私と娘は晴れ女です。今までの旅行で雲ひとつない晴天という日は珍しくありませんでした。そんな晴れ女の私たちですが、今回は雨雲と一緒に旅をすることになりました。
雨での子連れ旅行・・はたして旅はどうなったのでしょうか
旅の幕開けはフライトキャンセル&ロストバゲージ
連日のニュースで史上最大の台風が近づいていると言われている中、果たして出発できるのだろかと不安を抱えつつ、24時間前にオンラインチェックインを済ませました。出発当日の朝、まだ台風は関西にいる模様で東京は晴天。しかし携帯のメールに航空会社から欠航の連絡が入りました。パリからの飛行機が羽田へ飛んできていないとのこと。夜発が翌朝に振り替えとなりました。オンラインチェックインをしていたので、家を出る前に早々と欠航の連絡がもらえたのでこれは良かっです。子連れで空港まで行って、また家に戻るのはかなり大変なので。
当初はパリ乗り継ぎでエディンバラに入る予定でしたが、パリ→エディンバラが混みあっており、羽田→パリ→アムステルダム→エディンバラという行程になってしまいました。さらに羽田出発が30分遅れ、パリでの乗り継ぎ時間はなんと30分しかありませんでした。
パリ到着後、空港スタッフに私たちは今からこの乗継便に乗れるのか確認したところ、とりあえず走ってゲートに行ってくれといわれました。手荷物検査を受け、パスポートコントロールを通って娘を抱っこしながら猛ダッシュ。ギリギリで乗ることができたのですが、このフライトも30分遅延。アムステルダムでも猛ダッシュで乗り継ぎ、やっとエディンバラに到着。
あのぎりぎりの乗り継ぎを2回もしていたので、荷物が無事に届くかものすごく不安でしたが、案の定ロストバゲージ。スーツケースは出てきましたが、ベビーカーは出てきません・・・。航空会社のバゲージカウンターへ行ってロストバゲージ申請。ホテルに届けてもらうようお願いし、とりあえずホテルに向かいました。翌朝オンラインで確認すると、まだアムステルダムにあると表示されていました。明日にはホテルを移動しないといけないので、今日中に届かなければロンドンまでベビーカーがないことになります。航空会社へ電話をして必ず今日中に届けてほしいと伝え観光に出かけました。夕方ホテルに戻り、ベルデスクでベビーカーが届いているか確認しましたが、まだ届いていません。ベルデスクのスタッフに事情を説明し、オンラインで確認してもらいましたが移動中になっていてどこにあるかわからないとのこと。今日の最終便の22時エディンバラ着のフライトで到着したとしても、ホテルに届くのは早くても明日の朝になり、朝出発の私たちと入れ違いになる可能性があります。翌朝、朝食を取るためレストランへむかう途中の私たちへ、ベルデスクのスタッフが昨日夜遅くに届いたと伝えてくれました。今回スーツケースは運よくロストバゲージしなかったので良かったですが、子連れ旅行にはロストバゲージ対策は必ず必要だと痛感しました。
当初の予定ではエディンバラに朝到着する予定でしたが、遅延のため夜着となってしまいましたが、幸いなことに余裕を持ったスケジュールにしていたので、旅程に大きな影響はでませんでした。ベビーカーも無事受け取り、いよいよ本格的に旅はスタートです。
★★スケジュール★★
スコットランド エディンバラ2泊
イングランド 湖水地方(グラスミア)1泊
湖水地方(チェスター)1泊
コッツウォルズ地方 2泊
ロンドン1泊
エディンバラから湖水地方、コッツウォルズへ途中立ち寄りながらロンドンまで日本語ドライバーの専用車で回りました。
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1日のフリータイムしかありませんでしたが、エディンバラは徒歩ですべて観光しました。
エディンバラ城もホリルードハウス宮殿も日本語イヤホンガイドがあるので、自分たちでも簡単に回れました。
真っ青な空とエディンバラ城
スコットランドの伝統衣装を着てバッグパイプを演奏するおじさん
スコットランドといえばタータンチェックが有名です。最近日本でもよく見かけるLOCHCARRON(ロキャロン)も日本にはない色柄がたくさんありました。
前日の晴天とはうって変わって、2日目の朝は曇り模様。ドライバーさん曰くもしかしたら湖水地方は雨かもと言われ、その日のスケジュールを移動しながら再構築することにしました。専用車だとスケジュールの調整もきくので助かります。
マーマレードが美味しいダルメイン
エディンバラから湖水地方のダルメインへまず行きました。
12代に渡ってダルメインに暮らす貴族の一族(ヘーゼル家)が住むお屋敷に行きました。お屋敷内は現在もヘーゼル家の方々が暮らしているのですが、前もって予約をしておけば、屋敷内の1部を見せてもらうことができます。私たちは急遽立ち寄ったのですが、快く見せてもらいました。12世紀のノルマン王朝時代に建てられたとても古い部分から、16世紀、17世紀に作られた部分まで、時代によって増改築された変遷が見られます。王宮とは違って、実際に貴族の方が暮らしている家なので、子供部屋のおもちゃや子供服、女中部屋の生活道具などが残されており、リアルな人々の暮らしが垣間見ることができとても面白かったです。残念ながら屋敷の中は撮影禁止なのですが、娘が階段下にあるミセスマウスのお家を一生懸命覗く姿がかわいいと言っていただき、こっそり撮影のOKをもらいました。
ミセスマウスの家を覗き見中。
ダルメイン家は世界一になったマーマレードでも有名です。マーマレードショップが併設されていて購入もできます。
ヘーゼル家当主と私たち
ビクトリアス・ポターが暮らした家 ニア・ソーリー村のヒルトップ
ピーターラビットの絵本の舞台 ニア・ソーリー村のあちこちには、ポターが描いた挿絵の数々の風景がそのままの形で今も残っています。
ビクトリアポターが暮らした家にあるピーターの家に夢中
ビクトリアス・ポターの世界
ボスネスの町にあるピーターラビットのアトラクション ビクトリアス・ポターの世界
では、絵本の舞台や物語を紹介しています。日本語にも対応しています。室内なので雨でも問題なしです。子供は大喜びの場所です。
ボウネスの町の中心地にあるPorto Restaurantはリーズナブルにイギリス料理が楽しめます。
湖水地方ではカシミア製品が安く買えるとガイドさんに教えてもらいました。ボウネスのビクトリアス・ポターの世界近くのお店は品質が良くリーズナブルな商品がありおすすめです。
街並みがめちゃくちゃ可愛いチェスター
湖水地方で街歩きを楽しむのであればチェスターがおすすめです。
城壁に囲まれた街チェスターは、美しい木組みの建物が並んでいます。
チェスター大聖堂。私たちが行ったときは、ちょうど子供たちが歌う讃美歌のコンサートを無料で行っていました。
チェスター大聖堂
2泊ともあいにくの雨だった湖水地方。晴れていれば、船に乗ったりハイキングが楽しいだろうなと思う景色がきれいなところでした。
次はコッツォルズへ向かいます。
ガイドブックに載っていない コッツォルズの秘密の村
スノースヒルは標高700Mの丘の上にある小さな村です。大通りからいくつもの細い入り組んだ道の果てにあります。手つかずの古い家並みが残っており、美しい風景を目にすることができます。
村にある小さな教会
ハリー・ポッターのロケ地 レイコック
グワーツ魔法学校の廊下のシーン(レイコック寺院)
魔法使いになりきる
「ハリー・ポッターと秘密の部屋」の鏡のシーン(レイコック寺院)
コッツウォルズ地方のアンティークタウン
コッツウォルズ地方でアンティークショップ巡りをするのであればストウ・オン・ザ・ウォルドが有名ですが、現在はテッドベリーのほうが商品の数も種類もあるそうです。
イギリスのアンティークショップは、様々なオーナーが出店した商品を一つのお店で売る形式になっています。
テッドベリーにあるアンティークモール TOP BANANA
ストラウド郊外にあるガレージがアンティークモールになったTHE MALT HOUSE COLLECTIVE
マナーハウスでアフタヌーンティー
イギリスといえばアフタヌーンティーは外せません。サンドイッチやケーキなどかなりのボリュームがあるので、ランチと兼ねていくのがおすすめです。
シャンパン付きもあります
ワットリーマナーでのアフタヌーンティー
ワットリーマナーのイングリッシュガーデン
色んなポーズで写真を撮るのが楽しいブロードウェイ・タワー
ブロードウェイ・タワーと私たち (遠ぉくに娘もちゃんと写っています)
手は前じゃないよ・・
雨が降る度に、ガイドさんとスケジュールを相談してスケジュールを組んでいくことができたので、あいにくの天気でしたがとても満足のいく旅にすることができました。また20年ぶりのイギリスは食事が美味しくなっていて驚きでした。今度はゆっくりロンドンも見たいなと思いました。
とってもお世話になったガイドの鳴海さん。ありがとうございます♪
【スタッフおすすめ】
○湖水地方 ★★★
子供が喜ぶピーターラビットの世界が楽しい。
○コッツォルズ地方 ★★★★★
専用車でガイドブックに載らない秘密の村めぐりが楽しい。