小さい頃 夜も明るい国があるとテレビか何かで知り、幼心にみんなどうやって眠るんだろう…暗くならないのに眠くなるのかなと思っていた。夜も明るい国とは白夜のことだ。
白夜とは真夜中になっても太陽が沈まない現象のことを言う。
てっきり白夜とは夏の7、8月頃かと思っていたら、夏至前の5、6月の2か月の間だけらしい。
そんな白夜真っただ中のサンクトペテルブルク、バルト3国、ヘルシンキに今回行ってきました。
サンクトペテルブルク初日の観光は、日本語ガイドさんと専用車で郊外のエカテリーナ宮殿、ペテルゴフに行きました。
ブルーが可愛いらしいエカテリーナ宮殿
大広間の「玉座の間」で王子様とお姫様を発見!半年前のニュージーランド旅行ではジブリにはまっていた娘でしたが、いまはアナ雪にはまっているので、目の前にプリンセスが現れて大興奮!
王子様とお姫様と記念撮影(有料です)
どうしても二人で撮りたいと言い張り、内緒でお姫様がサービスで写真を撮ってくれました♪
ペテルゴフ宮殿は100以上の噴水があります。
ピョートル大帝像のブーツにコインが入れば願いが叶うとガイドさんに聞いて、チャレンジ!なんと見事コインを入れることができました!何をお願いしたかは秘密です❤
サンクトペテルブルク2日目の観光は日本語ガイドさんと市内観光です。
血の上の救世主教会
血の上の救世主教会の前で、またもや王子様とお姫様を発見!
「ハイチーズするぅぅ」とおねだりされて、王子様とお姫様と記念撮影(有料です)
憧れのエルミタージュ
学生の時に絵画を勉強したので、エルミタージュ美術館はずっと行きたかった憧れの場所でした。エルミタージュ美術館はかなり広くて、ものすごく混雑しているので、事前の予約は必須です!是非日本語ガイドさんも一緒に予約しましょう。私たちは当初4時間の予定でしたが、フライト時間の変更で3時間程しか見られませんでした。それでも日本語ガイドさんのお陰で、主要な作品を見ることができました。3時間あっても、ものすごーぉく駆け足になりましたが・・
ベビーカーもOKだったので抱っこなしで見られたのも子連れ旅行には助かりました。
ちなみにエカテリーナ宮殿はベビーカーの持ち込み不可でした。
レオナルド・ダ・ビンチの『リッタの聖母子』,
ラファエロの回廊
エルミタージュ美術館はフランスのルーブル美術館の何倍もの作品数があります。ガイドさんと回った後も自分で見て回れるので、1日かけてゆっくり見ていただくのがおすすめです。
飛行機でサンクトペテルブルクからお次の国エストニアのタリンへやってきました。
旧市街はすべて徒歩で観光できます。
街中にたくさんの露店が出ていました。
スイカの帽子が一番お気に入り♪
娘は毎朝「今日はどこに行くの?」と聞いてきます。すでに2回もプリンセスに会えたので
「今日はプリンセスに会えるかな?」という質問が今回の旅行では加わりました。
なんとタリンの街中を歩いていたら・・路地でプリンセスを発見!
憧れのプリンセスにあえてうれしいけど、恥ずかしくてもじもじしちゃう姿を見てにんまりしてしまいました(笑)
タリンからリガへ車で移動する途中に、海沿いの町 パルヌに立ち寄りました。
タリンからは車で2時間です。パルヌはエストニア屈指のリゾート地です。
まだシーズンではなかったので、誰もいないビーチ
小さなメイン通りですがレストランや、お土産物屋が並んでいます。
パルヌのメイン通りから少し路地に入ったところにアンティークショップを見つけました。
バルト3国は旧ロシア時代のアンティークが安く手に入ります。
パリなどの西ヨーロッパや日本に比べて格安です!アンティーク好きな方には穴場の国です。
ロシア製のカメラ、鍵をゲットしました♪
アンティークのペンダントトップ 2つで20ユーロくらい
タリン、リガ、ヴィリニュスの旧市街にもいくつかのアンティークショップがありました。
ほとんどのお店は、日曜日はお休みなのでご注意ください。
今回ローマ法王ヨハネ・パウロ2世も祈りを捧げにきたという、奇跡が起こった場所へ2か所行きました。
① 十字架の丘
シャウレイの郊外にひっそりと建つ十字架の丘。おびただしい数の十字架が立つリトアニア最大の巡礼地です。十字架の丘の起源は17〜18世紀。当時ロシア帝国の支配下に入っていたリトアニア人が、独立するために起こした蜂起の犠牲者を祀るために遺族が十字架を立てたのが始まりとされています。この十字架の丘の規模が一気に増える原因となったのが1990年まで続いたソ連による統治です。ソ連体制による全体主義への抵抗を非暴力的に示すために、人々は十字架の丘へ十字架を立てるということを続けました。
ソ連によってブルドーザーで4度十字架の丘は破壊されましたが、何度も丘はよみがえり続け「奇跡の丘」とされています。現在では10万以上の十字架とその他宗教に関係する供え物で埋め尽くされ、その数はまだ増え続けています。
なんとなく暗いイメージのあった十字架の丘ですが、真っ青な空とお花畑の中にたたずむ丘は、人々の祈りが作り出した聖地ならではのパワーが感じられる明るい場所でした。
駐車場ではお土産物店も出ていて、十字架を購入できます。
丘に十字架を置いてお祈りしてきました
② 「夜明けの門」の礼拝堂
夜明けの門は、リトアニアの世界遺産ヴィリニュス旧市街にある城門です。17世紀には、外敵から街を守り、旅人を守護するためカルメン会の修道士が城門の上に礼拝堂を建立しました。礼拝堂には、奇跡を起こすとされた聖母マリアのイコンがあります。ここでお祈りをすると病気が治るそうです。現在も一心に祈りをささげる信者が絶えません。
聖母マリアのイコン(中は写真撮影不可です)
ヴィリニュスは街中いたるところに天使がいるので、「天使の街」と呼ばれています。
私の天使はお昼寝中
たくさんの教会に行き、神様にご挨拶してきました。
夜20時を過ぎても明るいので、子供たちが公園で遊んでいました。地元の子供たちと一緒に娘もたっぷり1時間遊びました。
今回はフィンランド航空を利用したので、帰りにヘルシンキに1泊しました。
おまけのヘルシンキでしたが、さすが北欧デザインの宝庫!おしゃれなお店がたくさんありました。
日本では未販売の柄もあります。マリメッコはやっぱり外せません
フィンランドはセカンドハンドと呼ばれる中古品好きな国です。フィンランドの人たちは物を大切に使うので、状態の良い昔のお宝にたくさん出会うことができます。
今注目のヘルシンキのカッリオ地区に宝探しに行ってきました♪
かつては労働者階級の人々が生活していたカッリオ地区。現在ここに移り住んだ若手アーティストたちにより個性的なショップが集まる注目エリアになりました。
おすすめのショップをいくつかご紹介したいと思います。
「Mekko Mania」ヴィンテージのマリメッコの古着などが手に入ります
「HOOCHIE MAMA JANE」1920~80年代のクオリティの高い古着に出会えます
かわいいアクセサリー♥
看板もおしゃれ
今回の旅を終えて娘は19か国を旅しました。毎回いろんな成長を見せてくれるのでとても楽しいです。今回も本物のプリンセスに会えて、少し女子力があがったかもしれません♪
この旅で覚えたプリンセスポーズ
スタッフおススメ
*シャウレイ十字架の丘★★★★
天気が良ければ、周辺も散歩するのがおススメ。素敵な景色に出会えます。
*エルミタージュ美術館★★★★
世界最高峰の美術館。日本語ガイドさんと周るとより楽しめます。
*タリン、リガ、ヴィリニュスの旧市街★★★
旧市街はどの街も徒歩で観光できます。旧市街のホテルに泊まるのがおススメです。
・シュロスホテル タリン
・ルレ&シャトー スティクリアイホテルアンドアパートヴィリニュス
・ドームホテル&スパ ルレシャトー
(2018年7月 崎 由香里)