まで行われるバラ祭り。6月最初の週末に行われるメインイベントが「バラ摘みの儀式」と、その年に高校を卒業する女子高生の中から選ばれるバラの女王のパレードだ。今回はそのメインイベントに合わせて旅行日程を決めた。近年中国人の団体観光客が増えている関係で、「バラ摘みの儀式」は事前にチケットを購入しないと参加できないので注意が必要だ。バラ畑で民族衣装に着替えた人々が花かごを手に持ちながらバラを摘んでいく。観光客もそのバラ摘みに参加することができる。残念ながら私たちは今回「バラ摘みの儀式」には参加できなかった・・。1年前からチケットは手配しないと難しいらしい。
カザンラクの街の中心で行われるパレードは運良く座席を確保することができた。パレードに関しては、立ち見でよければチケットは不要だ。ただ、2時間から3時間ほどのパレードをずっと立ってみているのは辛いので、チケットを購入するのをおすすめする。


バラの女王の登場からパレードはスタートする。


冬の伝統的なお祭り「ワケリ」


民族衣装を着てバラの花びらを撒く女の子たち

パレードは各村々に伝わる伝統衣装を着た人々や、地元の個性豊かなグループの行進が続いた。


パレードに参加!?女の子がバラの花びらをくれました♡バラ祭りでもらったバラの花びらは、日本に帰ってもかぐわしい香りを漂わせている。

最初は地味なイメージがあった3か国だったが、旅を終えた今はどの国もまだまだ見たりないと思うほど、たくさん行きたい場所がある国だった。メージャーなヨーロッパはちょっと苦手・・という方!モルドバ、ルーマニア、ブルガリおすすめです!!

今回もお天気に恵まれ無事に旅を終えることができた。2日目あたりから急に「ママ」ではなく「お母さん」と言い始めた娘。毎回旅行に行くたびにいろんな成長を見せてくれる娘だが、今回の成長はうれしいけど、ちょっぴりさみしい母なのでした。


お気に入りのポーズできめてみる。

スタッフおすすめ
*モルドバ★★★★ 未知なる国モルドバ。実際に旅してその魅力を味わってほしい。
*シギショアラ歴史地区★★★★ ドラキュラに会いに行ってほしい。
*リラ修道院 ★★★★★ まさに神が住む聖地!

2019年6月 崎

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